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ゲスト
小野寺五典(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 自民党衆議院議員 元防衛相
山下裕貴(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元陸自東部方面総監 元陸将
大澤淳(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 中曽根平和研究所主任研究員
抜粋
小野寺氏「実際の災害の時、中国やロシアの軍機が日本近海を偵察していました。まさに火事場泥棒的な行動ですが、ちゃんと自衛隊はそちらも見ているという行動はしていたはずです」
大澤氏「実は太陽光発電はサイバー攻撃(楽天市場で探す ・ amazonで探す)を受けるリスクが高い。まず制御システムが中国製であること、場所が山奥なので人がスイッチのオンオフできないのでリモートでオンオフする必要がある、そういうリスクがあります」
小野寺氏「災害があった時は液化天然ガスの備蓄が少ない点、サイバーを攻撃を受けた場合は太陽光は停止する。たしかに石油の備蓄もありますが、一番リスクが少ないエネルギーは石炭だということが(災害時を想定した検討会で)わかりました」
大澤氏「オーストラリアでは中国製制御システムを担保する法律を法人個人向けに作った。北海道でブラックアウトがあったが電気は一気に回復できなくて、小さい自治体と水力発電をマッチングさせて電力を回復させる種火を実行それから火力電力等を上乗せさせるとのことです」
山下氏「もし中国がインド太平洋に圧をかけるような事態になった時、インド対中国ならインドの方を支援したり、中国の新疆ウイグル自治区での活動を活発化させる、つまり前面とは別の所での陽動というのは、敵の戦力を分散させるうえで普通だと思う」
反町氏「台湾有事に民間船を送る。空ならまだしも、台湾を守るような物資を日本から台湾に輸送していたら、中国から見れば敵対行為ですよね?」
小野寺氏「事前に中国に対し『台湾に向かう』と事前通告します。それでも中国は攻撃してくるのか?という話」
小野寺氏「台湾有事になればSNSの書き込みが急増する。台湾に対して『中国と一緒になった方が経済的に良い』と、日本に対して『台湾に関与すれば日本は不利になる』といった専門家含めた書き込みが増えると想定されるので『それらに惑わされないように』とアナウンスする」
シミュレーション上の話ただ0%ではない 反町氏「仮に中国が先島諸島のどこかの島に上陸するために攻撃をしてきたらは日本は反撃する?」
小野寺氏「もちろん反撃します。ただ攻撃する場所としては『相手の攻撃を止めるにはどこを撃てば良いか』を考えます」
反町氏「この(台湾有事など想定される)シミュレーションで障害となりそうな点は?」
山下氏「各省庁だと思います。防衛省は良くても、他の省庁でダメとなっては困るわけで、この省庁間の連携が重要だと思う」
提言:台湾有事への最も必要な備え
小野寺氏「国民保護、先島諸島含め、台湾や中国にいる邦人」
山下氏「決断力。政府省庁はプロセスが複雑なので。『5時間後』というのはやめて頂きたい」
大澤氏「廟算(びょうさん)。孫子の言葉で、開戦する前によく考えておくこと」
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ゲスト
三上洋ITジャーナリスト
増田幸美日本プルーフポイント株式会社チーフエバンジェリスト
河村和徳(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 準教授 東北大学大学院
抜粋
三上氏「息子は19才で有権者です。友達と話をすると、石丸さんのショート動画ばっかりが出てくる。ですから選択肢は他になかったと言っていました」
増田氏「子供たちが『石丸さんってどうなん?』と聞いてきてたので私は『こう思う』と、家族で初めて選挙の話をしました」
河村氏「小池さんは現職なのでそもそも情報を流す必要はなかった、蓮舫さんは昔ながらの街頭で盛り上がる方法、そして石丸さんはネットを使った方法とすみ分けされた」
三上氏「石丸氏の安芸高田市の議会のでショート動画でいえば、冒頭で『恥を知れ』と言うこと、悪く言えば洗脳的、良く言えばキャッチーな方法。あと安芸高田市時代から『切り抜き動画をどうぞ』と巻き込み型をとっていた」
反町氏「メディアが4候補を取り上げたことが選挙に影響したことは?」
