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ゲスト
渋谷和宏(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 大正大学客員教授 元日経BP社編集者
デービッド・アトキンソン(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 小西美術工藝社社長 元ゴールドマン・サックスアナリスト
一部のメモのみ
アトキンソン氏「(同業者同士の)会議で愚痴、自慢話、昭和30年代はこうだった、という話をする。会議時間の半分くらい。もう昭和30年代は要らないし、それは飲み会でして欲しい。つまり経済合理性のない話が会議で多い」
竹俣アナ、思いっきり笑顔になる
渋谷氏「経済合理性が悪かったり、規模が小さく必要性が薄いのにちゃんと総務部や人事部がある中小企業は後継者不足になりつつある。そういう会社がなくなって困るような自治体は何かしらの策をとっていると思う」
提言:今経営者に求められること
アトキンソン氏「賃上げ」
渋谷氏「社員に報い、社員に投資」
8/13
ゲスト
加藤勝信(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 自由民主党衆院憲法審査会幹事
篠原孝(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 立憲民主党衆院憲法審査会委員
片山大介(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 日本維新の会参院憲法審査会幹事
抜粋
片山氏「南海トラフが近い(緊急事態条項)、台湾有事(自衛隊明記)を考えると改憲論をしても良いと思う」
私見→同感で「台湾有事が近い」と考える議員なら「憲法への自衛隊の明記は急がないと」と考える議員が多いのでは?
反町氏「自民党の改憲議論に立憲として下手に乗ってしまうと、かえって話を進めてしまう、と思われているのですか?」
篠原氏「そう思われてしまうので、むしろ急ぐ必要あるの?という感じ(のスタンスです)」
片山氏(維新)「これまでに行われた憲法審査会の回数を考えると、(立憲の)急ぐ必要あるの?というより、(維新としては)議論をしないと、です」
加藤氏「緊急事態条項については衆参で温度差があるのですり合わせる必要があって、一方、自衛隊の明記については温度差というより、衆議院では作業部会が行われているが参議院ではまだ行われていない段階です」
自民党が掲げる改憲4項目
自衛隊明記、自衛措置の言及 (eg. 台湾有事、災害時)
緊急事態対応の強化 (eg.南海トラフ地震など天災やウイルスなどの疫病)
参院の合区解消
教育環境の充実
加藤氏「岸田総理が言われたのは、例えば緊急事態条項についてはとりあえず条文として出しておいて、そろったところで「改憲して良いかどうか」を国民投票にかければ、というおつもりで言われたと思う」
反町氏「立憲としてではなく、篠原さんとして、この”参院の合区解消”と”教育環境の充実”のハードルは?」
篠原氏「低い。ただ教育は中身にも寄るが」
反「ということは、なぜ自民はこの合区と教育から議論を進めないなのか?ということですか?」
片山氏「維新としては教育の方がまだ良いとしても、合区の解消ですが、もしこれを解消するとなると、参議院の議員を数人レベルではなくもっと増やさないといけない。そんなお手盛りみたいな事を今の時代にすべきではないと思います」
反町氏「アメリカのように州で裏表で一人みたいな」
片山氏「昨年最高裁で一票の格差で違憲状態と判断されたわけですから、合区の解消は容易ではないと思う」
加藤氏「これが昨日始めたのならまだしも、我々も2018年から議論を重ねてきたうえでお示しをしているわけなので」
篠原氏「私は自衛隊の議論よりも、地方の人口減少の方が問題で、合区の解消、怒られるかもしれないが、東京や千葉の議員を減らせば良いわけで」
加藤氏「合区は私の所(岡山県)でも起きているわけで(選挙区の)範囲が広がっているわけで篠原さんとその点では同感です」
反町氏「憲法って何歳ですか?78年?要するに今まで誰も手を付けたことがないのだから、ハードルが低いものから、96条の改正手続きの議論から始めて改憲してみて、改憲アレルギーをとっぱらう、というのはダメですか?」
篠原氏「なぜそこからしないのか?とは思う」
維新・片山氏「改憲議論の”急ぐ”というとらえかたで変わると思うのですが、そもそも憲法審査会をテレビで流して国民の皆さんに理解して頂いて良いのではないか?と思う。これだけ長い年月議論してきているわけですから」
→同感。中身を見た、見ていないとでは意見は異なる
立憲・篠原氏「これは自民党が政権与党だからであって、我々(立憲)が政権与党になれば憲法改憲の議論が進むではないかと」
→立憲さんは自衛隊以外の「好都合な改憲項目」だけを改憲されるおつもりでしょうか?
