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ゲスト
山下裕貴(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 元陸上自衛隊中部方面総監 元陸将
岡部芳彦(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 神戸学院大学教授
廣瀬陽子(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 慶應義塾大学教授
抜粋
S-200:射程は150~300km
山下氏「ストームシャドーは数が限られているので、(古い)S200を地対地で使っているのでしょう。ただ橋桁を落とすのは大変です」
岡部氏「ウクライナ製のネプチューンを聞かなくなったので、弾が少なかってきているのかも。だからS-200を使っているのかも。そもそもストームシャドーは供与の約束でロシア領内には使えないので」
廣瀬氏「クリミアはロシアにとってレジャー地として№1で、今年は減っているものの、それでも人気のある場所です」
オデーサに向かっていた貨物船へのロシア軍の臨検。
廣瀬氏「人道回廊といっても、機能はしていないと思います」
岡部氏「臨検をかけた船が、昨年攻撃を受けたモスクワ艦の僚艦でした。おそらくこの僚艦を使うことで『いつでも臨検をかけるぞ』と真綿で首を絞めていると思います」
山下氏「この映像を見る限り、航行している船を臨検しているので、かなり難しいことをしていると思う。そもそも他国の船に攻撃はできませんし」
岡部氏「ウクライナはマリウポリは取りたいのだろうとは思う。一番最初にクリミアに攻撃があった時、ロシア軍はマリウポリ方向に逃げて下さいという指示があった模様です」
ベリカ・ノボシルカ、ウクライナの海兵旅団が精鋭部隊というのは?
山下氏「アメリカの海兵旅団の発端は18世紀、相手の船に乗り込み白兵戦をする部隊です。まず泳げる。食料が切れても生き残れるなどスキルが高い」
徴兵関連のワイロで一斉にクビ。
松山氏「こういったことはよくあること?」
岡部氏「はい。昨年にも知事を一斉にクビにしたことがありますし、彼らを監視する保安員も一斉にクビにしたこともあります。なお、知事は選挙がない管制知事です。それだけワイロは珍しいことではありません。ただ、以前よりは改善されてきましたし、今は戦時下ですし」「広瀬先生が以前、ロシアでワイロは潤滑油と言われていてなるほどと思いました」
「取り締まりの映像はyoutubeで見ることができます。それだけ、不正取り締まりは徹底しているとアピールをしていると思います。」
広瀬氏「ロシア時代か徴兵逃れのために、医者にお金を積んで兵士に適さないようにしたり、徴兵担当にお金を積んで市内のラクな場所に配置され、お金を積まなかったらシベリアに送られているといったことは、昔からありました。」「世界から支援をもらっている最中にワイロが横行するわけにはいきませんし」
8/7 ゼレンスキー大統領暗殺計画 容疑者を逮捕
・大統領暗殺計画に関与した女性容疑者一人を逮捕
・容疑者はミコライウ州出身軍施設の販売員
・大統領のミコライウ州訪問の情報を事前に入手しロシアへ提供しようとた疑い
岡部氏「この人がどうかは不明ですが、たとえばここをミサイルで狙った方が良いという情報を5千円程度で提供する人もいる」
広瀬氏「ウクライナ人の中にも、ロシアを支持している人がいます。貧富の差はまちまちです」
ポーランド「ベラルーシとの国境に1万人派兵、国境を封鎖する可能性」
広瀬氏「ワグネルの存在が大きいと思います。かつては、ベラルーシはポーランドに難民を送り込む、難民テロをした経緯があり、ポーランドが警戒していると思う」「ワグネル自体、重い武器はロシアに盗られているし、ベラルーシはお金を出さないと言っている以上、ワグネルはアフリカで得たお金でなんとかやりくりしていると思うので、ポーランドに攻め入ることは今はないと思う」
岡部氏「ポーランドは韓国から武器を買っていますし、アメリカからエイブラムスが到着しているので、ロシアからの脅威に備えていると思う」
広瀬氏「ロシアでは若者、とくに金融、ITといった人達の流出が多くて、100万人といった説があるくらいなので、ロシアの未来は明るく見えない」
山下氏「アメリカのウクライナ支援240億$、災害支援120億$ですが、ハワイの火災が起きたので、ウク支援に消極的な共和党が追及するテーマになる可能性。ただ供与リストを見る限り、どれも必要な物ばかり」
提言:今後のウクライナ支援のあり方
山下氏「継続性。支援疲れが出ていますが」
岡部氏「見小利則大事不成。論語です」
広瀬氏「未来思考。復興のことも見据えた支援」
メール:クリミアがウクライナに戻った時、住民は?