河村氏「人間は情報を集めるが面倒なので4候補の中からということになるでしょう。ただ石丸氏はネットを活用したので東京都以外からの情報も流入し、一方、蓮舫氏の情報は東京都の中だけだったと思う」
河村氏「安野氏はネットにウェイトを置き過ぎたかもしれない。次回があるのなら、アナログ活動もされた方が良いのでは?ひまそら氏は顔を出されない分、秘密めいて敬遠されたかも。石丸氏は安芸高田市というアナログの地からネットを活用されていた経験を持っていた」
河村氏「韓国で選挙のAI(楽天市場で探す ・ amazonで探す)秘書というのがあり『どんな政策が良い?』と聞けば回答してくれて議員は助かるそう。ただし最後は”握手”つまり、実際にあって有権者と触れ合う政治活動が必要であるという専門家の回答がある。ですのでネットも合わせた政治活動が必要だと」
増田氏「この都知事選で、石丸さんはネームバリューを上げたつまり大成功だと思うんです。ですから、この後の活動が大事だと思う」
三上氏・増田氏「石丸さんの動画をファンが撮ってアップするだけなら問題ないです。ネットで再生回数を稼いでもそんなに大金にはならない。それよりも『(候補者の)背後にいる組織が動画をアップした人に大金を払う』ようになったら、それは問題だと思う」
三上氏「選挙後に石丸氏のフォロワー数を見ると増えているんですよ」
反町氏「え?じゃあ、我々が石丸さんを取り上げれば取り上げるほど、そっちは増えるがこのプライムニュース は?」
三「切り抜き動画だけがバズるだけでしょう」
反「それは全然ダメじゃん」
河村氏「以前のアメリカ大統領選の時、ロシアの関与が疑わたが、当時と比べてAIが進歩して滑らかな日本語になっている。そういった動画制作が容易になっているのに、日本の公職選挙法が追い付いていない」
増田氏「我々日本って成熟した民主主義国家ですよね。そのうえで政策などの情報をSNSなどネットに流せばプロパガンダですよね?一方違う情報を流せばフェイクですよね?事実の情報にちょっとだけ色を付けて流せば、(民主主義国家なので)関心が一気に高まる危険性がある」
増田氏「昔はTVが一家に1台でおじいちゃんの時代劇を見ざるを得なかったが今は自分の好きな情報だけ。X,facebookは少しでも長く自分達のプラットフォームに滞在して欲しい。理由は広告収入。そのために誰かが"いいね"を押しても、ドーパミンが出やすい遅延時間後に反映する」
増田氏「"いいね"が反映する時間は、Xやfacebookの開発者とは別の脳科学者によって算出された時間で、ある種、ヘロインと同じ効果があるらしい。ですからそういったプラットフォームの開発者は自分達の子供達には12才まではiPhoneを持たせない、などのしつけをしているらしい」
河村氏「韓国はネット先進国ならではの選挙システムで沖縄ってアメリカの時代があったじゃないですか?ですから、選挙のルールが本土より若干緩いらしいのです。ですから、最近では沖縄のルールを本土に持って来ようという話がある。そもそも警察って県単位ですよね」
河村氏「韓国はAIで情報の真偽をチェックをしていますが、やはり人間の関与もあるようです。例えば野球の試合で2対1で終わったとします。勝った方は勝ったというが、負けた方は『惜敗した』という表現になる。2対1は事実だが最終的には人間がチェックする」
増田氏「自分の国のデータはEUだけでなく東南アジアの国ですら『自分の国内の土地のサーバーに置いておくべき』という考えになっている。にもかかわらず日本は・・」
反町氏「日本もガバメントデータは」
増「そうですか?(日本は)ゆるいと思いますが」
増田氏「facebookは広告審査がユルユル。この地域の、男性で、この年齢のというピンポイントで広告を出せてしまう。これって年代によっては悪用されかねない」
三上氏「facebookは『日本は、世界80億分の1の島国』という程度の見方、googleは『とりあえず正しくしよう』と」
提言:ネットを活用した選挙への心がけは
三上氏「流れてくる物を疑え。SNSでは自分の好みだけでなく、SNS企業が意図的に流して来た可能性もある」
増田氏「人の脆弱性」
河村氏「寛容さを持とう。民主主義だから相手の党も」
その他
「ひまそらあかね氏」を大きく取り上げる・「顔を明かさず選挙活動をされた」・・・感慨深い
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ゲスト
真壁昭夫(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 多摩大学特別招聘教授
