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ゲスト
佐藤正久(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元外務副大臣 自由民主党参議院議員
朱建榮(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 東洋学園大学客員教授
金玄基(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 韓国「中央日報」論説委員(リモート出演)
抜粋
佐藤氏「日中韓で会ったことに意義があった。ただ韓国としては総選挙前にしたかったはず野党に無能と批判されていたので。結局日程は中国次第だったので、台湾の新総統誕生後のこの日に設定した。それは台湾問題で日韓に(台湾は内政問題と)クサビを打ちたかったのだろう」
金氏「韓国国内で投資先としての中国の魅力に関する議論があるのは事実。対中よりも対米ではないかと。輸出先の変化として出ている。要因は人件費、不動産費の高騰もあるが、やはり米中の対立の影響が大きいと思う」
反町氏「では、中国からの韓国への輸入は?」 金氏「それは堅調だと思う。やはり安いので」
佐藤氏「韓国は日本以上にコウモリ外交をしたたかにしないといけない。中国に寄ったり、アメリカに寄ったり。実際、中国の李首相がサムスンの社長と会っている、これは異例。やはり中国国内にサムスンの工場が多くあるので」
金氏「実はLINEヤフー問題は韓国国内では大きく取り上げられてきたが、現在はネイバーとソフトバンクとの企業間の話で、両国の政府が出る話ではないとなっている」
佐藤氏「いやいや。LINEヤフーの問題って5万人の個人情報が漏洩した。フタをしていいのですか?それに漏洩したのが韓国国内か?それとも中国か?それもわからない。だからカウンターパートとして政府が関与すべきと思う」
金氏「佐藤さん、まず資本関係に政府が関与するのはやり過ぎでは?」
反町氏「ここまで言っているのは日本政府なのか?自民党なのか?」
佐藤氏「データの漏洩、ガバナンスの問題ですよ」
佐藤氏「中国はBSEや口蹄疫を理由に日本の牛肉を輸入していないのですよ、2000年からずっと。だから今、中国で食べられる日本の牛肉は、なんちゃって和牛、なんです。20年以上、いまだに」
佐藤氏「今回は台湾近海で中国はミサイルこそ発射しなかったが、この場所は日本にとっても重要なんです。台湾の近海では日本のタンカー(海路)だけでなく、海底ケーブルもあるわけです」
反町氏「岸田首相は李首相にもっと言うべきだった」
佐「そう」
呉駐日中国大使「日本の民衆は大火に連れ込まれる」
佐藤氏「外務大臣は何もしていませんよね?もっと言うべきでしょ」
朱氏「いや。アメリカに対しては、火を招いて身を焼く、と強く言っている」
反町氏「似たような」
朱「いやいや、身を焼くと」
金氏「たしかに反町さんの言う、韓国は中国への輸出量が高いのでそれを気にした発言と言われるのはわかるが、それよりも『台湾有事の在韓米軍の動き』が気になる。つまり有事があった時に在韓米軍がどのように対応するかの方が気になる」
朱氏「台湾で有事が起きたら、まず在日米軍が来て、その後、日本の自衛隊が後方支援するのでしょう?台湾での戦火が起きたら?」
佐藤氏「自衛隊は現状の法律の基づき活動するだけで、(朱氏の発言は)全くナンセンス(な発言)です」
反町氏「トランプ(楽天市場で探す ・ amazonで探す)氏が再選したら?」
金氏「たしかに懸念材料があり、以前、かなり高い在韓米軍の負担金を求められた経緯があり、その再交渉を求められるでしょうし、北朝鮮の核保有国を前提とした対応をアメリカから求められるでしょう」
提言:日中韓関係にあるべき姿
金氏「求同存異」
朱氏「東アジアの自主協力、責任共有を」
佐藤氏「ほどほど」
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ゲスト
馬場伸幸(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 日本維新の会代表 衆議院議員(前半)
山田惠資(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 時事通信解説委員(前半)