廣瀬氏「クリミア半島に元々いたクリミアタタール人が半島から追い出されて、戻れない状態が続いているというのもあります。ただクリミアは元々ロシア寄りの人がいたのも事実です」
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ゲスト
玉木雄一郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 国民民主党代表 衆議院議員
前原誠司(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 国民民主党代表代行 衆議院議員
伊藤惇夫(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 政治アナリスト
抜粋
玉木氏「マイナポータルに自分自身で入って確認すべき」
私見→正論なのだが、対応スマホ、リーダー接続したPCを保有した世帯でないとログインできないという問題点あり
私見→資格証明書の発行ではなく、現行の保険証の有効期限だけを延ばせば、病院・役所の事務手続きはラクだと思うのだが。
私見→韓国はインフレの長期化になっているから、正直、韓国の賃金が日本より上だとしても、実際の韓国賃金は良いとは思えないのだが(素人)
私見→自民党は大企業が賃上げすれば、遅れて中小企業も賃上げの流れになると言っているが、実際にそうなるのだろうか? そこで国民民主党には奮起してもらって、中小企業の賃上げが実現すれば支持者は増えると思う。
玉木氏「防衛費増額には賛成。ただし問題は財源の点で、持続的な賃上げを最優先で」
前原氏「防衛費増の財源として、過去10年の剰余金の平均額から算出しているのですが、そのうち4カ年分にはコロナの剰余金があって、それを加味して一般的な平均額として算出しているのが法案として適当すぎる。防衛費増には賛成ですが」
前原氏「NTT株の時価総額、30年前は世界で1位だったが今は135位です。もし今、時価総額30倍のアップルがNTT株を買った場合、アップルがNTTを完全子会社化できてしまう。これは安全保障上問題があるのではないですか?政府は対策を」
私見→左と右の立ち位置で言えば、玉木氏前原氏は同じ位置なのだろうが、
玉木氏の「困りごとをこと細かく対応したい。ピンポイント」
前原氏の「自民党の悪い部分を追求したい。大局的」 同じ党なのに方向性が違うような
前原氏「玉木さんの言う政権交代って、自公にとって代わるつもりなのか?自民党と連携つまり連立の組み換えなのか?」
玉木氏「それは選挙の結果次第」
前「選挙の結果次第というのは、明らかに”逃げ(の回答)”だと思う。そこは明確にすべき」
私見→同じ国民民主党なのに、意見がかみ合わないシーンが多い玉木氏と前原氏。 テレビ番組内で、軽く言い合いをされていた。 正直、今日の放送は政治が面白く思えた回だった。
玉木氏「選挙に勝つための選挙協力はしないが我が党の基本」 前原氏「私は立憲と維新と話をし、最大公約数をして選挙協力できるところはすべきと思う。なぜなら国民民主では選挙で勝てない人が我が党を出て立憲に行った人がいるわけで彼らとなら協力できることもある」
提言:国民民主党の将来像
玉木氏「人づくりこそ国づくり。我が党の柱」
前原氏「政権交代!人づくりをするためには交代が必須」
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ゲスト
山田惠資(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 時事通信社解説委員
