まず「放送内容」を列挙すると
2021/10/3 がっちりマンデー 「中国生まれ日本育ちビジネス」
・シェア傘 70円/日(月最大420円)。コンビニ傘が約500円らしいので、1か月借り続けてもメリットあり。1本4000円もする傘なので維持費がかかりそうだが、傘の一部にスポンサーによるロゴ(企業名や商品名)が入る点、シェア傘の設置料として駅など施設側がお金を払ってくれるというビジネスなので、儲かっているそう。
・スマホアクセサリーの大手アンカーは中国メーカーと聞いて驚いた。
今回の放送で一番便利ながら危険と感じたサービスが「音声→テキストのAI(楽天市場で探す ・ amazonで探す)翻訳アプリ」
番組による実験で、日本メーカーの翻訳ソフトでは250個ほどの誤字脱字があったものの、中国の翻訳アプリでは数個。しかも、ミスの内容が軽微なので修正が容易。また同時に4人がしゃべっても正しく翻訳できたのを見て、恐ろしく精度が高いと感じました。
もし、これが普及すると
・社内会議の筆記者が不要に
・実現はしないものの、国会での速記者の人達のような職種が不要かもと思ってしまった。
つまり、会議や打ち合わせの内容を書き留めるだけの人が不要になるかもしれない、と思って、最初は中国のアプリメーカーの技術力の高さに感心させられました。
ですが、ここで問題なのが「翻訳アプリはクラウドサーバーを利用しているのでないか?」という点。
アプリだと翻訳精度をあげるためのアップデートが頻繁になりますが、サーバーへの常時接続ならアップデートは不要です。
「過去1年以内にLINEのサーバーが中国や韓国に設置されていることが公表され、順次、日本に移設することをLINEが公言するという事件がありました」
「中国政府が要請した場合、サーバーの中身を開示する義務がある」という法律の存在です。
つまり
日本の企業で新商品開発、戦略会議といった内々の話し合いがすべて中国のサーバーに残ったとすれば、情報漏えいの不安が高まると思います。
無論、「翻訳アプリのサーバーが日本ではなく中国にあるのではないか?」というのは、私の個人的な推測です。
利用者でもないので、断言できる証拠は1つもありません。
しかし、規約や誓約書で「中国本土との通信はしていません」と明記されていたとしても、私は信じられません。
過去に「バイドゥというソフトメーカーの日本語変換ソフト」が、入力した日本語を無断で中国のサーバーに送信していたことが発覚し謝罪した事件があったので。