BSフジ プライムニュース・12/9,11,12放送分

最終更新日 2024年12月12日

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12/9

鈴置×真田が読み解く 韓国 “内乱騒ぎ” 真相 崩壊する日米韓の連携

ゲスト

鈴置高史(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元日本経済新聞編集委員


真田幸光(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 嘉悦大学副学長 愛知淑徳大学教授

 

抜粋

弾劾が否決されたことで

鈴置氏「与党は弾劾投票に参加しなかったことで、野党は与党議員の105人の写真をホームページに掲載し、与党は議員の写真を一斉に伏せた」

反町氏「それはどういうことですか?まさか?議員らがテロに遭わないように?」

鈴「与党としては遭わないように。野党としてはテロに遭う議員が出るという流れになって選挙に突入したい」

 

真田氏「最近、朝鮮労働党の動きがおかしいなあ、と思っていた。その一方で、北の工作員が30年近く韓国に潜伏しているので、今この時期をチャンスとして動き出すのではないかと」

 

戒厳令を出したのは?そして、今の大統領の心境は?

鈴置氏「結局、軍自身が韓国軍の地位の保全を狙ったのと、大統領は奥さんを守りたかったのではないかと。失敗したことで、大統領としてはまず『野党に政権を絶対に渡したくない。渡してしまうと好き勝手に政治をされてしまう』から。そして『自分が弾劾されて牢屋に入れられること』、この2つだけは避けたかった」

 

共に民主党など野党6党の「イ大統領弾劾訴追案」に含まれる部分として

「北朝鮮と中国 ロシアを敵視し日本中心の奇怪な外交政策を主張し日本に傾倒した人物を政府の要職に任命した」

「親日的政策が戦争の危機を引き起こした」

 

鈴置氏「韓国の左翼(野党)は反米(親中)。ただそれを露骨に言うと米軍基地の問題が再燃するので、身代わりに日本を叩いている。」

反町氏「アメリカを叩けないから日本を叩くのはおかしくないですか?」

鈴「そういうものです」

真田氏「基本、そうです。それに野党は北朝鮮との融和への流れになると思う。もし与党が巻き返そうとするなら、弾劾を二回も出すと海外は『韓国は不安定な国と思われてしまう』といったり『このまま韓国は中国、ロシア寄りになって良いのですか?』と韓国国民に訴えようとする可能性はある」

鈴「左翼は基本中国、ロシアが好きなんです。で、今日、シリアが崩壊したでしょ?これを知った北朝鮮は動揺していると思う。なぜならシリアの後ろ盾をしていたのはロシアなのに、それが崩壊してしまったと。(北朝鮮は)自分たちは大丈夫か?と思っているのでは?」

「保守は国民に対し、アメリカと離れて北朝鮮に寄っていくのですか?と問うと思う」

 

反町氏「日本ではまさか奥さんのために戒厳令を出したと、誰も思っていませんよ」

鈴置氏「それは日本の話でしょ?韓国ではこの戒厳令は奥さんのために出した、と言っていますよ。日本のメディアではあまり言われてこなかったが、韓国メディアの一部では『奥さんが問題だ』と当初から言われていた。それが暴発しただけ。だって、ユンさんが50過ぎて結婚した女性ですよ?土下座して結婚したと言われていますよ」

反「(韓国の)一部でしょ?」

鈴「いえいえ」

 

韓国市場および株価は?

真田氏「正直、韓国の市場は小さいんです。ですから、戒厳令を出されてしまうと売買ができなくなるわけですから、今回の件で韓国はカントリーリスクがある国と市場に思われたでしょうし、そうなると、危うくなるとすぐに資金を引き揚げようという動きになると思います」

 

鈴置氏「韓国の一部メディアはウルトラC並みの記事を出していた。アメリカは1・6で議会へ民衆が突入し軍隊が止めようとしたが、韓国は民衆が軍を止めた、それだけ韓国人はスゴイと。もし日本で戒厳令が出たとしても、日本人は誰も止めようとはしないだろう(だから韓国人は日本人より上だと)」

反町氏「でも日本では戒厳令は出ませんよね?」

鈴「そう。出ないことをわかっていてその記事を書いたと思うし、かつてに日本は指揮権を発動したが、凝りてその1度だけになったはず」

 

真田氏「韓国の人たちはアイデンティティが強く、とにかく日本より上と思っている人が多い。だから今回の戒厳令をとても恥だと思っている人も多い」

 

提言:今後の韓国で最も注目すべきこと

真田氏「大衆迎合」

鈴置氏「崩壊」

鈴「韓国語を勉強し始めた37年前、韓国は貧しい国でした。でも、良い方向に進むと思った。でも、民主主義が崩壊している。それは先ほどから言っているように『(韓国は政権が変わるたびに左になったり右になったりして政策が変わる、つまり)法治国家ではないから』」

 

12/11

選挙とSNSの是非論 偽・誤情報の規制とは 公職選挙法の抜け穴は

ゲスト

河野太郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 自民党選挙対策委員長代理 前デジタル相

越田謙治郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 兵庫県川西市長(リモート出演)

 

川上和久(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 麗澤大学教授

三浦博史(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 選挙プランナー アスク株式会社代表取締役社長

 

