8/26
ゲスト
河野太郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) デジタル相(後半のみ)
橋本五郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 読売新聞特別編集委員
後藤謙次(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 政治ジャーナリスト
抜粋
反町氏「今度の自民党総裁は一発芸と言っては何ですが、来年の参院や都議会選挙の顔としても戦わないといけないわけでしょ?」
橋本氏「いやいや、何を言っているんですか。選挙以前にトランプ(楽天市場で探す ・ amazonで探す)さん、習近平氏、プーチンを相手にしないといけない」
「今回の総裁選は、とりあえず出よう、みたいな人もいるが」
橋本氏「今回は岸田さんがね『総裁選に出たい人は』と言ったから、こうなったわけで。私はそれ以前に、血のにじむような努力をしてきたかどうかが重要では?」
反町氏「小石河連合は?誰が名づけかわらかないが」
橋本氏「今回は無いでしょう。それは2021年当時はお互いに利害打算があったから動いただけで、今回は小泉さん石破さん河野さんそれぞれ事情が違うし、そもそも2021年のその後、会合を開いたという話は聞いたことがない」
反町氏「失礼だが、高市さんは本気で出るつもりなのか?前回は安倍さんの支援があったわけで、今はまた参政党や維新の一部の『コアな右の層』を取り込むために牽制として出たのか?」
後藤氏「立候補は本気で総裁を狙っていると思う」
反町氏「昔ね、あっちの派閥、こっちの派閥があって、どちらでも良いという人に対し、お金が動いたという話を聞いたことが、その頃、現職で?」
後藤氏「入る前ですね。でも、もうそういうことは無いです」
橋本氏「推薦人集めが大変で、言われた本人はあっちに義理があるから、と言ったり、1回目はあっちに入れるが2回目はあなたにとか。結局、推薦人になると名前がわかるわけで、名前を出したくないわけですよ」
後藤氏「なかには音声を残したいと」 橋「証文に信用がない」
橋本氏「菅さんは1年。岸田さんは3年も続いた。派閥反対。こういう思いが菅さんにはあったはず。また婚約の連絡など公私共々好意にしてくれる小泉氏を大事にしているのは明らかで総理辞任は進次郎氏は涙ながらに説得し批判されていたが菅さんの琴線には触れたと思う」
反町氏「橋本さんからの質問で『以前は原発(楽天市場で探す)反対だったのに今は容認。総理になると変遷は問題では?』と」
河野氏「容認は原子力規制委員会が決めた場合の話ですし、私は以前から核燃料サイクルがないままプルトニウムを増やしていって良いのですか?と言ってきました」
小石河連合
反町氏「10人ぐらい立候補すると思う、となると1位2位による決選投票になると我々は見ている。例えば河野さんが2位になって、石破氏小泉氏が3位以下だったら票を入れてもらう、逆の立場だったら票を入れるという話合いは?」
河野氏「自民党の総裁選は決選投票はすぐ始まる(ので話をする時間は無いし、小石河連合としてお互いに票をお願いしますといった話し合い、)それは無い、それぞれで」
政治資金収支報告書に不記載にした議員
河野氏「これは『記載するな』と言われた議員がいるわけで。つまり入りと出(領収書など)は全部揃っているが、上の指示で記載できなかった議員がいるわけで、国庫に返還をしてケジメをつけて前に進んでもらえたら、と思っているし、ここでそれ以上のことをココでああだこうだは言いたくないです」
メール「SNSでブロックするのはどうかと」
河野氏「誹謗中傷されたらブロックしても良いと思っていてブロックが悪いとは思っていませんし、批判を恐れブロックできないスポーツ選手やタレントがいたことで誹謗中傷がここまで大きくなったしデジタル庁にも多くの声が届いている」
竹俣アナ「政治家は違うのでは?」
その他
河野太郎氏は総裁を目指しているのに、マイナンバーカードへの懸念がいつまでもつきまとう。 その度に同じ話をリピートせざるを得ない
8/28
ゲスト
馬場伸幸(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 日本維新の会代表
小池晃日本(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 共産党書記局長
玉木雄一郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 国民民主党代表