久江雅彦(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 共同通信社編集委員兼論説委員
林尚行(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 朝日新聞ゼネラルエディター補佐 前政治部長
抜粋
青木氏の法則「内閣支持率と自民党の支持率の合計が50%を切ると政権運営が厳しくなる」
久江氏「応援演説でマイナンバーカードもお願いしますね、と首相や河野大臣は言っていましたが、周りを見ると梨農家のオジイサン方がおられたわけですよ。(デジタルが苦手な層がいると)周りが見えていないと思います」
私見→シニア・農家さんでもSNSをする方はおられます
林氏「マイナンバーカードの延期を河野大臣、加藤大臣が反対している」「(松山さんが言われた通り)なぜ廃止時期を決めたのか?という意見が多い。しかも法律が決まったので、改正するには労力が必要」
松山氏「実は(保険証の)紙でもトラブルがあって、それに比べれば、実はマイナのトラブルの方が少ないという意見もありますが」
山田氏「それを言ってしまうと、さらに声が高まるので」
久江氏「20代30代に保守層が多いのは政策の中身は別として、小泉政権や安倍政権の強いリーダーという映像、そして民主党政権の失敗を見ているので、それらのイメージがあるからでは?」
林氏「不支持率(54.4%)がこれ以上上がると、この層の人は絶対に票を入れないし、対立候補に入れる傾向が強くなるので、今の岸田政権は選挙ができない政権になりつつある」
茂木幹事長の処遇
山田氏「森氏と青木氏は疎遠だったが遠藤氏の仲介で1年前に会談をし、中身は小渕優子氏の処遇だった。残念ながら青木氏が逝去されたが、その流れで森氏は小渕氏を幹事長に推されていると思う」
林氏「岸田政権はNo.4の派閥で基盤が弱い。小渕氏を推すのは、父小渕氏の下で活動していた青木さんがとくに娘小渕氏を推していたのを、森氏が知っていたから。ただ閣内ではなく幹事長がミソで、野党からの追及がないポストだから。昔の政治と金の問題が引きずる」
(※どなたかが発言「ただ、小渕優子氏は周辺に「閣内にはまだ入りたくない」と漏らしています」)
久江氏「清和政策研究会・安倍派って100人で、世耕氏が参議院の40人、残り衆議院の60人。実質60人を松野氏萩生田氏ら5人衆で分け合う構図。下村氏塩谷氏が今日発表の集団体制に」
林氏「5人衆は、少しでも早く衆から脱したいはず」
山田氏「5人衆の後ろには森氏」
松山氏「世耕さんは、清和会の参議院のとりまとめをしているから40人いるわけで、仮に世耕さんが衆議院に鞍替えした場合、その40人がそのままついてくるわけではないので」
久江氏「その通りです。結局、5人衆の人事が要。森さんがいるからなんですが」
「松野氏が官房長官ですが、岸田政権ができた時、安倍氏は萩生田氏を推したものの、木原氏らの意見で岸田さんは松野氏を長官に」
公明党の国交相のポストを自民党が奪還?という情報について
林氏「元々、公明党は経産相のポストを狙っていた。なぜなら中小企業庁を経産省が束ねているわけで、直接、中小企業の皆さんの支援ができるから、という狙いがあるからだと思います」
解散総選挙は?
・来年9月の総裁選がカギ
・長期政権を目指すなら早めの解散。ダメージを抑えるなら
・年末から増税の話が出て、世界経済の不透明性
・解散しない場合、菅総理のようにいざ総裁選に出ようとしたら周りに止められる可能性
・岸田総理は林芳正氏を推すか?
