BSフジ プライムニュース・1/7,8,9放送分

最終更新日 2025年1月10日

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政局&選挙 2025を展望 維新&国民てんびん策 石破政権の弱点と武器

ゲスト

田﨑史郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 政治ジャーナリスト


三浦博史(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 選挙プランナー

中北浩爾(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 中央大学教授

 

抜粋

企業団体献金について

中北氏「野党は企業団体献金が悪で、個人献金は善だ、といって国って、世界を見渡してもそんなに無いですよ。たしかにアメリカは個人献金ですが、パックして献金している。何が言いたいのかといえば、悪だ、善だと言っている根拠を示さないまま野党が言っていること自体が問題で、それを押し通すことが民主主義に陰りが出る」

 

三浦氏「私は少数派かもしれませんが、企業団体献金を禁止している国は世界にないと思う。企業献金をするのはだいたいオーナー企業ですよ。つまり、企業といっても人格があるようなもので、献金をすることで政治に参加できるわけで、それを禁止するというのは企業が政治に参加してはいけない、と言っているようなものです」

 

田崎氏「野党は企業団体献金があると、政治が企業の意思によってねじ曲げられると言っていますが、ある自動車系企業が自民党に5千万円の企業団体献金をしている、その一方で国民民主党のある議員に対し、個人で1億円の個人献金をしています。これってどうなんでしょうか?という話です(1億円の個人献金をしている人が有利になるように政治がねじ曲げられませんか?)つまり、企業献金が悪で、個人献金が善という話にはならないでしょう。」

 

共産党は1本化するのかどうか?

三浦氏「文春砲を出せば文春は部数を伸ばすわけでしょ?裏金問題を暴いた赤旗は伸ばしたか?となると、逆に共産党は議席を減らしたわけでしょ?共産党の皆さんは頭の良い方が多いので、今後、(選挙における候補者調整などについて)どういった戦略を立てるのか、ぜひメディアには取材をして頂いて、野党にお詳しい中北さんに分析して頂きたい」

 

東京都議会自民党の不祥事について

田崎氏「東京地検は安倍派の問題において3000万円で区切ったわけですよ(3000万円を立件するかどうかのラインにした)。一方、都議会は全体で3000万円で、議員1人にすると100~200万円なんです。これを東京地検が立件するとは思わないので、それほど問題になるとは思えないんです」

 

提言:今年の与野党の攻防でここに注目

中北氏「野党まとまれるか?」

三浦氏「生活実感あるメッセージの有無」

田崎氏「参院選後、連立拡大?」

 

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櫻井よしこ&杉山晋輔 2025日本外交の試練は 石破×トランプ&中韓

ゲスト

櫻井よしこ(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 国家基本問題研究所理事長

杉山晋輔(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元駐米大使

 

抜粋

欧州各国がトランプ(楽天市場で探すamazonで探す)対策として当時の安倍外交を学んでいる?

杉山氏「同席した立場でいえば、トランプ氏は数字があいまい。本当は千億ドルなのに680億ドルで勘違いしてそのまま。私は役人ですからあいまいな数字がひんぱんに出てくると落ち着かないので『そこは違います』と言いたかった。時間が空いた時に安倍総理(楽天市場で探すamazonで探す)に言うと『(数字が違うのは)わかっている』と言われ、その後、軽いディナーになり、トランプ氏はアルコールを飲まれないのでダイエットコーク、安倍さんはワインを少量飲まれて、安倍総理は『By the Way、さっきの数字だが違うんだが』というと一瞬トランプ氏は怒った表情になるものの『Somthig Big』と言って笑いをとる。つまりそれは『儲かっているのは日本ではないか』という意味で、それから安倍さんは『日本の企業が米に工場を作ったものの働いているのはほとんどがアメリカ人じゃないか』と、(日本が儲かっているように見えるが)アメリカ人の雇用をたくさんしているじゃないか(単に日本だけが儲かっている話ではないだろ)と説明をされた。で、実際、欧州各国の外交関係者が『なぜ、日本の外交官だけがトランプ政権の人間と容易に接触できるのか?我々は接触できる機会がとても少ない』とうらやましがっていたのは事実です」

 

櫻井氏「これは交渉の後日談として有名な話ですが、『安倍総理、トランプ大統領(楽天市場で探すamazonで探す)両首脳、茂木大臣とライトハイザー通商代表らの会談の場』で、トランプ氏が茂木大臣の発言に激怒して会議の場から出て行った。トランプ氏の関係者が『60分以内にその議論の内容を修正しないといけない。出て行った彼を納得させるなら60分以内だ』と言われたそうで、安倍総理がなだめたらしいのですが、つまり茂木さんとトランプ氏の相性は悪く、茂木さんに似ている石破さんもおそらくトランプ氏との相性は良くないでしょう。そういう意味で、安倍総理がいかにトランプ氏の懐に入るための努力をされていたわけですよ。茂木さんと同様に、ドイツのメルケルさんはトランプ氏と結局、交渉がうまくいかなったわけです。