柯隆(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 東京財団政策研究所主席研究員
江藤名保子(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 学習院大学教授
抜粋
柯氏「包丁を買うにはマイナンバーカードが必要なので犯人は強い思いがあったと思うが動機は不明。ただ中国人女性車掌が殺されたので、日本人がターゲットとは思わないし、SNS上に日本人へのヘイトは削除されている。日本企業が大事だから」
江藤氏「愛国心ゆえに日本人がというより外国人がターゲットだった可能性が(公園で米人への襲撃も発生)。また政府はSNSを定期的にクリーン活動しているが日本人学校へのヘイトスレッドは残ったまま→何度も目にする状態だったのは事実」
真壁氏「中国に対し日本は輸出も輸入もウェイトが大きい。輸出の20%は中国でしょ?切っても切れない関係。一時期、中国の影響で日本国内の建築が遅れた時期があったでしょう?」
参考記事
日経新聞 2020/3/6 新築戸建て引き渡しに遅れ 新型コロナウイルスの影響で
提言:習近平体制崩壊リスクへの備え
真壁氏「経済社会問題を直視」
柯氏「乱世にこそ戦略」
江藤氏「長期的に。しばらくは現状継続」
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ゲスト
高市早苗(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 経済安全保障担当相 内閣府特命担当相(知的財産戦略・科学技術政策など)(前半)
橋本五郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 読売新聞特別編集委員(後半)
久江雅彦(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 共同通信特別編集委員(後半)
抜粋
高市氏「周囲に迷惑をかけ苦労覚悟の上で立候補」「自民党には政策の構築力がある。政府が出して来た政策を手直しできるくらいの専門家が多いのが自民党の特徴だと思う」 「不記載の議員がいた。それは法律を守れなかったわけだから個々の責任で対応すべきと思う」
高市氏「アメリカは州の大きさに応じて秘書の人数が違う。多いところでは50人、すべて税金でまかなわれる。日本の場合、公設秘書は3人だから、私設秘書を雇うのでお金がかかる」
高市氏「奈良県全県区(中選挙区)の頃、私の得票率は18%で1位当選、他に4人いて5位の人が約12%。だから好きなことがいえた。が、小選挙区制になったら得票率51%とらないといけない。そうなると町村単位で私か秘書が行って票をお願いする必要が。かえってお金がかかるようになったと思う」
高市氏「自民党の感覚が、世間の感覚からかけ離れていたのではないか?また、自民党内のパワーバランスつまり人事権に及ぶ事、これらが自民党の支持率低迷につながっているのではないか?」
高市氏「主権者の代表としての矜持です。松下幸之助さんの言葉で『政治家は公僕になってはいけない。公僕を目指したら立派な政治家になれない』と。私は主権者、納税者の皆さんの代表である、という気持ちでこれまでもこれからも頑張ります」
橋本氏「セキュリティ(楽天市場で探す)ークリアランスどうこうというより、経済安全保障が不備のままだと、日本全体としての損失が大きくなるばかりですよ、という話を最初にして欲しかった」
橋本氏「派閥がなくなった今どうなるのか?総理は個々の議員を詳しく知らないから、側近政治になりかねない。つまり、側近に『ポストを』と言ってくる議員が増える可能性。また、上から一気に『この人を』という声が出てくる可能性もある」
橋本氏「今回、岸田さんが派閥解消と言った。その際に『派閥の功罪を議論すべきだった』と思う。派閥には功と罪があるわけだから。そもそも岸田さんはトップダウンが多過ぎる」
私見→同感。総理は自分勝手、責任を取ると口にしても協調性無し
久江氏「岸田さん9月の総裁選をどう見ているのでしょう?麻生派の知り合いに聞いたら『岸田さん20人集まるのだろうか?8人は岸田派で麻生派数人+αで20人集まる?』ということになりかねない。派閥解消した時に総裁選の推薦人名簿まで考えていたのか?」
提言:今、政治が示すべき姿勢
橋本氏「仁王立ちの政治。頭をまるめてから堂々と」
久江氏「信なくば立たず。岸田さんが総裁選立候補に使われた言葉だったと思う」
その他
