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小泉悠&高橋杉雄分析 ウクライナ反転攻勢へ 最新兵器を続々投入か
ゲスト
高橋杉雄(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 防衛省防衛研究所防衛政策研究室長
小泉悠(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 東京大学先端科学技術研究センター専任講師
抜粋
小泉氏「もし国民を総動員したり、戦略爆撃機を投入すればロシア軍は勝つはずなのにそれをしないのはナゼか?推測で、将来の大統領選挙を見据え、戦争をしたプーチン(楽天市場で探す ・ amazonで探す)というイメージをプーチン自身が作りたくない政治戦略があるのでは?つまりプーチンの政治コストの計算」
Q.ロシアの核以外のゲームチェンジャーは?
A.高橋氏「本格的な空中戦か。ステルス戦闘機Su-57と無人機S-70の共同飛行。ロシアのAI(楽天市場で探す ・ amazonで探す)戦車を投入していないのはなぜか?」
小泉氏「ロシアは北方領土の師団含め可能な限り陸上は投入済み。一方、制裁で開発遅延の模様」
・モスクワ、サンクトペテルブルクのロシア市民に「戦争をしていること」を身近に感じさせたくないではないかと思われる。
水中ドローン「Manta Ray」。機密情報が多すぎて不明。長時間、水中に維持できるだけで、攻撃能力などは不透明。
新美アナ「アメリカの水上ドローンCUSVがウクに供与される予定で、偵察や破壊工作などが可能」
高橋氏「川で使う可能性がある」
小泉氏「ロシアが占領したとされる地域で9月12日にロシアによる住民投票開催という話がある」
高橋氏「住民投票までに西側の戦車(ドイツのレオパルドなど)が供与されるかどうか?10輌では無理な話、数百輌でないと」
Q.米国は対レーダーミサイル「HARM、ハーム(AGM-88)」を提供したか?
A.そうでしょう。地上の対空レーダーに向かって飛ぶミサイル。戦闘機を狙う対空ミサイルはレーダーを基に飛んで行く。
HARMはそのレーダーを捉えるミサイル。
小泉氏「ロ軍もロシア版ハームを持っていて、ウクライナの地対空システムのいくつかはそれで破壊されたと思う」
「米軍のF-16、ロ軍Mig-29。ハームは米軍なので、Mig-29に載せた可能性が高い。ただし、信号系の問題があるはず。」
・小泉氏「クリミア半島で爆発が起きた場所はロシア軍のサキ空軍基地で海岸やビーチが近い。一方、ロシア人がクリミアのビーチに来ていた可能性がある。ここからは推測だがウクライナは意図的にその基地を攻撃することでロシア民間人に戦争を身近に感じさせたかった可能性」
・ハイマースでドニプロ川の橋を破壊したが、クリミア半島のロシア軍基地は自爆型ドローンの可能性。仮にハイマース300kmタイプだとしたら、戦闘機だけでなく壁まで破壊された痕になるはずだが、そうではないので
高橋氏、ドニプロ川の攻防。
小泉氏、兵士のブーツ。兵士がその地に踏み入れて初めて領土。
その他
・元々クリミア半島はウクライナ領なので、クリミアでの火災や爆破によりロシア軍やロシア人が退避するのは良い傾向と捉えたい