小林史明(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 自民党デジタル社会推進本部事務総長 衆議院議員(後半)
三上洋(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) ITジャーナリスト(後半)
抜粋
メール「音喜多議員は都知事選には?」
馬場氏「維新としての都知事候補を探している最中ですが、音喜多さんは都議会経験者なので、彼が出たいと言えば全面的に支援する。あくまでも彼が出たいならば」
連立入りか?閣外協力か?パーシャル連合(政策ごとに協力)か? 「共産党とは?」
馬場氏「その一択は、ありません」
馬場氏「新自由クラブやさきがけのように、いつの間にか吸収され、政党が消えていく事例を見てきているので、代表である私がそれになる連立(連合)を選ぶことはありません」
山田氏「細川政権(非自民・非共産8党派の連立政権)のようになれば、維新の立場は目立つようになると思う」
小林氏「ニセ広告を弾く拠点が日本にあれば日本人が見抜けるのですが、海外の拠点だとおそらく日本の文化を知らない人だから見抜けないのでは?」
反町氏「逆に見抜けている所は?」
小「ヒアリングをしましたが、X,Google,TikTokは広告のチェックをやっていると思う」
三上氏「自民党案でもメタにやってもらうという案です」
反町氏「メタはしっかりやりますかね?」
三上氏「できないかもしれません。以前のメタの事例で、6カ月経ちましたがログを出して下さいと言ってメタに請求したら『4カ月分しかありません』と返答、つまりなかなか対応しない企業なのです。それにこのニセ広告問題はオーストラリア、韓国などでも問題になっていて、豪政府が強く言ってもいまだに対応できない。現地の言葉を知っている人が広告チェックをすべき」
反町氏「TikTokって中国ですよね?しっかりチェックをやっているのですか?」
小林氏「おそらくですが、TikTokはアメリカで強く言われているので、日本でも厳格に対応しているのでしょう」
三上氏「自民党案でもメタにやってもらうという案です」
反町氏「しっかりやりますかね?」
三上氏「できないかも。オーストラリア、韓国などでもニセ広告が問題になっていて、豪政府が強く言ってもいまだに対応できない。現地の言葉を知っている人が広告チェックをすべき」
小林氏「バズった方が儲かる、炎上商法が広まっています。昔のデマなら紙だったので限られていましたが、今は全世界に広まる、すると現状の罰則金(法人1億円以下、個人禁錮1年)が安いからバズった方が得になっているので、罰則金を上げるべきと思う」
プラットフォーマー(X,Google,metaなど)
小林氏「アメリカは個人が訴訟を起こしやすい環境なので問題があれば訴訟を起こすでしょうし、まずGAFAはEUの経済圏にいない、その経済圏を守るためにGAFAに対して厳格に対応していて罰則金は全世界の売上高の6%を徴収」
「屋根の修理業者が来ました。取り締まることはできませんか?」
小林氏「ネットでも現実社会でも被害に遭いそうなったら通報するのは素晴らしいことですし、警察としては事業者名は控えていると思います」
提言:巨大IT企業に日本はどう対応すべき
小林氏「コンテンツで勝負、マンガ、アニメなど。アメリカのEPICというユーザー数が多いゲームサイトが訴えたら効果が大きかった」
三上氏「一丸となって戦え!」
メール「政府広報がダサイのですが」
小林氏「結構、バランスが難しいのです。以前マイナンバーカードの普及にSPY&FAMILYを起用したのですが、賛否が分かれました」
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ゲスト
先﨑彰容(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 日本大学危機管理学部教授 思想史家
與那覇潤(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 評論家
抜粋
先崎氏「民主主義を装った権威主義が出てきていて、例えば選挙はするが当選する人が決まっている。こうなると権威主義、民主主義を理論的に話づらくなっている。独裁国家が選挙制度を使っているだけ」