高市さん、多分 #プライムニュース に出るのは好きなのだろう。十分、自分の話ができて反町氏に聞いてもらえるから
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ゲスト
古森義久(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 産経新聞ワシントン駐在客員特派員
ジョセフ・クラフト(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) ロールシャッハ・アドバイザリー株式会社代表取締役
海野素央(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 明治大学政治経済学部教授
抜粋
クラフト氏「アメリカは昔、中道つまり浮動票が多かったが、今は違う。4割は共和党、4割は民主党。だから、数%動いただけで結果が変わる」 「CNNのあるアンカーが『弾丸を避けたトランプ(楽天市場で探す ・ amazonで探す)、コロナにかかったバイデン』と言った」
反町氏「あの民主寄りのCNNなのに?」
クラフト氏「誤解して欲しくないのが、米国内で言われている『神になったトランプ』という意味ではなく、『神が救ったトランプ、救わなかったバイデン』という意味での『神』」
クラフト氏「ロシアは前回の大統領選同様に、サイバー空間で米国内(共和党員、民主党員)の分断を狙ってくるししていると思う。逆に中国は経済上、トランプなら仲良くしたいので、政府は関与しない。関与するとしたら中国のハッカー集団ぐらい」
拳を突き上げたトランプ氏の写真について
ゲスト(おそらくクラフト氏)「この写真、完璧すぎでしょ。ピュリッツァー賞ものです。青い空、星条旗、血だらけのトランプ氏、そして下からの撮影。もし上からだったら印象が違う。つまり、これだけの条件が整った写真なので共和党はあちこちで使っている」
クラフト氏「国内の分断を修復とトランプ氏は言っているが、修復するには(自分の)資質を変えるか政策を変える必要があるのに、この演説を聞くと彼は何も変わっていないでしょ」
古森氏「トランプさんの受託演説の後半がこれまでのそれと何ら変わっていない、というのは当然。なぜなら共和党の綱領20項目にあることと同じことを言った。今さら違うことをトランプが言うわけがない」
クラフト氏「バイデン氏は献金集めの時に『我々はトランプを標的にして選挙に勝つぞ』と言う意味で言っただけで『撃て』という意味ではない」
古森氏「ダーツの真ん中をbull's eyeと言ってそこを狙う。バイデンはブルズアイを口にしてしまった」
クラフト氏「アメリカの選挙はすべて献金です。民主党は銃撃事件の前までは9000万$は約束されていた。しかしそれも無くなって、次の献金が入らなくなった。ですからバイデンさん、選挙活動できません、という状態です」
クラフト氏「アメリカの上院は、その議員の知名度や努力によって選ばれた議員。一方、下院は知名度がない人達が多いので、大統領選の影響をもろに受ける。ですからバイデンならダメなので、せめてハリス副大統領が立候補してくれれば、下院はリセットできるかもしれないと」
反町氏「民主党の献金が止まった話」
クラフト氏「ウォルトディズニーの御曹司は『バイデンを変えないと献金しない』。ジョージクルーニーはハリウッドへの影響が大きく献金はジョージ次第。テイラースウィフトは多分悩んでいる『バイデンが変わらないと』」
海野氏「もしハリス氏が民主党候補になったら9/10の討論会で、前回バイデンができなかったトランプにすぐに反応できれば、ガラっと変わる可能性はある。前回はダメだっただけに。もし追及できなければトランプさんでほぼ決まりでしょう」
防衛予算の話
クラフト氏「それは安倍さんがトランプさんと信頼関係を築いたから、安倍さんの説明を聞いてくれたわけで。最後は信頼関係です。嫌いな人からの話は長くは聞かないのでそれは大きいと思う。元々トランプ氏はブリーフィングを受けない人ですから」
提言:確トラ日本の初手
古森氏「あわてずに」
クラフト氏「Yes,But...無理難題を言ってくるのがトランプ流」
海野氏「トランプに対応できる総理を選べ。ディール、脅し、圧力に耐えられる総理を」
私見
古森さんはクラフトさんを非難していたが、クラフトさんは「僕は中道。仮にトランプ氏が『これまでは過激な言動が多かった。改心する、今後は半分のアメリカではなく全体のアメリカのトップになる』と言って欲しかった、残念」と感想を言っただけで非難される程ではない。