抜粋
共産党小池氏「今回の総裁選。自民党を変えると言っても看板を替えても変わらないだろうし、結局争点が安倍派になっている。候補者が安倍派を非難すれば息吹き返したように反論する人が。裏金ロンダリング。岸田政権が良かったとは言わないが、さらに悪化する可能性がある」
国民民主・玉木氏「裏金を単に返還するのではなく、ちゃんと政治資金として使ったのなら報告書を訂正し、政治資金以外に使ったものに対しては、重加算税を含めてちゃんと納税すべき」
玉木氏「国民にインボイスなどをさせておいて」
小池氏「裏金は犯罪ですよ。最初から不記載なんですから」
反町氏「検察が不起訴になり、Case Closeになったのを犯罪にできるのですか?」
小池氏「それは国民が決めるべきですよ」
竹俣アナ「自民党支持率、7月25.1%が8月33.0%。7.9%上昇」
反町氏「岸田さんが退陣しただけですよ」
玉木氏「メディア露出が増えたのと、バイデンさんが退陣しハリス氏が出て来たのと同じで、よくわからないから上がっただけかも」
反町氏「例えばね、共産党さんでもね4人ぐらいが立候補して討論をして代表を決めるなら、この番組に呼びますよ。共産党さんはそれぐらい秘密めいた感じが」
小池氏「あのね。3か月前から皆で議論をして方針を決めるやり方なんでうちは」
玉木氏「郵政民営化の時の造反議員に刺客を立てたでしょ?それぐらい言う候補者がいれば」
反町氏「そこまでする?」
共産党小池氏「しない。この総裁選は政治とカネの問題で始めたと思うが、結局、安倍派擁護の総裁選になると思う。擁護の程度には色々あると思うが」
玉木氏「自民党は派閥解消したでしょ?でも、今、まさに新しい派閥が生まれようとしている時期ですよ」
反町氏「そう(私もそう思う)」
小池氏「立憲の代表が誰になろうとも、党と党とで決めたことなので、選挙協力して頂きたいと思います」
玉木氏「野田元総理にお仕えしたことがあるので、個人としては日米安保を重視され、原発も現実的、憲法改正も容認されるとは思うが、(立憲)党内には色々な意見があるので足して2で割るような政策を提示しないといけなくなるだろう」
玉木氏「憲法9条戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認の3要素と言っても、あの輿石さんですら1項は絶対に変えない。ただ2項(「戦力の不保持」と「交戦権の否認」)は変えても良いと言われていた。これぐらいの柔軟性があっても良いのでは?」
反町氏「(立憲の)野田さんは憲法改憲論者ですよ。原発だって(再稼働を否定していない)」
小池氏「野田さんはそんなことを言っていませんよ。代表選に出ても言わないでしょ、そんなこと」
共産党としてのウリは
小池氏「定額減税では足りない。もっと減税しないと。あと中小企業の労働者の手取りアップ。ヨーロッパは時給2千円ですよ!日本は1500円ぐらいにはしないといけない。あとは命、平和を守る政策」
反町氏「維新はパーシャル連合を組むとしたら、自公なのか?非自公なのか?」
維新・馬場氏「例えば教育無償化の前原さんとは一緒に議論しているし、憲法改正については国民民主さんと一緒に議論している(政策ごとに)」
立憲と共産の党首会談後の発言8/19
立憲・泉氏「共産党は政権には入らない」
共産・田村氏「自民を倒すため」
反町氏「この目的は?」
小池氏「自民党を倒すこと。政権に入らないは前回出た話であって、今回は出ていない。つまり、今後の議題で色々大変になりそう」
国民・玉木氏「共産党さんは憲法9条を絶対に変えないと言われるから、戦後からの今まで解釈論議ばかりになっていると共産党赤嶺先生にお聞きしたことがある」
小池氏「憲法9条は制約としてちゃんと機能している。だから変える必要はない」
提言:我が党が今一番訴えたいこと
維新・馬場氏「古い政治をぶっ壊す」
共産・小池氏「特効薬は共産党」
国民・玉木氏「現役世代の負担を減らす。減税と社会保険料軽減」
8/29
ゲスト
兵頭慎治(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 防衛省防衛研究所研究幹事
鶴岡路人(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 慶應義塾大学総合政策学部准教授
合六強二(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 松学舎大学国際政治経済学部准教授