久江氏「今の自公の対立の要因の一つが武器輸出で、対ウク、次期戦闘機。小野寺氏がプッシュしているのですが、実際は議論がなかなか進んでいない。このままだと、何も決められない政権と見られかねない」
長野氏「ポスト岸田が育たないのは、たまたまなのか、芽をつんでいたのか?」
林氏「どちらかといえば、たまたま育っていない。河野大臣みずからミスを大きくしたし、あと安倍氏が亡くなったことで総裁候補が出にくくなったことも」
提言:岸田内閣 今後の注目ポイント
山田氏「支持率>不支持率は今後実現するか?」
久江氏「支持率。国民のマイナンバーの不安感を政権は受け止めるべき」
林氏「不支持率が下がるかどうか?」
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ゲスト
岩田清文(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 元陸上自衛隊幕僚長 元陸将
佐々木孝博(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 元在ロシア防衛駐在官 元海将補
東野篤子(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 筑波大学教授
抜粋
岩田氏「この戦争で殺されたウクライナ国民や兵士が多い。それを踏まえ、東部の奪還は難しい。南部だけでは物足りない。ですから、いずれ休戦という形になるのであれば、クリミアを奪還すればウクライナ国民の理解が得られるとゼレンスキー大統領は考えているのでは?」
ウクライナ軍の捕虜となったロシア兵士 「訓練や教育を受けず。部隊の大半は抑うつ状態で任務を拒否する兵士が多かった。最初に聞いていた特別軍事作戦と実際とは異なっていたので目的を失った」
佐々木氏「捕虜の話で全てが真実ではないかもしれないが的を得ていると思う」
ロシア空軍の作戦変更。都市攻撃→近接航空支援へ
岩田氏「佐々木さんが言われたように変更された可能性があります。現状の近接航空支援は、1日にロシアが50回。ウクライナは多くて10回。それぐらいウクは武器がない。ミグ24ですら多くて10回」
佐々木氏「パトリオットはやはり都市防衛に回す必要があるため、前線に回している対空兵器は射程が短い可能性があります」
岩田氏「例えば塹壕にりゅう弾砲を撃って、追い出すとなると一日3万発必要で、100万発の供与だったとしても1か月で消費」
佐々木氏「ロシア軍は保有していた弾の保管状態が良くなくて精度が悪いらしく、不正確ですがショイグ国防相の北朝鮮訪問で弾を露に輸送したのかも?」
東野氏「G20の主催国のインドに対しゼレンスキー大統領は「ロシアを外してG19+1(ウク)を要望」したが、モディ首相はプーチン(楽天市場で探す ・ amazonで探す)が来ることが貴重と判断しG20のまま開催することにしたようです」 「インドはG20でウク問題を積極的に取り上げるつもりはなさそう」
ロシアの国際的な兵器イベント
佐々木氏「西側諸国の武器兵器に比べ安価で買える武器として、主にグローバルサウスの国々がロシア製の武器を買う。それに戦時下ですので、本当に最新の武器はここに展示せず売らない」
岩田氏「8/15ロシア国際会議で”NATOは宇宙空間や情報空間で圧力”と取り上げていることから、自分達の弱点がわかっているわけです。ロシアはサイバー空間で作戦などの情報を盗られていることをわかっているわけです」
ロシア初の全国統一教科書
9月の新学期から高校生の歴史授業で使用
・西側諸国の目的は明らかにロシア分割と天然資源の支配だ
・プーチン大統領がウクライナへの特別軍事作戦を開始しなければ文明は終焉を迎えただろう
・ドネツク、ルハンスク、ヘルソン、ザポリージャの人々はロシアの国民になる永遠に
東野氏「NATOの支援疲れと言われていますが疲れる程支援をしていないと思います。ウクライナ難民を受けいている国は疲れていると思いますが。そしてNATOがいざ支援となっても供与にばらつきがあったり、弾不足が出たりといった、もっと大きな問題点が明らかになったと思う」
提言:夏の戦況を左右するもの
東野氏「来年への備え。多年度の支援を決める必要が」
佐々木氏「軍事の要求と政治の要求」
岩田氏「執念。両軍から停戦の声が出ていますが、停戦すればウクの負けです。ウクに執念がないと」
メール後
東野氏「アメリカが危惧しているのは、ロシアに再侵攻させないこと」
佐々木氏「ロシアの国家予算の3割を軍事をあてるとまさにひずみが生まれる。ただ、大統領選で勝利すれば、6年間好きなことができるのは間違いない」