先崎氏「中東の一部の国家が民主主義寄りになってきた。その国は安定した利益を得て安定した国家づくりができ、我々は安定的に原油を得られる。しかし他の中東国家から見れば、イスラエルと米国のように背後に民主主義国家がいるエリート層に見え、結果、対立を生む」
反町氏「中国はコロナが発生した時、武漢を封鎖したでしょ。これって権威主義国家だからできた話」
先崎氏「地方自治法改正案が出ているが、中央に権力が集まれば”権威国家か?”と言われるわけで、つまり中央集権、地方分権のバランス取りがまさに民主主義の形だと思う」
與那覇氏「テクノロジが進化すれば権威国家の方がますます権威的に統治できる。コロナが流行った時アプリで行動を監視されたのを見て『本当に民主国家?権威国家みたい』と思った。よって民主国家の方が『権威的にならぬようIT進化を止めた方が良い?』という議論が出そう」
先崎氏「我々の国は自由に意見が言える自由主義ではなく民主主義、多数決で決まる。少数派を多数派の意見で染める、この民主主義は少数民族の弾圧にも使える。最近ではその民主主義国家が『法の支配の下』といって権威的な振舞いをするし、その政治システムに触れない」
與那覇氏「今の政治が悪いのはあのリーダーのせいだと言って、デモが起きてリーダーが倒れたとします。でも、そのリーダーを選んだのは選んだ国民。結局、悪かったのはリーダーなのか?選んだ国民なのか?という話になるわけです」
與那覇氏「権威主義国家の中には、宗教と政治が密接な国があり、リーダーは宗教の教えに基づいて政治をしているので異論が出にくい。よって他国から『あなたたちは権威主義国家だから』と批判されても『どこが悪い?』となる」
反町氏「中東は権威主義国家だらけですものね」
中国は権威主義国家でありながら経済成長に成功した国
與那覇氏「先崎氏が言われたように太平洋諸島に、権威主義を維持しつつ経済成長を目指す国が増えていて、我々の自由経済を提案しても受け入れられなくなる可能性を危惧」
先崎氏「欧米の自由と民主主義で成り立っている国に対し、中国は公平正義文明で成り立っている国。中国の考えが世界に広まる可能性がある」
反町氏「中国が文明論を掲げ理論武装をしてそれが受け入れたらって話?」
與那覇氏「となると中国が多数派となり、欧米でITを学んでいる人が中国に行くかも」
與那覇氏「プーチン政権では、彼は立候補させないと言ったら立候補できなかったわけで、ロシアに自由主義はない。一方、記者と何時間も議論したり、侵攻前に会議をし中継させ『ウクライナ侵攻(楽天市場で探す)をする、これはみんなで決めた』という多元的な形を取って、あくまもでプーチン独りで決めた話ではないと」
先崎氏「昔の自民党から振り返ると、岸信介は理論で民衆を引っ張る総裁、安倍さんもそうでしたが、その一方で所得倍増をかかげた池田勇人は豊かさで民衆を引っ張る総裁。自民党は理論と豊かさを交互にかかげることで民衆を引っ張て来た政党に見える」
先崎氏「自由主義と民主主義とを分けたのは東日本大震災の時を思い出して下さい。もし1か所に集まって会議をしていて震災が起きた時そのままだと全員死んでいたかもしれないが、誰か独りが『逃げろ』と言えば全員助かるかもしれない。自由と民主は分けて議論したい」
先崎氏「ネットで調べたり、買い物を想像して下さい。そうすればたしかに我々は情報を得たり、物を買えるわけですが、その情報が最終的に行く先、イーロンマスクやOpenAI(楽天市場で探す ・ amazonで探す)サムアルトマンの私腹を肥やすことになる。結果、我々は彼らの為に働いていることに、デジタル荘園」
先崎氏「イーロンマスクって火星に行きたいと言っている。つまり彼は政府を越えたり、国境を越えて物事を変えようとしている。個人の自由を尊重するリバタリアニズム(自由原理主義)の究極が彼ら(PayPalのピーターティール氏、サムアルトマン氏含む)」
與那覇氏「ふるさと納税って国がしていますよね?自分が住んでいる所ではなく別の所に納税してお肉もらってますよね?つまりアプリが進化すれば、一番サービスの良い行政だけを選べるようになっていくのではないか?国家が単なるサービス供給業者に見えるように」
與那覇氏「昔は新聞やテレビがメディアでしたが、今はカスタマイズされた情報や、個人によるメディアまで出てきた。個人に合わせた情報だけになってきた」
