張本氏の暴言処理でサンデーモーニング、番組は残っても中身は死に体

最終更新日 2021年8月15日

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まず「死に体」とはレームダックつまり「役に立たない」という意味です。

事件の時間軸


●2021/8/8放送 サンデーモーニングで

東京五輪女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈(日体大)を扱い「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」と張本氏が発言

●8/10 日本ボクシング連盟はTBSに抗議文を送付

同連盟が公表した抗議文は「遺憾の意」を示し、「ボクシングが単純な、暴力的な殴り合いではないこと。技術を駆使した競技であることをご理解いただき、また女性だからそんな競技に取り組むべきではないという、多様性を否定するような番組内でのご発言」と指摘。訂正を求めた。

●8/12 連盟はTBSからの謝罪文を受け取る

謝罪文は「サンデーモーニング」の制作プロデューサー名で、「張本氏の発言は、入江聖奈選手が金メダルを獲得したことについて、日本中が沸き立つ快挙であり、この目覚ましい成果に対し『あっぱれ』との賛辞を贈り、称賛することが本意でした」などとした。

続けて「しかしながら、張本氏の発言の中には、ご指摘のように『女性及びボクシング競技を蔑視した』と受け取られかねない部分があり、これについては本来であれば番組内で対応すべきでした。当番組として、不快に思われたボクシング関係者や視聴者の皆さまに誠に申し訳なく存じます」と謝罪した。

張本氏のコメントも添えられており「私は元々ボクシングが大好きで、白井義男さんやファイティング原田さんが世界チャンピオンになった時に、飛び上がって喜びました。今回、入江選手が金メダルを取った時も、飛び上がって喜んでいました。今回の私の発言は言葉が足りませんでした。入江選手の快挙を称えると共に、自分も金メダルを取れるのではと思って、ボクシングをやる女性が増えてほしいということを本当は言いたかったのです。言葉足らずで反省しています」としている。

●2021/8/15放送 サンデーモーニングで

スポーツコーナの前に関口が「番組からお詫びをしなければなりません。唐橋さんよろしく」と唐橋ユミアナウンサーに振った。

 

唐橋アナ「先週のスポーツコーナーで張本勲さんのコメントの中で女性及び、ボクシング競技を蔑視したと受け取られかねない部分があり、日本ボクシング連盟より抗議文が寄せられました。不快に思われた関係者のみなさま、そして視聴者のみなさま大変、申し訳ございませんでした」と謝罪。

関口氏「私も会話の途中でも間違いを正せば良かったかということを反省をさせられました」

張本氏「今回は言い方を間違えて反省しています。以後気を付けます」と謝罪

関口は「よろしくお願いします」と応じた。

私見

感想:本人がいるなら、本人が「ボクシング関係者のみなさん、すみませんでした」と謝罪するだけで終わる話。反省という言葉で濁しているのが不可解。張本氏は謝罪できない人と判断。

疑問:そもそも番組関係者が唐橋さんに謝罪コメントを読ませるのが間違い。森元首相の女性蔑視と同様に、「自分たちの嫌なことは女性にさせる」という姿勢が垣間見え、不快。番組には大勢の人間が関わっているはずで、張本氏に謝罪させることができなかったとしても、それならば関口氏が謝罪コメントを読めば済む話で、「女性蔑視、軽視」という視点でいえば個人的には森元首相より悪質。

そのうえで

同番組はゴウマンな態度が以前から散見され、また今回の番組スタッフや関係者のこういった態度を見て、

「番組としては続いているが、中身はレームダックだな」と思いました。

追加記事

2021/8/15 中日スポーツ・張本勲さん発言、女性キャスター主導での謝罪手法に疑問「再発防止にはつながりえないもの」とリモート出演の安田菜津紀さん

https://www.chunichi.co.jp/amp/article/311707



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投稿日 2021年8月15日
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