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ゲスト
櫻井よしこ(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 国家基本問題研究所理事長(前半)
橋本五郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 読売新聞特別編集委員(前半)
高市早苗(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 経済安保相(後半)
抜粋
総裁選に茂木氏と林官房長官の立候補について
櫻井氏「幹事長という立場なら、現政権を最後の1秒まで支えるべきで、立候補しますと言った途端、180度逆のことを言った時点でおかしいと思ったし、官房長官は内閣の顔ですから。安倍さんがご病気で退陣する時に菅さんお願いしますと言ったこととは次元が違う」
反町氏「いや、岸田総理が『(派閥はなくなったので)皆さんご自由に立候補して下さい』と言ったから、出たのでは?」
橋本氏「ご自由にと言われても、『今、自民党がここまで支持率が下がって派閥もなくなったのは、誰の責任か』を考えれば、『自分が立候補して良いのかどうか』を考える政治倫理の問題です」
立憲民主党の代表選について
櫻井氏「自民党には国家感が乏しい、立憲には国家感がない。まず、野田さんは保守だと言われているが、天皇制のことを見れば保守ではないと私には見える」
櫻井氏「裏金問題は検察が捜査しても不起訴になった。たしかに大事なことだが、世界を見るとウクライナ戦争が終わらない、ガザの問題、アメリカの大統領選、中国が拡大しているなど、世界を見ないといけない。日本は内向きです」
橋本氏「小泉さんの会見を見た後で他局のウェークアップという番組に出て言ったことですが、彼はまずお金の問題を解決するのが最優先だと言った、私は違うと思う。総理大臣はそれと同時に他の問題も解決しないといけない、国民はそれを望んでいる」
櫻井氏「ロシアに詳しい小泉悠さんに聞いた面白い話があって、ロシアはウクライナ侵攻(楽天市場で探す)する時に『ウクにいるロシア人が迫害を受けている』『イスラエルとガザの問題は宗教問題』というように、(敵は)相手の弱点をついてくるわけですよ。その弱点を生まないようにするには『国民、世論を分断するような内政をしてはいけない』と彼は言ったわけです。
で、私が思うに『選択的夫婦別姓問題』がまさにそれで、単に夫婦間の問題ではないし、地方と都市とでは考えも違うでしょうが、お墓の問題にもなるわけで、これが国民の分断を生むかもしれない」
橋本氏「小泉氏は1年以内に採決して選択肢夫婦別姓を通過させると言っているが、これは総裁選の重要な政策ではないと思うし、これはもっと時間をかけるべきと思う。マスコミが候補者に『夫婦別姓は●かXか?』と問う方にも問題がある。ですから、この問題を総裁選のポイントにしてはいけない」
櫻井氏「ヨーロッパから新大陸へ目指して来たアメリカでは18世紀の憲法に『人には幸せを追求する権利がある』と明記したわけです。つまり欧州にはその考えはなかった。ただ、日本には7世紀に十七条の憲法には『人を大事にしないといけない』さらに明治時代になって五箇条の御誓文にも明記された。つまり、日本はアメリカよりももっと前に『人は幸せであるべき』と明記していた、それだけ日本はすごいということを、今の政治家の皆さんはわかっているのかしら?17条の憲法か五箇条のご誓文を言える人がどれだけいるの?それに、アメリカなど海外から情報が入ってきて『アメリカの案の方が良い』とすぐ口にする人がいるが、果たしてその見方、考え方が正しいのでしょうか?」
橋本氏「やはり、こういった憲法が長らく日本を支えて来られたのは天皇制があったからだと思う」
自衛隊を憲法に明記
櫻井氏「安倍さんが改憲ではなく安保法制にしたのは、日本の動きが遅かったからです。日本を取り巻く状況を考えた結果、安倍さんは安保法制を通すことにした」
Q.認める総理大臣は?
櫻井氏「岸総理と安倍総理(楽天市場で探す ・ amazonで探す)です。岸さんは属国だった日本は『日本は独立国だ』と言ったのが岸さんですよ。安倍さんは時折、論戦を交わしたことがあった、総じて私の考えに近い総理でした」
橋本氏「(2冊の本を取り出し)中曽根さんと安倍さんの回顧録。安倍さんは私も共著しているので手前味噌ですが、この二人の本を読めば『総理というものはどうあるべきか?がわかります』。安倍さんなんて、櫻井さんのように支援する人がたくさんいたからであって、政権を維持するには『自分を支えてくれる人をどれだけ作れるか』だと思う」
櫻井氏「高市さんの立候補の会見はすばらしかった。ただ、日々勉強されていると言われていたが、やはり安倍さんのように『高市さんのためなら』という支援してくれる人を増やす行動をすべき、と私は思う」
Q.櫻井氏「飲み会に参加して支えてくれる人を増やすべき」
A.高市氏「いや、実際に参加すると下ネタが多くて、私は居づらいので。また、私がいると官僚たちが帰れなくなるので、機密性の書類は持って帰りませんが、そうではないものは紙袋一杯に入れて、家でするんです」
Q.総裁になられた時、靖国神社の参拝は?
