8/1 テーマ
ゲスト
畔蒜泰助(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 笹川平和財団主任研究員
小泉悠(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 東京大学先端科学技術研究センター専任講師
抜粋
小泉氏「ウク侵略で露は空軍をあまり使っていないようにみえるので、おそらく対NATO戦のために温存しているように思えるし、高橋氏もそう言われている」
畔蒜氏「もしNATOとの戦いになれば『総動員』ということがプーチン(楽天市場で探す ・ amazonで探す)はロシア国民に言えるようになる」
小泉氏「ロシアの軍事力はズタボロ状態でもしNATOと全面戦争になった場合、ロシアは兵力の大幅増強もしくは核兵器しかない。ただ、今はNATOの制裁が効いていてお互いに核戦争にいかないようにしている」
NATO国防大学レポートによれば
「露は対NATOの為に兵力を温存している可能性がある。それならばウクライナ侵略当初の軍の脆弱性が説明できる」
小泉氏「ロシアが法律を変えウクライナのどこにいてもロシア人になれるように。キエフに住んでいても。ロシアはウクライナ人のアイデンティティを損ねようとしている。またクリミアはウクライナの国土だがロシアの占領下なので軍事行動で取り返すのをウクは躊ちょしている」
小泉氏「ロシアの極超音速ツィルコンはマッハ5~8で互換性がある対艦ミサイルです。ロシアは順次このミサイルを積載できるように艦の改修をしているので、数か月すれば日本周辺にも配備されるでしょう。打ち落としにくくなりますが、これはもうイタチごっこの話です」
私の提言
畔蒜氏「ロシアは数か月後にウクライナ侵略を一時停止せざるを得ないという見方があるので、そのタイミングをどう活かすか」
小泉氏「ロシアはどこまで拡がるか。ウクの東部や南部の併合に注目したい」
メール
Q.ウクに勝ち目はないのでは?
畔蒜氏「バイデンは『主権はウクライナを認めるが領土を明記していない』。アメリカに行って政府関係者と話したのですが、みんな悲観的でその解決策が見えない」
Q.もしロシアが攻めてきたら日本に必ず負けるのでは?
小泉氏「その気持ちはわかるが大戦後ウクほどの戦争は今日までなかった点で、国連や外交は無力ではなかったと思う。戦争が起きにくい世界を作るしかない」
8/2 テーマ
ゲスト
鈴木馨祐(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 自由民主党広報副本部長 元外務副大臣(前半)
石破茂元(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 自由民主党幹事長 元防衛大臣(後半)
矢板明夫(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 産経新聞台北支局長(全編リモート出演
抜粋
石破氏「ペロシ下院議長は大統領継承順位第2位なので、米軍機で乗っていく、戦闘機がエスコートするわけでなので、もし台湾を訪問したら中国側が警戒するのは当然でしょう」
矢板氏「台湾の保守政党はTPPの加盟を進めていたし、それを支援していたのが安倍元総理だった。安倍氏が亡くなったことで、台湾のTPP加盟が遠のいたと彼らは言っています」
矢板氏「台湾が世界から注目されているのは、世界の半導体産業を台湾が支えているからで、もし台湾が中国に盗られた場合、半導体工場も盗られるわけで、アメリカを始めとした世界の国々が台湾の現状を守りたいと思います」
矢板氏「先日の米中の電話会談の中身がほとんど発表されていない。この事から習近平氏は『ペロシ議長が台湾を訪問した場合、軍の一部が動くが米軍は本気にならないで下さい。武力衝突は避けたいので』とバイデン大統領に事前に説明したのではないか?と思います」
追記
ペロシ下院議長が乗っていると思われるアメリカ機、台湾の空港に着陸
日本時間 8/2 23:55ごろ マスコミの要請に応じて手を振るペロシ下院議長。
見出し:中国との緊張が高まる中での議長の台湾到着
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ゲスト
富坂聰(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 拓殖大学海外事情研究所教授(前半)
野嶋剛(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) ジャーナリスト 大東文化大学教授(前半・電話出演)
田村憲久(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 前厚生労働大臣 自由民主党衆議院議員(後半)
小川淳也(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 立憲民主党政務調査会長(後半)
木村盛世医師 (他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 元厚生労働省医系技官(後半)
抜粋
2類から5類にする話
木村盛世氏「法改正をすべき。全数把握に意味はない。風邪のウイルスだ」
田村氏「法改正をする時間がない」
→政治家と非政治家の話だからか、以前から噛み合わない。現実的な視点は木村氏側だと思うが、彼女に権限はないし風邪だが致死率は高い
木村盛世氏「3年経って同じことをやっていて、どうするんですか?」
田村氏「3年間同じことをしていませんし、治療薬が出てきた。経済も回さないといけない。全数把握は無意味だと思うが法律上しないといけないので」
木村氏「インフルでも1万人。コロナを特別視し過ぎ」
田村氏「酸素を吸いたい人は吸える環境にしたいし、検査をしたい人には検査を提供したい。ただ医療がひっ迫してはいけない。防護服を着ても医療機関でクラスターが起きているのが現状。コロナは感染力が違うのです」
反町氏「二人のやりとりは政治側の意見と、医療現場に近い人の意見の違いのように見える」
小川氏「木村氏のようにはっきり言えるのがうらやましい。新型コロナは高齢者の致死率が高い。デルタ株5%, オミクロン株2.5%です。一方インフルエンザは1%未満(0.5か0.7%)」
*致死率はあいまいです。要するに「インフルエンザよりもコロナの方が高い」という話です。
別途記事 読売新聞 2022/3/20
オミクロン感染の致死率は「インフルより高い」0・13%程度…厚労省助言機関
「2020年1月~21年10月の新型コロナ感染の致死率4・25%よりは低くなったが、複数の方法で推計した季節性インフルエンザの致死率0・006~0・09%を上回っている」
木村氏「コロナは1波の時から、致死率が高いのは高齢者。老人ホームで面会もできない。葬式もまともにできない。こんなことをいつまでもやり続けるのですか?早急な法改正を」
→10代や野球選手など若い人でも亡くなっている。木村氏の理論でいけば若年層の死は無視
木村氏「高齢の医師が営むクリニックなどに多いのですが『コロナ患者はみない』と言っているのがおかしい。だからこそ、コロナを風邪とみなすべき」
→完治できる治療薬と効果が高いワクチンがない現状、「コロナにうつりたくない」と思う医院がいてもおかしくない
木村盛世氏の意見に賛同した場合、死者とくに高齢者が多少死ぬのは、他の病気で死ぬのと同じで仕方がないから、国民全員が風邪と思って普通の生活に戻すべき、という考え方になる。
国は「なるべく死者を出したくない」から、今の方法をとっている、と思う
メールの時間で
「後遺症の議論は?」とあり、「後遺症」で苦しんでいる方が多いのは事実である。
その他
・小川氏「ワクチン1回1万円、治療薬が5万(3万)ぐらいします」
・中国は計21機の戦闘機を台湾の防空識別圏へ飛ばした。また台湾周辺の海空域で実弾演習をした。 実弾演習は4日以降も実施予定