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ゲスト
興梠一郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 神田外語大学教授
高見澤学(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 日中経済協会理事
呉軍華(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 日本総研上席理事
抜粋
在中国の日本企業について
興梠氏「中国にある日本企業が困っていることをいえば、定期的に複数の局(日本の財務省などの組織)が査察にくるだけでなく『複数の局が複数の違反を言う』。また税務局が来たら『過去30年前までさかのぼって問われる』、要するに各局がお金を無心しているのでしょう」
日本の経団連が訪中したが何立峰副首相が対応したこと
高見澤氏「中国はトップダウンの国なのでなるべく上の方が良いと思っていたので、習近平氏か李強首相をオーダーしたのですが。何立峰氏が経済通だから、と聞いています。」
興梠氏「これはもう、直前の日米会談における対中発言に対し不快感を持ったから、副首相だっただけだと思います。経済通だから、というわけではないと私は思います。」
日本の男児が刺殺した事件について
高見澤氏「我々はなぜそうなったのかを知りたかったのですが。ただ、『早々に』中国が対応してくれたとは思う」
興梠氏「もうCase Closeだと思いますよ。極刑が出たのですから、その話は終わったことになるでしょう。ですから、動機を知りたいと思ってももう無理だと思います」
中国における法律の解釈
呉氏「法律というのは(民主主義の)我々が考える『国民や企業を守るための法律』という解釈と、『法律で国民を統治する』という解釈が中国にはあります。ですから、男児の事件について『中国の法律で粛々と対応した』と言ったのは『統治』という意味だと思います」
中国経済のソ連化
呉氏「そもそも中国の共産党を作ったのはソ連です。それから脱ソ連化が進んできていました、たとえばWTO加盟が大きかった。しかし、ここにきて再ソ連化していると思います。
もともと共産党の考えでいけば、個人の利益は存在せず公共の利益、というものでした。国内では共産主義を維持しつつ、対外的にはとくに経済の面では海外の資本主義に合わせるようにするためWTOに加盟した結果、一部の優秀な企業や個人の利益がだんだんと増えてきました。それでは共産党の考えとは異なる、ということで彼らの利益を公用化しようとしたわけです。
つまり個人の利益は公共の利益、そこには個人の利益は存在しない、という共産主義に戻ろうとしているわけです。」
興梠氏「中国は直接、政治家に言うと国家間問題になりやすいから、政治家に影響力のある人と接触します。たとえばイーロンマスク氏と会ったじゃないですか?そうなるとマスク氏のお母さんが中国で儲かるとかね。とにかく、中国は政治家ではなく周囲の人間と接触しようとすることが多い。」
トランプ(楽天市場で探す ・ amazonで探す)氏が対中で提示した「核兵器の安全保障とは」
呉氏「結局、それは核軍縮の話なんですが、それを言い出したのはプーチン(楽天市場で探す ・ amazonで探す)大統領なのですよ」
反町氏「トランプ氏が中国に対し新しい経済協議を提示していますが、中身がボーイング機を500機中国が買う、という話らしいのですが、これって技術供与は含まれませんよね」
呉氏「含まれていません」
反「となると、新しいと名前は書いてあるものの、単なる中国政府のトランプ氏へのリップサービスですよね」
提言:トランプ時代の日中経済
高見沢氏「バランス。日本にとって米中は大事なので」
呉氏「戦略的思考」
興梠氏「地政学リスク。(経団連の訪中の結果を見て)政治と経済が一緒になってしまった」
高見沢氏「今回の訪中で政治的な発言を一言二言われましたが、われわれは経済は経済の話として対応したい。政治とは切り離して」
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暴走か?計算ずくか? 対ウ「取り立て」真意 トランプ破壊後の世界
ゲスト
ジョセフ・クラフト(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 東京国際大学副学長
神保謙(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 慶應義塾大学総合政策学部教授
鶴岡路人(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 慶應義塾大学総合政策学部准教授
抜粋
アメリカが提案したウクライナの鉱物資源について
クラフト氏「私がその取引を読んだ限りでは、の話ですが、ウクライナの鉱物資源から得られた利益は一旦基金に入れて、そこからまた採掘に使い、その集まった基金から得られた利益を折半、アメリカとウクライナ両国に分配される、という内容だったので、これならゼレンスキー大統領が合意できる内容だと判断しました。ですからトランプが言っているような、ウクライナが不利な内容ではないと思う」
鶴岡氏「結局、トランプ大統領(楽天市場で探す ・ amazonで探す)がウクライナからお金を取り戻せた、と言えれば良いだけの話なんです。当初は高い額を提示しながら、おそらく常識的な額に落ち着くでしょう。そもそも、採掘が難しい部分が多い、もし容易ならとっくに採掘していたはずですし、大半の採掘場所はロシアが占領している地域にある。仮に停戦できたとしても採掘がすぐに始まる、とは思えない」
クラフト氏「トランプにとっては、停戦さえしてくれれば良い。あくまでも中間選挙のため。だからウクライナをディスろうが、ロシアをディスろうが、欧州をディスろうがどうでも良い。アメリカの内政のために停戦をして欲しい、ただそれだけです」
鶴岡氏「東部のロシアが占領している地域の採掘が一番問題で、もしアメリカが採掘権を得てしまうと、ロシアの領土と間接的に認めてしまうことになってしまう。さらにその採掘に中国が関与してくる可能性だってある。一番、採掘技術があるのは中国で、その次はアメリカという技術レベルです。といってもウクライナの採掘は難しい可能性が高い」
「さらにロシアに経済制裁をかけていたのに、ここにきてアメリカが率先して経済制裁を緩和できるのか?という話もある」
イーロンマスク氏の人員削減
クラフト氏「アメリカ国内では真っ二つ。ただ珍しくシリコンバレーが肯定的でした。ただ、閣内で不協和音が出ています。国防省や教育省を勝手にいじられている、とそれぞれの長官から不満が出ている。
ただtwitter社で8割削減し、当初は不満が出たものの、最初の時価総額に戻っていますし、増収増益しています。でも、民間でできたからといってアメリカ政府内でできるのか?という話」
神保氏「実は日米地位協定に関する講演会を開こうとしていたのですが、数日前に協賛していたアメリカのエネルギー庁からメールがきて『予算を執行できなくなった』という返事が来たので、私は出ていただこうと思っていた鶴岡先生を含め多くの方にお詫びのメールを書いていたところです。まさにイーロンマスク氏の歳出改革の影響を実際に私も受けましたし、インパクトが大きいと思います」
クラフト氏「トランプはイーロンマスク氏とスージーワイルズ氏に対しては我慢していると思います。つまりマスク氏を敵に回したくないのです。もし敵に回したら中間選挙で、対抗馬を出してくる可能性があるからです。先日、孫さんがAI(楽天市場で探す ・ amazonで探す)のStargateと提携をしたでしょ?マスク氏はStargateに対し批判的なツィートしていたので、トランプ氏は孫さんとの席では沈黙していたはずです」
鶴岡氏「トランプ氏は交渉を中間選挙のために急いでいます。ですが、交渉は急いだほうが負けです。ただ、トランプ氏の任期4年が済んでもアメリカは内向きの政策だと思います」
提言:トランプ政権を独走させないために
クラフト氏「Trump Reality、まさに正論vs現実論」
神保氏「戦略的自律」
鶴岡氏「米国の利益」