A.高市氏「安倍さんが参拝された時、アメリカのバイデン副大統領に事前に根回しをされたにも関わらず『反対』されたそうです。私は正直、他国に反対されるようなものではないと思うが、ただ同盟国に言われるようならば、ちゃんとこちらの立場をご説明したうえで、対応したいと思っています。ちなみに私はアーリント墓地にもちゃんと訪問させて頂いております」
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ゲスト
野田佳彦(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元首相 立憲民主党最高顧問(前半)
枝野幸男(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 立憲民主党前代表(前半)
泉健太(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 立憲民主党代表(前半)
吉田晴美(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 立憲民主党衆院議員(前半)
加藤勝信(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元官房長官 自由民主党衆院議員(後半)
抜粋
泉氏「民主党政権下で政務官をしていた立場でいえば『マニュフェストに色々詰め込み過ぎた。もし10年あったらできた分量だった。だからできなかった』」
反町氏「今度は?」
泉氏「ですから今度の政策は抑え気味の分量にしている」
枝野氏「あのね、泉議員が政権を取ったら税を改正します、と言ってしまうのでは、今、代表選ですよね。もし政権を取ったら責任を伴ってくるので、政権を取ったら党内で議論すべきです。そもそもねじれ国会です。すぐに消費税をどうこうということをすぐに決められるわけがないんです。給付の方がすぐに実施できるが、税は法改正が必要となり、自公との承認が必要となる。ですから、この場において『税率をどうこう』ということを掲げて代表選で争うべきではない」
提言:私の決意
吉田氏「生活の底上げ。食料消費税をゼロに」
泉氏「政権交代で日本を伸ばす」
枝野氏「人間中心の経済。ヒューマンエコノミクス。一人一人にあった経済を」
野田氏「政権をとる」
反町氏「所得倍増というのは?」
加藤氏「これまでの政権で労働者を増やす、賃金を増やす、ここまでやってきたわけです。ですから、これかはら国家の成長率を上げることで対応できます」
反町氏「裏金問題について」
加藤氏「政倫審への出席はそもそも任意だったんです。ですから該当議員が地元含めて有権者に説明をすることが大事。そのうえで、もし仮に新たなこと(罪)が判明したら、それは別途対処すべきと思っている」
反町氏「選択肢夫婦別姓について」
加藤氏「旧姓のまま働き続けられるようにしたい」
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ゲスト
上川陽子(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 外務大臣(前半)
ジョセフ・クラフト(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) ロールシャッハ・アドバイザリー代表取締役(後半)
ピーター・ランダース(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) ウォール・ストリート・ジャーナル東京支局長(後半)
ジェイソン・モーガン(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 麗沢大学准教授(後半)
抜粋
上川氏「今後、少子化問題など日本はこうなりますよ。このままではいけないので、皆さんで頑張りましょうと、ありのままをご説明をして、前に進められる政策を提示していきたい」
上「2040年問題(労働者の減少、経済の減少)が近づいている。増税をすることはできませんし、財政の引き締めも大変でしょう。ありのままをご説明すること、これが大事だと思う」
選択肢夫婦別姓について
上「2007年当時は『この問題は賛成でそのために議員として活動をしてきた』と言っていた。その時、女性議員8人集まったら賛成4反対4と意見が割れた。で、この問題は分断を生む問題であり、コンセンサスを得られない。絶対に分断はいけない。ですから、1つの方にまとめる方向で議論していきたい。」
Q.どちらが勝った印象でしたか?
