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安倍晋三(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元総理大臣
河野克俊(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 前統合幕僚長
抜粋
私の提言
安倍元首相「国家意志」
自国は自分達で守る
河野氏「防衛は常識」
母親が子を守るのと同じ。特別なことではない
安倍元総理
日本の防衛費 5.4兆円の内訳
・人件費2兆円、整備費、基地維持費など
・そして研究費はたった1600億円ですよ!これで日本を守れますか?
・日本の継戦能力が弱いのは事実です。総理の時に、こんな話はできるわけありません。
・自民党内にも「予算の積み上げ論」を言う人がいるが、少ない予算でやりくりしているのが現状
防衛費GDP2%の是非
河野氏「ロシアは米国の8%と言われていて、イスカンデル等の正面装備に投資はしているが、修理整備補給医療にお金を回していないのでは?油がなければ戦車はただの鉄の塊。もし日本で2%になれば正面装備だけでなく後方支援にも回せられるので助かる」
日米の核の傘について
反町氏「(米国の)手順については?」
安倍元首相「決まっていない。相手国が核を間違いなく日本に使うという確証がないとダメなので。ただ手順は日米で話し合う必要があると思う」
安倍元首相
・ロシアや中国の侵犯に対し自衛隊や海保は尽力してくれているが、とくに中国の侵犯が増えていて、回数や隻数を増やしている、おそらく(尖閣の)デファクトスタンダード(業界の標準化)を狙っているのだろう
・中国軍機の台湾の防空識別圏の侵入は、数年前は年350回だったのに昨年は千回だった。
河野氏「冷戦時代、日本は北方面を見ていた、また当時、中国は海洋進出は今ほどではなかった。冷戦終了後、北朝鮮そして、軍事力が増した中国、さらにロシアを、現場の人間としては監視(対象に)していたのできつかった。ですので、政治力によって対ロシアとの緊張を下げてくれたので、その分、中国や北に注力できた」
河野氏「1980年頃、旧ソ連がNATOをカバーするミサイルSS-20を配備したら、アメリカのパーシング2ミサイルを配備しようと言い出したのはドイツの社民党のシュミット氏だった。つまり、国の防衛論になると、右も左も関係ないのでは?平和があっての右か左だと思う」
安倍元首相
・プーチン(楽天市場で探す ・ amazonで探す)と27回も会談した経験から、プーチンは理想論ではなく現実論を好む傾向がある
・判断を間違ったのでは?
・元KGB出身なので情報重視だと思う。ただ長い独裁政治で、悪い情報よりも良い情報だけが上がっていたのかも。その結果、ウクを過小評価したのでは?
・あまりマスコミはとりあげていなかったが、当時も日本はウクとも交流があった
一例
安倍総理(楽天市場で探す ・ amazonで探す)大臣のウクライナ訪問及びG7エルマウ・サミット出席 平成27年6月5日~8日
・ウクライナは大統領が当選直後は政権支持率が上がりやすいものの、その後支持率が下がりやすい国です。ただ、支持率が低くても他国に侵攻されると国民は結束したのは明らか。
「核シェアリングについて」
安倍元首相「まず核の運用と保有は米国です。使用の際の発言権として、例えばドイツの場合は発言権を持つ、というように拡大抑止の議論を、日本国内でも深めて欲しいと思います」
「専守防衛について」
(防衛省サイトから引用しました)
『専守防衛とは、相手から武力攻撃を受けたときにはじめて防衛力を行使し、その態様も自衛のための必要最小限にとどめ、また、保持する防衛力も自衛のための必要最小限のものに限るなど、憲法の精神に則った受動的な防衛戦略の姿勢をいう。』
河野氏「『必要最小限度の実力を行使すること』と明記されていますが、ウクライナ軍を見て下さい、彼らは全力で戦っています。それに自衛隊は海外派遣でも全力で対応しています。必要最小限度の実力と書かれると、士気に影響するので、せめて『必要最小限の装備を使って全力で助ける』と明記して欲しい」
さすが、安倍元首相。知識量だけでなく話がわかりやすい。説明力で言えば、菅さんや岸田さんは「やや弱い」
・2022/12/26 総集編より
2022/5/6 安倍元総理「政治家が小役人的なことを言っていたらダメなんです」