提言:憲法議論で必要なことは
片山氏「結論を導きを出す努力を」
篠原氏「国民の声を聞く。自民党は上から目線に思う」
加藤氏「国民の判断の機会を」
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ゲスト
田﨑史郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 政治ジャーナリスト
久江雅彦(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 共同通信特別編集委員
岩田明子(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) ジャーナリスト 元NHK解説主幹
抜粋
岸田総理の退任時期
田崎氏「ベストではないがベターなタイミングだと思う」
久江氏「小林氏らが8/20前後に手を挙げるといった声があったのでベストだったのでは?」
岩田氏「通常国会(6月末)の後がベストだったと思うが、このままだと若手に降ろされた感が出るので今かと」
反町氏「政治家の意地とは?」
田崎氏「国会閉会後からの1か月半、通常以上の仕事量をこなされていた」
反「確かに多かった」
田「それを見た多くの人は総裁選出馬を考えているのか?と思ったかもしれないが、不出馬を見すえつつ総裁としての総仕上げをした=意地だと思う」
岩田氏「裏金問題の責任を取るには?と岸田さんが考えていたのなら春先からということに。ただここに来て麻生さんらとの会食で『責任の取り方は何ですかね?』と尋ねているフシがあったので、結局不出馬表明をすることで影響力を残しつつ自分なりの落とし前をつけたと思う」
岸田総理の「真のドリームチーム」とは
岩田氏「あてこすりでは?本来清和会だけの裏金問題を全部背負わされ、麻生さんに気を遣い、幹事長で手伝ってくれるはずの茂木さんは手伝ってくれない、(総理はこれまで)そういう気持ちだったんですね、と私は感じた」
久江氏「岸田総理の直感力でいえば2回目の成功では?1回目は前倒しで総裁選をして当選したこと。2回目は今日の不出馬。鈍感力とか言われていましたが、派閥の解消や政倫審への出席はどう考えても直感でやったと思うしそれらは失敗だったと思う」
岩田氏「やはりパー券20万を5万にした事を相談しなかったのは失敗だったのでは?」
反町氏「総理の頭の中でこの人が?と言えば」
田崎氏「あくまでも総理の頭を私が解剖したとして、幹事長の茂木氏が手伝ってくれなかったと総理は思っているのでは?ただ私自身はその責任の半分は総理自身にあったと思う」
反町氏「小林鷹之議員が8/9ネット番組で、安倍派ではない議員だけで国会運営は難しく処分を受けた議員でも個々に優秀な人もいる。挙党一致で困難を乗り越えないと発言したのですか?」
田崎氏「岸田総理は多分『自分が処分をしたことを否定された』と強く感じたと思うし、そういった党内の若手の動きを感じたのでは?」
久江氏「小林議員を支えている人達は『岸田総理のままだとダメだよね』っていう勝手連なわけですよ」
岩田氏「小林鷹之議員の発言を聞いて岸田総理は怒っていたそうです。自分が処分を下したのに否定されたと。ただ彼らは総理を否定する勝手連だし、若いので思ったことをそのまま発言するマジメさでしょう。小林議員には『無罪の議員もいた』という気持ちがあったのでしょう」
岩田氏「ただ実際問題として、(派閥から)キックバックをもらったと処分を総理が下そうとした議員を、あとあと詳しく調べたら(キックバックを)もらっていなくて処分は止めたという事例がありましたので」
反町氏「山口代表の『岸田総理から(辞任が)自公連立にとって最良の選択になると確信しているという話があった』と言った。一番喜ぶ党は?」
田崎氏「それはもちろん公明党。前々から一番望んでいたわけですから」
岩田氏「山口代表が総理との電話の内容をここまで言ったんですから、喜んでいるのでしょうね」
反町氏「解散総選挙の時期は?」
久江氏「1月の国会後?新総裁の鮮度がある」
岩田氏「鮮度があるからと言って先延ばししてダメだった麻生政権の苦い事例がある」
田崎氏「私は年内解散が8割、残り2,3割の確率で1月というのもあるのでは?」
反町氏「野党側が解散総選挙をしたかったのは?」
久江氏「3年前の菅政権の時と同様に岸田政権の時に解散総選挙で戦いたかったはず。がんばれ岸田と、思っていたはず」
立憲代表候補の顔ぶれは?