ハリス氏:クラフト氏、ランダース氏
トランプ(楽天市場で探す ・ amazonで探す)氏:モーガン氏
クラフト氏「ハリスさんは、アドリブに見える部分もあらかじめ準備していたはず。ただし、とっさのアドリブに対してはうまく対応できていなかったと思う」
?「ハリス氏から握手をしに行ったのは、攻めたと思う」
クラフト氏「インフレはバイデン、ハリス政権の結果だとアメリカ国民はわかっているから、そこを攻めれば良かったのに、マガの帽子とかどうでも良かった。トランプ氏は惜しかった」
クラフト氏「トランプ氏が犬を食べたという発言の前に、実はハリスさんが挑発したんですよ。それに対しトランプさんが乗ってしまってその話をしたわけです」
モーガン氏「移民がスプリングフィールドに住む住人のペットの犬や猫を食べた、という話はおそらく事実ではないでしょうが、ただし移民が急増していて困っているのは事実で、それを表現した話だったと思う」
モーガン氏「あの、私は恵まれない地域に生まれたので、スプリングフィールドに移民が1万2万来ている気持ちをトランプさんはよく言ってくれている。東海外の裕福なハリスのような人達は『ケラケラ』笑っているだけ。そもそもABCニュースは民主党寄りで、トランプ氏は四面楚歌だった」
反町氏「ABC放送のこの番組を全部見たわけではないが、トランプ氏に対してはファクトチェックをしていたがハリス氏にはしていなかった。だからハリス氏にバイアスがかかっていたと思うし、そもそもファクトチェックをそんな短時間でできるものなのか?と」
モーガン氏「2022年の選挙結果でもトランプ氏が勝っていたと私は思う」
反町氏「それはCNNやABCが開票したわけではなく、選挙管理委員会の仕事でしょ?」
モ「民主党のコウカツがひどいんですよ。だから本当の開票結果をメディアが報道できないんですよ」
クラフト氏「トランプ氏は『バイデン政権で移民抑制政策、たしかに今は減った。それならもっと早くすれば良かったのになぜしなかったのか?』とハリスに質問したら、ハリス氏は全く答えられずどうどう巡りになっていた時に急に『トランプ氏の集会の人達は終わるとほとんどしゃべらずに帰るだけ』と言った」
反町氏「それって『もし困ったら、集会の話をすれば良い』という隠し玉?」
ク「そう思う」
クラフト氏「ハリス氏は準備していた、トランプ氏は準備不足。過信していたかもしれない」
提言:次期大統領のあるべき姿
クラフト氏「誇り」
ランダース氏「製造業の展望を描く」
モーガン氏「日本の真の独立を」
反町氏「残り2カ月切ったが、大統領候補は何をすべきか?」
クラフト氏「政策論争」
ランダース氏「ハリス氏の人柄しだい。まだ知らない人が多い」
モーガン氏「大統領らしさ」
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ゲスト
成田憲彦(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元首相首席秘書官 駿河台大学名誉教授
田﨑史郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 政治ジャーナリスト
岩田明子(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) ジャーナリスト 元NHK解説主幹
抜粋
反町氏「野党の立場から見て、どうですか?」
成田氏「立憲の4人は打倒自民党で一致しているが、総裁選の9人を所信表明を見る限り、これだけガチガチしているとバラバラになるのでは?」
田崎氏「自民党は前々からガチガチやっていますよ。でも総裁選が終われば上の人の指示に従う、こういう党なんです」
反町氏「細川政権の時はどうでした?ガチガチしていた?」
成「いえいえ。全くなかった。それに細川さんはお殿様でしたから、みな従っていた」
岩田氏「小泉さん小林さんは若手議員が推していて、苦労されたのが上川さんと加藤さんと斉藤さん。上川さんは麻生派が助け舟を出してなんとか、加藤さんは岡山選出の議員は得られたが、その先がなかなか苦労されたようだ」
田崎氏「斉藤さんは14人までいったが20人になかなかいかなくて撤退。総裁選は貸し借りを返す場なんです。小泉さんや石破さんは応援演説に行っていたから、早くに推薦人を集められたのだろう」
反町氏「党員票で田崎さんの予想は?」
田崎氏「一位は石破さんで、その次に小泉さんや高市さんではないか?と」
反町氏「決選投票で小泉、石破、高市の3人になった時、麻生派は?」
田崎氏「この3人はいずれも麻生派から遠い人。しいていえば高市さんかと。麻生さんは好きとか嫌いではなく要するに石破さんとは距離がある」
岩田氏「岸田派は小泉さん、石破さんとの距離感によると思う。若手は小泉さんにいったとしても菅さんの影が見えるわけで。結局、新政権に岸田派がどれだけ関与できるか?ですが、高市さんならなんとか読めそう、という程度で難しいとは思う」
反町氏「野党側はどう見る?」
成田氏「看板を変えただけと言っている以上、悔しいからですよ。ただ、民主党政権の失敗とメディアがよく書くが、これはレッテル貼りだと思う。
全世帯型保障(●●手当)なんて安倍さんがやったように言っているが元々は民主党だし、事務次官の廃止もそう。民主党政権の時はマニュフェストと違ったら『公約違反だ』とマスコミが書くが、自民党だったら『苦渋の決断』と書く。マスコミの対応が違う」
メール「なぜ当選しづらいような人が総裁選候補になるのですか?サガですか?」
田崎氏「3つ理由がある。1つ、自分の考えを全国に訴えられる。2つめ、自分の名前を全国にPRできる。3つめ、『総裁選候補』と名刺に書いた人が過去にいる。
つまり(当選落選に関係なく総裁選終了後も)『総理大臣候補である』と地元にアピールできるわけです。この3つの理由があるからです」
提言:自民党総裁選に望むこと
成田氏「arena。今は見守られていない。ぜひ国民が見守る中で戦って欲しい」
田崎氏「徹底討論」
岩田氏「国家像」