※1回見ただけのうろ覚えです
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ロシア軍総攻撃開始か 戦況を専門家徹底分析 畔蒜×廣瀬×高橋激論
ゲスト
畔蒜泰助(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 笹川平和財団主任研究員
廣瀬陽子 慶應義塾大学教授
高橋杉雄 防衛研究所防衛政策研究室長
抜粋
畔蒜氏「2024年のロシア大統領選まで、侵攻したりしなかったり戦争は継続する可能性。2014年からドンバスで続いていたように。ずっと今のペースで戦争を続けることは不可能」
廣瀬氏「日に3兆円(日に2~300億円という報道もあり)なので露軍は経済的に困難。ただプーチン(楽天市場で探す ・ amazonで探す)政権が続く限り戦争も」
高橋氏「当初、ロシアはキーウを攻撃しまくって降伏させて、停戦交渉したかったのだろうが、それができなかった」
畔蒜氏「アゾフ大隊を倒してドンバス地方を占領したいのだろうが、そもそも圧倒的な勝利にならない限りはこの戦争は終わらない可能性」
廣瀬氏「ウクライナに直接的な支援はしない国であっても、ロシアに制裁をすること自体がウクへの支援となるでしょう」
畔蒜氏「ウクライナを負けさせないのが西側諸国の最大の目的。プーチンに勝利させない」
反町氏「終わりが見えない」
畔「ジレンマでしょう。ウクが戦闘を継続する限り、西側は支援するでしょう」
廣瀬氏「欧米諸国はロシアによる現状変更を許さない。それにより武器供与はしない国であっても、ロシアを許さない国が増えていることで、国際社会が団結しつつあるのはとても珍しいと思います。」
高橋氏「ロシア製の戦車なら供与してもすぐに使えるが、ドイツ製の戦車を送られたとしてもすぐに使えないし、補給部隊を含め、別部隊にしないといけない」
高橋氏「ウク軍は152mmりゅう弾砲。アメリカが供与するのは155mm。だから砲弾も一緒に送らないといけない。155mmの部隊と152mmの部隊は共存できないし、そもそもウク軍は弾が欲しい」
畔蒜氏「終わりが見えない。東部2州を失ったとしてもウクが承諾・停戦するとは思えない。キーウが陥落すれば別だが。よって、この戦争はまだ続くと思う」
反町氏「露対ウクの戦争なのに、もはやアメリカは踏み込み過ぎでは?」
廣瀬氏「そうです。ただ露軍は米に対しガマンしているが、戦力が不足している。予想以上にNATOの武器供与が多かったので露軍は不利になり、ウク軍はこれまでは防衛だったが攻撃に転換する可能性」
反町氏「艦モスクワの防空能力は低かった?」
高橋氏「その艦は1980年代もの。またネプチューンは海上スレスレで飛んでくるのでレーダーは捉えにくいので気づいた時には。ネプチューンは艦の場所さえわかれば到達しやすい。インドネシアからオファーがあった武器」
畔蒜氏「露軍のトップがドゥボルニコフ氏になってから、軍事的と政治的な戦略が明確になった。ドンバス地方の死守が露軍の至上命題と思う」
高橋氏「陸戦がメインで、海の艦モスクワは脇役。ただオデーサへの侵攻は露は不利に。ウク軍がミコライウを守ったので海からの侵攻はより困難に」
ロシアは東部以外のハルキウ、ドネツク、ミコライウにも攻撃した。
高橋氏「後方支援都市への攻撃も戦術の1つ。軍事目的に絞った攻撃に変化したと思える」
廣瀬氏「西部はNATOからの補給へのけん制で軍事的。キーウへは要人の訪問へのけん制、メッセージ性が高いと思う」
廣瀬氏「キーウの周囲は森林で戦車は不利だったが、東部は平野が多いので戦車戦になる」
高橋氏「ロシア軍は火力重視。東部は補給不足。ウク軍はリビウからの鉄道網で補給の可能性。列車への攻撃は困難。ウクの戦車は600両+支援車αで千両位か。露も千両位か
「製鉄所の人達に対し、毒ガスを使う可能性がある」
反町氏「またロシアはウクライナのせいに?」
「それは無理でしょう」
「ロシアはアゾフ大隊こそネオナチと思っているし、民間人を盾にしていると判断するので、ウクのせいにする必要がない」
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Q.日本がロシアに制裁し過ぎて不利になることは?
廣瀬氏「2014年のクリミア半島の時、日本の制裁レベルは低く、世界から非難を受けた。しかし、今の制裁は評価を受けていますし、欧米諸国と足並みをそろえるべきだと思う」
Q.NATOが結束していますが、日米同盟は結束していますか?
畔蒜氏「日本がアメリカに合わせ制裁を課している、という状況が同盟を表すことになっているし同盟を結んでいるという効果があると思う。北海道がロシアどうこうという話がありましたが、それはもう、大した話ではないですし」
Q.ウクがモスクワを狙うことは?
高橋氏「ウク軍がロシア軍に反抗し、仮にモスクワを狙った場合は核を使われるのでしないと思う」 反町氏「やはり、ここでもロシアの核が効きますね」