リベラルの枝野氏、中道の泉氏、保守の野田元首相
田崎氏「野田さんなら自民党支持層を取り込めるとは思うが、立憲は労組や左派が4割占めている。4割もいるので野田さんだと党内では無理ではないか?と」
反町氏「立憲が他党の連携を考えたら、誰が代表だと良いのか?」
田崎氏「立憲だけでなく自民もそうなのでしょうが、要するに人材不足。人をひきつける人がより少ないのが立憲だと思う」
岩田氏「枝野さんだと共産と連携でしょうけど都知事選で失敗したので」
メール「自民党でもダメだし、誰を選んでもダメでは?」
久江氏「あれもダメもこれもダメ、ダメダメ論を言うだけなら楽だが、それでは何も前に進まない。そうではなく『より増し論』で選ぶべき」
提言:今後の自民党、国民は何に注目すべきか
田崎氏「候補者と論戦、とくに論戦を」
久江氏「この国をどう導くか?」
岩田氏「再生。世界の中で日本の立場が厳しい」
田崎氏「岸田さんは後々評価されると思う。それに年齢的にまだ若いので残ると思う」
反町氏「キングメーカーになると?」
田「そう。それに派閥を解消しながら、実際(関係として)残っている数が一番多いのは宏池会ですから」
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ゲスト
石破茂(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元防衛相 自由民主党元幹事長
矢板明夫(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 台湾在住ジャーナリスト 元産経新聞台北支局長(前半 リモート出演)
久江雅彦(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 共同通信社特別編集委員
抜粋
矢板氏「台湾有事があったら、もちろん我々だって戦います。ですが、日本はアメリカとともに我々を守ってくれるのではなかったのか?次期総理候補の石破さんからそういった話がなかった、とこちらのメディアは報じた」
石破氏「心外だ。ただ私は頼総統がどのようにお感じになったのかは知らない」
石破氏「台湾は地震が起きたら3時間で温かい食事が出る避難所(シェルター)ができる。一方日本は大丈夫なのか?と。東京大空襲で10万人亡くなった。米国の軍関係者は「想定より多いのはなぜか?と。ドイツ(?)で同じ量の弾薬を使ったのに死者が多過ぎる」と。”日本人は兵隊さんが戦っているのに逃げるのはという気位が当時はあったからだ”とお答えした。ともかく日本も有事の備え」
矢板氏「石破さんは台湾メディアから見れば親中派なのか?親台派なのか?という見方をする場合がある」
反町氏「石破さんを親中派と?」
矢「安倍氏や高市氏に比べれば中国との関係も重視して親中派なのか?と」
石破氏「いやいや(個々に)しっかり分けましょうと」
石破氏「自衛隊員の募集をしてもなかなか集まらない。装備を整えても運転する人がいない。で、防衛費の話ですが、ガザの状況を見ればわかりやすいと思うが、負傷者を運ぶのは救急車と思うが、有事なら戦車ですよ。ですから防弾の救急車も用意しないといけない」
石破氏「まず日本有事が起きた場合、日本は専守防衛でしょう。これはアメリカ軍が助けに来てくれるまでは、日本人と兵器そして食料だけで持ちこたえないといけない、という意味。ただ自衛隊幹部で過去2人、専守防衛と本当のことを言ったらクビになった事例がある」
石破氏「例えば気象庁の予算は600億です。気象庁と防衛省を比較した意味はとくにないが、ただ600億という予算をつけて内容を充実させている。それならば、防衛費についてもケンケンガクガクと議論すべきでは?」
石破氏「(岸田総理が言われた)憲法改正原案の策定ですが、9条だけでなく、合区にしろ、教育の充実にしろ『憲法は変えられるんだ』と実感して頂くことが大事ではないかと思う」
提言:今「保守」が示すべき姿勢
石破氏「寛容さと誠意。たたずまし」
久江氏「自民党の良さは、包摂的というか相手の意見を受け入れるところだと思う」
石破氏「(推薦人となって頂く議員の)署名、捺印をもらうまでは安心できない」
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ゲスト