抜粋
兵頭氏「プーチン(楽天市場で探す ・ amazonで探す)大統領は『他国に侵略されたのは第二次世界大戦の独ソ戦以来だ』と言っています。クルスク州の面積は小さいのですが」
兵頭氏「クルスク州を防衛していたロシア軍は1年の懲役兵や、20代の若い兵士ばかりだったのでウク軍にとっては容易だったし、ウク軍は『ロシアからの侵入を防ぐ部隊』と6月からアナウンスしていたのでロシア軍は『まさか核保有国のロシアが他国に侵入されるとは』と思っていたと思うし、結果として情報戦が成功したと思う」
鶴岡氏「クルスクの侵攻はウクにとってリスクが大きかったと思う。占領した土地の維持にも兵は必要ですし、世界から見れば侵略されたウクライナが侵攻しているように見える。そもそも専門家が見ても『こんな非合理的なことをなぜしたのか?』と意見が多数です。ただ、それだけにウクは追い詰められていたと思う。なぜならウク東部は少しずつですがロシアに押されていたので局面を変えるつもりでこのクルスク侵攻という策を取ったと思う」
鶴岡氏「F16の投入はおそらく初だと思う。本来対地攻撃をするのが用途で、ただ防空システムが足りないからそれを補うために使ったと思うし、(ウク軍の兵士が)使えるようになったとも思う」
合六氏「ウクライナはアメリカに対し『ロシア領内の基地やエネルギー施設を書いた地図を見せて早く(ロシア領内への弾道ミサイルの使用)制限を解除して欲しい』とバイデン大統領やサリバン補佐官に頼んだが固辞されている。それでも制限解除してほしいウクライナは国産ミサイル製造および発射実験を米国にPRしている」
鶴岡氏「ATACMSの供与が遅れてしまった結果、ロシアは『それが届く範囲(300km)から重要なものを動かした』と表明。つまり供与が遅れた結果それでは攻撃できなくなった。ただ米国はこれまでにも『ATACMSの在庫が無い、米製戦車は複雑だからすぐには乗れない』と言ってきた」
合六氏「米国はウクに『エネルギー施設は攻撃するな、するとエネルギーが高騰し米大統領選に悪影響が出る』と。ただウクとしては2年前から一方的にロ軍にエネ施設を攻撃を受け続けているのが実際ですし。またこれは真偽不明の米系メディアの情報ですが『カタール仲介で露ウク双方が双方のエネ施設を攻撃しない協議(お互いにエネルギー施設は大事でしょう?!という話合い)』を予定していたが中断」
鶴岡氏「ジリ貧になったウクライナは、NATOに武器をくれ制限解除をと言ってもなかなか武器はくれないし許可も出ない。そのNATOへの諦めから『ならば自分達で』とクルスク侵攻を始めた可能性がある。リスクが高いのは覚悟のうえで『目には目を』と」
合六氏「2023年10月は14%だった『早期の和平と独立維持のため領土の一部を譲歩する』が2024年5月は32%に上昇、一方で『戦争が長引き独立の維持が脅かされても自国の領土は放棄しない』は10月は80%→5月は55%だった」
合六氏「和平条約が維持された場合、ロシアが再びウクライナを攻撃する可能性を、ウクライナの86%の人が『可能性がある』と見ているし、ロシアが交渉に臨む動機は何か?と問えば『次の攻撃のための時間稼ぎ』と91%のウクライナの人は思っている。それだけ不信感が強い」
ロシアの停戦案
・ウクライナがNATO加盟を断念
・ウクライナ軍が東部4州から完全に撤退
鶴岡氏「ロシアの停戦案があまりにも実現できない玉を投げているので、世界各国は『ロは停戦するつもりがない』と見透かされている。ロの本心は『停戦に応じないのはウクライナだ』という言説を広めたいがロの停戦案が非現実的(本気で停戦するつもりなら実現可能な内容)」
鶴岡氏「そもそも戦況に有利なのは攻めているロシアの方で、時間をかければかけるほど領土が増えるわけです。ですから停戦をする気はないと思う」
反町氏「ですからアメリカの供与(・制限許可)が関わってくる話ですね」
鶴岡氏「NATO諸国はここまで足を突っ込んでしまった以上、今さら供与を止めることはできないと思う。それに当初の『ウクライナが可哀想だから』から、『ウクライナ周辺のNATO加盟国にとってはウクライナが独立国であることが我々のメリット』と捉えるようになったと思う」
兵頭氏「インドは仲介国になりたかったと思うし、ロシアから30年前に独立したウクライナを、初めて訪問したインドの首相としてのモディさんは、ゼレンスキー大統領から仲介の要請を受けたと思う」
合六氏「グローバルサウスからまとまった停戦案が出てくると、ウクライナにとっては厄介なことで、そこには中国がからんでくる。それはインドにとっては面白くないからインドが(率先して)動いているという見方もできる」
