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3人の元統幕長が分析 露軍侵攻の戦略と兵器 日本の防衛力強化是非
ゲスト
折木良一元統合幕僚長 元陸将
岩﨑茂元統合幕僚長 元空将
河野克俊前統合幕僚長 元海将
抜粋
反町氏「日本の場合は?」
折木氏「戦車や小部隊(30人)は近距離戦です。そこへ火器でさらに遠くへ攻撃する、といった地形にあわせた組み合わせが大事なのです。だから、対戦車武器の性能や数よりも、組み合わせが大事」
河野氏「ロシアはオデーサを抑えて、ウクライナを経済的に孤立化しようとしたが、旗艦がやられてロシアは失敗したと思う。そもそも旗艦の防衛システムは働いていなかったのでは?また戦い方を見て指揮系統がダメ」
岩崎氏「ソ連が崩壊した後、燃料弾薬が足りなくなって、その結果、訓練不足で(以前からの)熟練兵士もいれば未熟な兵士もいるような部隊が多かったのでは?だからキーウに向かう戦車が大量に破壊されたのでは?そもそもクリミア半島や東部の奪取がロシアの主目的では?」
折木氏「戦術核の1発目について使うか使わないか政治判断が求められる」
河野氏「核を持っても使わなくていいんです。持っているだけで(相手国の)抑止力になる。ただ、この抑止力は『国民の命を守るため』なので日本全国民に同意をとる必要がある」
→河野氏に同感
メール:経験のない自衛隊で大丈夫?
岩崎氏「米英の経験のある部隊と演習をしています」
折木氏「情報火力兵站(へいたん、後方支援)が重要ですが、自衛隊は70年かけて組織力現場力は築き上げてきたので、それらは自信があります。ただし、命を懸けた戦争は未経験ではあります」
河野氏「自衛隊は祖国防衛で、その点はウクライナと同じです。大丈夫です」