メール「企業でも官僚でも選挙で選べませんが」
先崎氏「そこに権威主義があると気づくことがまず大事」
提言:日本が持つべき視点
先崎氏「俯瞰」
與那覇氏「自由主義の人、民主主義の人にとって(日本が)亡命先であれ。」
與那覇氏「本来、みんなの意見の真ん中になるような人を選ぶのですが、トランプさんのような(偏った)人が選ばれる時代になった」
先崎氏「(トランプ氏が有利なのは)それは不安があるから。人間は不安があると究極的に二者択一になる。よって不安を克服することが大事」
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ゲスト
山井和則(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 立憲民主党政治改革実行本部副本部長
藤田文武(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 日本維新の会幹事長
玉木雄一郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 国民民主党代表
田﨑史郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 政治ジャーナリスト
抜粋
反町氏「ここのところ、最後は岸田さん独りで乗り切ろうとしているように見える」
田崎氏「半分当たっている。昨日の夕方麻生さんに電話をしている。麻生氏茂木氏は乗り切れると思っていたみたいだが、岸田さんは『ごり押しすれば連立が崩壊する』と言って今日に至る」
田崎氏「これまで見ていて思ったのが、野党の皆さんは他党の案には厳しく、自分の案には甘い。自民党が賛成するなら維新の案でしょうね」
蓮舫議員の都知事立候補
山井氏「驚いたが、よく言ってくれたと思った。小池都知事は大きい。そこらへんの議員が出ても太刀打ちできない。正義感あふれる蓮舫さんですし、無所属で出られますが応援します。小池さんは自民党とは距離を置くと言いながら、そうではないので」
玉木氏「蓮舫さんとは民進党の党首争いをしたことがあるが余計なことをここでは言いたくない。後で色々言われそう。都予算はスウェーデン並。小池都知事は手厚い介護報酬をして近隣自治体から人を集めて近隣は困っている模様。それを越える事を蓮舫さんは目指すらしい」
山井氏「東京は、知名度がないと勝てないんです。政策があっても知名度がないと無理なんです。ただ、今、小池さんの人気に陰りが出ていると思う。小池さんが応援した候補者が負けましたでしょ」
田崎氏「山井さんが言われた小池さんの支持率ですが、4月で50%半ばで、岸田さんは20%。ですから、陰りが出てきたとは私は思わない。自民党は頼まれなくても勝手に応援すると思う」
山井氏「先ほど田崎氏が小池さんの支持率が50%あると言われたが、最近は『これまでは小池さんだったが、蓮舫さんが出るなら』という声を聞く。自民党議員が小池さんを応援すればするほど、裏金議員による応援というイメージがして、蓮舫さんが有利になると思う」
田崎氏「東京都選出の自民党議員の中で、裏金議員がどれだけいますかね?」
山井氏「(数は)相当いると思いますが」
田「裏金議員となると、相当はいませんが」
(蓮舫氏「静岡県知事選でも県民は野党候補を選んだ」)
玉木氏「先ほどの静岡県知事選は、東か西かという地域色が強く、国政の党派は薄かった。『東の鈴木です』で挨拶されていたぐらいです」
藤田氏「たしかに静岡県は地域色が強かった」
山井氏「3党そろって内閣不信任案を出せればね、政権とかの話は別として、先の話かもしれませんが、ふわっとこの野党3党がまとまることができればとは思う」
提言:政治の信頼に必要なこと
山井氏「裏金にカネではなく国民の声で動く政治に」
玉木氏「徹底公開」
藤田氏「有言実行」
田崎氏「この番組で3者の距離感は近いと思った。国会でも話し合って共通点を見出して欲しい」
その他
反町氏「田崎さんお昼ミヤネ屋さんで『続きは反町さんところでやって』と言われたらしいのですが?」
田崎氏「橋下さんとバトルをしていてその続きをここで、という意味だと思う」
反「橋下さんいないからできませんよね。ま、取り残したことはMrサンデーでやって下さい」