場所

三浦氏「動画の拡散は選挙運動ですが、その動画で収益を得ていたら買収になる。そこがあいまい」

川上氏「若い世代が自分達の意見を誇示できるという意味では良いが」

河野氏「まずネットの情報は自分の意見に近い情報だけが上がってくる、エコーチェンバーというのがあって、それにより自分の意見が世の中と一致だと思ってしまっている人が実に多い。そういうことがあるんですよ、と教えると『そうなんですか?』と知らない人が実に多い」「海外からの誤情報、偽情報がもうすでに日本国内にはびこっていると思われる。その原因はSNSは情報の発信元を探りにくいからです。また、現状の選挙期間中に誤情報か偽情報なのかの審議をする時間が無く、市長選だったら1週間で終わってしまうくらい時間が無い」

越田市長「稲村候補を応援していたのですが、例えば稲村候補は外国人参政権を認めているとか、兵庫県庁の建て替え工事に1000憶円を使おうとしているとか、いずれも稲村候補が発信したものではないのに、あたかも稲村候補が発信したような誤情報、偽情報が拡散されてしまった」

反町氏「その誤情報の拡散を食い止めることはできなかったのですか?」

越「まずその書かれた情報が意図的に書いた情報なのか、勘違いで書いた情報なのかを見分けることができなかったし、選挙期間中に裁判を起こしても結果は選挙後ですので」

反「川西市長選はいつ?懸念事項は?」

越「2年後です。本来、選挙は市内なのにSNSだと全国、世界から選挙運動されてしまう。県外に対しては制限をかけるべき」

 

川上氏「来年の参院選までには規制をつくるべきと思う」

三浦氏「さきほどの市長選の話のように、県外からyoutuberができて動画を撮るだけならまだしも、それで収益を上げると買収ですし、日本の公選法では落選運動に関する規制はありません。そこが問題です」

 

三浦氏「過去の都知事選で、舛添候補に関わる虚偽のブログを書いていた人がいたので刑事告訴したら2日で認められたので、その人はブログを閉鎖したので誤情報も収束しました。ただ知事選という長い選挙期間だったからできたわけで、町長選などでは無理でしょう、現行法では」

 

川上氏「過去に草津で町長に性的暴行をされたという騒動があり、結果、それは虚偽でしたが、そのことで草津が全世界から注目され、そんな事実はないということを証明することになり、草津の評判が著しく低下した。誤情報というのはそういうことが生じる可能性がある」

 

河野氏「僕が防災担当だったとき、熊本地震が起きたときに動物園からライオンが逃げたというフェイクニュースを流した人がいて、これは悪質ということで最終的に逮捕できました。政府としては災害時のフェイクニュースはどんなに時間がかかっても逮捕するという姿勢を示し続けるしかないと思っている」

 

提言:日本社会とSNS、理想のカタチ

越田氏「寛容と節度」

河野氏「リテラシー教育」

三浦氏「SNSはメディアの1つ。」

川上氏「多様性を統合する制度構築を。フィルターやエコーチェンバーは社会の分断を産む恐れがあります」

 

12/12

アサド政権崩壊の波紋 トランプ停戦計画行方 小泉×黒井×クラフト

ゲスト

小泉悠(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 東京大学先端科学技術研究センター准教授

黒井文太郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 軍事ジャーナリスト

ジョセフ・クラフト 東京国際大学副学長

 

抜粋

小泉氏「シリアにおけるロシア軍は単に空軍なんです」「(ウクライナがシリアの反政府勢力にドローンを数百機供与したという話題に対し)ウクラインは自分たちだけでドローンを9千機製造していますので数百機供与したとしても、それほど支障が出る話ではないし、供与することでシリア内に駐留するロシア軍がドローンで疲弊するのなら、供与することに意味があると考えても不思議ではない」

 

小泉氏「ロシアが中東、北アフリカにおけるロシアのプレゼンス(存在感)を示し続けたいのならシリアにあるロシア軍基地を残しておきたいと思う。なぜなら、ワグネル兵を数千人規模で派遣するとなると、その規模の基地が必要だからで、数十人くらいの兵士なら基地がなくても管理できるでしょうが、数千人を維持管理するとなると基地は必要」

 

クラフト氏「トランプ(楽天市場で探すamazonで探す)氏が繰り返し発言しているのは『アフガニスタンの二の舞だけは起こしたくない』と何回も言っているらしいです。つまり、アメリカが撤退したことでアフガンが混乱した、その状態を招いたのはバイデン政権である。それと同じようなことをシリアではしたくない、それは強く思っているようです。ただ、だからといってシリアに強く関与したい、というわけではなさそうで、おそらくですが、トランプ氏はバイデン政権がこのシリアに対しどういった行動を起こすのかを注視し情報が集まったところで、トランプ氏周辺にいるブレーンの意見を聞いたうえでの政策を出すと思われますが、今のトランプ氏にとってシリアはほぼ白紙、つまりあまり知らないし関わりたくない、と思います」

 

小泉氏「北朝鮮ってコピーがうまくてロシアが供与した弾と同じものを独自に開発したり、Mig29でもコピーしていて、とくに弾をやみくもにロシアが北朝鮮に供与や生産委託したくないと思います。でもしぶってしまうと、弾が入ってこないとロシアは考えているでしょう」

 

Q.なぜロシアはシリアを支援していたのか?

A.小泉氏「支援し始めた当時は、ロシアにとってのウクライナなど友好国で政変が起きて友好国を失い始めた時期で、当時はシリアを支援することでアメリカのジャマになると考えていた時期だったから、です。」

 

提言:2025年の世界を見るポイント

黒井氏「トランプとネタニアフ。NATOは足を引っ張られ、この二人は世界に影響を与えると思う」

クラフト氏「金」

小泉氏「戦後。シリアの戦後を話し合いましたが、その一方でウクライナの戦後になるのかどうか?」



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投稿日 2024年12月9日
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