メール「ウクライナが核を持っていたら」
合六氏「ブタペスト合意で手放したのですが、仮に持っていたとしてもウク軍が扱えるものではなかったですし、保管していたらロシア軍の侵攻がもっと早かったという可能性も」
メールから
鶴岡氏「NATOの使命はNATO加盟国の領土の防衛です。これが守られないとNATOそのものの信頼性が落ちますから。落ちると『NATOは口先だけか』と言われますから」
提言:ウクライナ情勢今後の注目点
兵頭氏「クルスク。戦線を維持しなければいけない」
鶴岡氏「電力インフラ。9月になるとウクでは暖房が必要」
合六氏「人々の心。電力ひっ迫などで世論に動きがあるのか?」
8/30
ゲスト
石破茂自民党元幹事長 (前半)
田﨑史郎政治ジャーナリスト(後半)
久江雅彦共同通信特別編集委員(後半)
岩田明子ジャーナリスト 元NHK解説主幹(後半)
抜粋
石破氏「防衛的賃上げ、つまりこの会社にとどまってもらうための賃上げ、そしてこの価格までならこの会社の商品を買うという価格設定(値上げ)をしても、ちゃんと世の中が回るようにしないといけない」
石破氏「気象庁は年間600億円。彼らは『台風に気を付けて下さいね』とは言える。でも(権限として)『避難して下さい』とは言えない。先日、台湾に行ったら『4月に地震があったそうで、その4時間後には温かい食べ物が出てきた」そうです。一方、日本の能登半島。これだけ時間が経っているのに今でも避難生活されている方がいますよね(日本は遅れている)」
岩田氏「記者としてはその40分、どんな話をされたのかとても興味があった」
久江氏「岸田派はバラバラになっていないわけですよ。46人バルクで支持してもらえる可能性があるわけですよ」
田崎氏「岸田総理へは、候補者みんな挨拶に行っているわけですから、特段、石破氏に何か言ったとは思えない。ただ、岸田総理はキングメーカーになれるかなれないかの瀬戸際なんですよ。
総裁選1回目と決戦投票との間に、岸田さんは『誰に乗れば良いのか判断したいと、ご自身が』。つまり『46票とは言わないが、何票かをどちらの候補に入れれば良いのか政局を見て瞬時に判断したい』そうです」
久江氏「自民党員は中高年、50歳以上が多い。また石破さんはこれまでテレビ露出が多かった。ですから一見、石破さんが有利なのだが、候補者が9人位になりそうなので、そうなると露出の割合が下がって、これまでのメリットが薄くなる可能性がある」
田崎氏「これまでの総裁選の結果でいえば、民法による投票行動の調査が一番、結果の数字に近かった」
久江氏「立憲の元野田さんが立候補を表明されたが、野田さん『政治とお金の問題』を提議されたのですが、自民党の中の一部議員から拍手が出たらしいです。たしかに外交、防衛は大事ですが、自民党支持層には自分で確定申告をされている人が多いのです。そういう人から見れば、総裁選候補者の言う裏金の処理の仕方は結構、気になる話のはずです」
岩田さん「自民党内では、比較的まとまって、という話になってはいたものの、小林鷹之議員が率先して立候補したように、結局好きなようにやっている感じです」
田崎氏「麻生派は1回目は自由かもしれないが、決選投票になった時は話は別。で決戦になった時、石破さんを好きじゃないから入れないし、小泉君はまだ若いからで入れない」
「総裁選というのは感情で票を入れるんですよ。自民党の中でやる選挙でしょ?政策にそんなに違いは無い。そういう時に出るのは感情。『あの時、あいつこんなことをしたよな』っていうのが出てくるわけですよ。麻生さんに財務大臣を辞任しろと言ったのは石破さんですよ。当時の政局を見れば石破さんの判断は正しかったと私は思う。ただ、辞任しろと言われた方の麻生さんは今でも覚えていると思う。言われた方だから」
「上川さんが地元静岡の県連が上川さんで、ということになり静岡選出の4人が加わり立候補できるでしょうし、あと加藤さんも立候補されると思う」
メール「拉致問題」
岩田氏「安倍派の高市氏、父親から小泉氏」
メール「野田さんは立憲のリベラルをまとめられるか」
久江氏「野田さんがなられたら、まとめなければならない。立憲内の考え方の幅は、自民党よりも広いのでまとめるのが大変なので」
メール「総裁選で議員と党員との票でねじれがおきたら?」
田崎氏「2012年、ねじれが大きかった。党員が石破氏、議員は安倍氏だった。党員はテレビや新聞を通じて選んでいると思うが、やはり近くで見ている議員が選ぶ方が良いと私は思う」