国光文乃(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 衆院議員 自民党女性局長代理
橋本英樹(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 曹洞宗万吉山見性院住職
吉川美津子(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 社会福祉士 終活&葬儀ビジネス研究所代表
抜粋
国光氏「亡くなった後、その人の遺留金をどうするのか?というルールがあいまいで『この国は亡くなった後の方が無法地帯』つまり、数年後に突然親族と名乗る人が現れて『なぜ国庫に遺留金を勝手に入れたのか?』と言われるから、各自治体が臆してなかなか手をつけられない」
吉川氏「ある自治体では、役所にある引き取りてのない遺骨(無縁遺骨)は骨壺をまとめて破棄し、遺骨だけを集めて粉砕する、ある自治体は圧縮して保管するというまとめる、合祀している」
国光氏「無縁遺骨になると、宗教とかご自分の意志に関係なく、一緒に合祀されてしまう(合祀が嫌だとしても自治体はそんなことを配慮できない)ですから、今お盆ですから、ご自身が生きているうちに『死後、自分はどうして欲しいかをぜひ考えておいて欲しい』と思う」
国光氏「今、病院や介護事業所への入所の際に『身内の方は?』と聞かれることがあり『いない』となると3割が入所を拒否される傾向があります」
反町氏「拒否の根拠は?」
国「無いです。ですから我々は高齢者等終身サポート事業者ガイドラインを制定しました」
国光氏「今ご夫婦であってもお子さんが遠くにいて、片方が亡くなるとお独り様になる。そういう場合も含む」「私も医師なので入院入所拒否する気持ちはわかるんです。『この方はちゃんとお金を払ってくれるのだろうか?』と」
橋本住職「同業者から恨まれるからアレですけど、離檀料として百万3百万という事例は実際にあって、お寺の経済事情もあるのはわかるが、ちょっと法外だなと思う。資産家なら払えるが一般の人がその額は簡単に払えないし、このテレビなどを見て住職と話合って額を欲しい」
反町氏「永代供養ってずっと供養してくれるんですよね?スタッフが言うには33回忌までと言っていたのですが」
橋本住職「お寺によります。そもそもお寺自体、経済状況が大変ですし、離檀の話があったが、市の霊園に移る人が多いので、墓がなくなって更地になった寺もある」
国光氏「墓じまいの相場感ですよね、法外な値段があったりするので、国としても『いくらかかりましたか?』ということで、ちょっと調べるつもりです。管轄は厚労省です」
橋本住職「墓じまいは署名捺印がいるから(大変なんですよ)」
反町氏「檀家さんがいなくなると」
橋本住職「スポンサーがいなくなることですよね。檀ナさんがいなくなることですから」
反「旦那って檀家から来ているのですか?」
橋「そうです」
橋本住職「私の寺は檀家システムではなく、ハードルを下げた。結果毎月の13日供養は数千人が来られるから檀家さんの顔を知らない」
反町氏「よその寺から入ってきたのですよね?一方戒名って文字数で値段が」
橋「えぇ、ですから文字数もランクも自由に。戒名が無い人も」
国光氏「宗教・宗派って自由なんです。ですから、国が個々の宗教のやり方に口を出すことは無いです」
吉川氏「海に散骨といっても一応、ルールがある」
反町氏「海に散骨したら、もうどこにいるのかわからない、お墓に行けばそこに」
橋本住職「インドだとガンジス川に散骨し輪廻転生という考え方もありますので」
反町氏「自民党って夫婦別姓といったことを(慣習を)大事にする、要するに自民党って保守的な人が多いじゃないですか」
国光氏「時代がこのように変化していますが、伝統や保守のことを保ちつつ、議論していきたいと私は思っている」
提言:弔う心を次世代につなぐには
国光氏「おひとりさまを支える社会保障」
橋本住職「生前に遺言を」
吉川氏「感謝。ご先祖様がいたから自分がいる、その感謝を」
メール「離檀料は」
橋本住職「宗教にもよるとは思いますが、私の所では本部が『離檀料は取らないように』と指示していますが、最終的には現場の住職の判断に任されています」
私見
死んだ後でも法外なお金がかかる場合があるのと、法外な値段をふっかけられることがあるんだなと。 正直、今日のテーマ「墓じまい」、放送前はどうかなと思っていたが、実際に見たら為になることが多かった