そこで今、欧州各国が『当時の安倍総理がいかにトランプ大統領とうまく関係を築くことができたのか?』を研究しているそうです」

 

USスチール問題

櫻井氏「バイデンさんは間違っているし、日本人はもっと怒るべき。AKスチールの書物を読んで面白いことが書いてあって、アメリカのアームコを当時の川崎製鉄が買収してAKスチールという名称になったがアメリカ人はアームコと言い続けていた。ただ、買収したことによってアームコのあるラストベルト付近では公園や学校が整備され、アームコの従業員の給料も上がった。ヴァンス副大統領の祖父がアームコで働いていたらしく、その祖父が子供たちに『戦争経験をしたので私は日本が大嫌いで、もし日本車を買うのなら勘当すると言っていたが、AKスチールになって川崎製鉄が来てくれたおかげで私やこの街も潤った。日本はとても誠実だ。ところが中国はなんだ。(中国が安値で鉄鋼を販売したことでAKスチールが不景気になったので)私は中国が大嫌いだ』とヴァンスさんの祖父の話が興味深かったのです。で、USスチールの買収を安全保障上のリスク、とバイデンさんは言っていますが何を言っているんですか?と言いたい話で、それならば逆手にとってトランプさんに対し『トランプさんはそのままバイデンさんの方針を引き継ぐおつもりですか?』と言うことで、ひょっとすると(うまくいけば)トランプさんが買収を認めるかもしれません」

 

韓国大統領の弾劾問題

櫻井氏「日本人の我々からは想像できないくらいひどい考えをもった韓国(野党)の方がいる。そういった人たちが韓国政権を握るかもしれないが、我々は最悪を想定しておくべきで、日本との関係を重視している韓国の方々が今や少数派ですけど(今の与党に)いるにはいるわけですから、彼らとのパイプを大事にしておく必要がある。なぜなら、こういった国は強い国になびくのです。中国が強ければ中国になびく、日本が強ければ日本になびくわけですから」

 

慰安婦問題のクマラスワミ報告書

櫻井氏「杉山大使は慰安婦問題を10年以上されたから、ご苦労されたと思いますが、国連にクマラスワミ報告書が提出されたので、私は隅から隅まで読みました。その中には『慰安婦への懲罰として、5寸釘をたくさん打ち込んだ板の上に慰安婦を寝転がしたり、穴を掘って大量の蛇を入れその中に慰安婦を突き落とした』という記述が書いてあったのですが、日本史を勉強している私としてこんな懲罰を聞いたことがない、と気づいたのでいろいろ調べた結果、その2つの懲罰は中国の歴史書に書いてあった。つまり、日本の正しい歴史を勉強していれば『海外の人が報告書として出してきたとしても”この記述は間違っています”』と堂々と言わないといけないし、だからこそ外交官は歴史を勉強しないといけない」

 

 

岩屋外相の訪中

櫻井氏「中国で日本人の子供が殺されましたよね。邦人の拘束の件もあり、日本の一部の企業は撤退も考えている今の状況で、訪中した岩屋外相は『日中の高校生がお互いに修学旅行で交流しましょう』と言ったわけですよ。何を言っているんですか?と言いたい。あと、『村山談話河野談話について継承されますか?』と香港か中国の記者に質問された岩屋外相は『継承します』と言ったわけですよ。安倍総理は『村山・河野談話は終わりました』と言っていたわけですから、私は『やはり石破政権は安倍政権とは違うんだな』と感じたわけです」

 

 

提言:戦後80年日本外交の針路

杉山氏「旗を掲げる」

櫻井氏「現実に基づく国益外交」

 

反町氏が「日本の歴史を学ぶにはどんな本が良いですか?」と櫻井氏に質問し時間切れになったので、櫻井氏が書物(KKP出版)を2冊持参

おそらく、この2冊。違っていたらすみません。

松浦 光修 著作 神道学博士が語る 日本人に生まれたことが嬉しくなる!日本史十一話』上巻 目覚める五つの話

松浦 光修 著作 神道学博士が語る 日本人に生まれたことが嬉しくなる!日本史十一話』下巻 思い出す六つの話

櫻井氏「松浦光修先生は安倍総理のブレーンでもあった方で皇學館大学の先生」

 

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櫻井よしこの言論テレビ2024-8-16「日本人の「底力」で勁い国を取り戻せ!安倍氏議員団「創生日本」指南役が語る「国柄」

冒頭抜粋「今回のゲストは皇學館大学教授の松浦光修さんでした。安倍晋三総理をはじめとする自民党の議員団の精神的指導者のひとりです」

 

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サイバー戦&無人兵器 脅威増す中露朝の圧力 日米新首脳で同盟は?

ゲスト

小野寺五典(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 自由民主党政務調査会長 元防衛相

兼原信克(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元国家安全保障局次長 笹川平和財団常務理事 同志社大学特教授

山崎幸二(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 前統合幕僚長 元陸将

 

抜粋

日本製鉄によるUSスチール買収でバイデン大統領が阻止した問題

小野寺氏「1989年、三菱地所がロックフェラービルを買収したとき、ジャパンバッシングを招きましたが、その結果、日本の半導体はアメリカに抑圧され、その結果、その技術は韓国や台湾に流れ、今や日本が台湾の企業に頭を下げて日本に誘致してもらっているような状況です。つまり、今回の件で再びジャパンバッシングが起きないようにしないといけない、そう思っています。あと、トランプさんはバイデンさんがされたことの反対をやる傾向がありますが、この件では反対ではなく、むしろディールによって日鉄に対し『もっとお金を』と要求してくる可能性があるので、日鉄にはお金と時間がかかる可能性があります」

 

兼原氏

「バイデンさんは買収に防衛上のリスクが、と言われているが、我々は(同盟国の)日本ですよ。中国ではありませんよ、と言いたい話です」

「今回の件はナショナリズムで騒いでいますが、結局のところ、バイデンさんの選挙の支持基盤がUSスチールの労組なんです。USスチールの財務と経理は買収に賛成だが、社員が反対しているという構図。つまり簡単な話で、選挙の支持母体が『バイデン、頼むよ』と言われると『わかった』となって買収に反対しているだけで、安保は全く関係がない。こういったナショナリズムで反対するとき、経済など他に原因がなければ『安全保障上の問題』というのは常とう手段で、こちらが『どこに安保の問題があるのですか?』と質問したとしても、『ごめんね』というのがオチ。つまり反対の理由を言えない、だからゴメンで済まされてしまう話なんです」「小野寺さんが言われたように、日鉄はもっとお金がかかると思う」

 

長野さん「バイデンさんは退任されるのに、(USスチールの買収には反対という)支持基盤の声に耳を傾けないといけないのですか?」

小野寺氏「選挙の支持基盤というのは、候補者が辞める辞めないに関係なく、その所属政党が彼らの意見を聞く必要があります。選挙の支持基盤というものは、そういうものなんです」

 

 

反町氏「もし安倍さんだったら、どう対応するでしょうか?」

兼原氏「実際、安倍総理がトランプ大統領に言っていたのは、アメリカの空母を作っているのは日本ですよ、対米投資している国は日本が最大ですよ、と言って納得させていたんです。そういったことを今の政権が言えるかどうか」

 

反町氏「トランプ大統領はグリーンランドをアメリカにと言っていますが」

小野寺氏「いやぁ、これはあり得ない話ではありますが、現状のグリーンランドはたしかに資源が豊富で、重要な航路(または海路)ですし、米軍基地があります。そこを中国が狙っているので、トランプさんはあえて言っているだけの可能性がありますが、真意を見定める必要があると思います」

 

反町氏「中国が台湾近海の海底ケーブルを切ったというニュースがありますが」

兼原氏「切るのは簡単なんです。碇を下ろしたまま通過するだけで切れるので。ロシアが中国船を使ってNATOの海底ケーブルを切らしたという事件がありまして、いざ捕まえると『なぜここにいるのかわからない』と言った、つまりロシアからの指示でさせているのは間違いない。で、人間や荷物の輸送は飛行機ですが、金融は通信ケーブルで輸送される、それだけ海底ケーブルって大事なんですが、最近の台湾近海における中国による行動が不穏で、この原因はロシアが戦争をしているからですが、ロシアという国は『武力行使以外は何でもやる国』なんです。だからNATOのケーブルの切ったんでしょうけど、今度は同じことを中国がやっているわけです」

 

サイバー攻撃(楽天市場で探すamazonで探す)を受け続ける日本

兼原氏「先進国で丸裸なのは日本だけなんです。他国ならハッキングされたらKGBなどがハッカーに乗り込んでお金を取り返すんですが、日本は通信の世界では日本政府が入ってきてはいけないという変な憲法(21条)があるので、回収できないのが現状です」

 

小野寺氏「おっしゃる通りなので、野党の皆さんと議論をしたうえで法律を早々に変えないといけない、と自覚しています」

 

提言:2025年の安全保障 注視すべき事

小野寺氏「トランプ2.0」

山崎氏「世界の法と秩序の行方」

兼原氏「サイバー・核・インテリジェンス体制」最後のインテリジェンス体制が重要で、体制を整えていないので整えるべき



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