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ゲスト
兼原信克(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 同志社大学特別客員教授 元内閣官房副長官補 元国家安全保障局次長
小泉悠(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 東京大学先端科学技術研究センター専任講師
抜粋
小泉氏「ロシアはベラルーシに戦術核兵器そのものを置くと言っているのではなく、戦術核兵器の弾頭を置く弾薬庫を配備すると言っています」 「もしロシアが核を使うにしても死傷者が出ないオプション、黒海やウクライナの無人地帯で使う可能性もある」
兼原氏「ベラルーシ、かわいそうですよね。だって、ロシアが核兵器を使ったら、NATOから反撃を受けるのはベラルーシにある「ロシアの核兵器弾薬庫」ですから。次を撃たせないためにNATOは撃つわけですし」
反町氏「その時ロシアはNATOに攻撃されませんものね」
兼原氏「ロシアは他国から怖がられたい。一方、中国は尊敬されたい国です」
反町氏「学級委員みたいな?でも中国は南シナ海で悪いことをしているじゃないですか?」
兼「そう。王朝だから。表向き良いことをプロパガンダで言いながら、裏で悪いこともする」
小泉氏「プーチン(楽天市場で探す ・ amazonで探す)は大祖国論を利用して政治基盤に利用している。プーチン以前90年代はそんな話は無かった」
兼原氏「ロシアって広い国だから色んな考えの人がいて、旧キリスト教系は迫害されている。それに合体・分裂を繰り返した来た国なので、一つの民族という形もできなかった。唯一、大祖国論(大祖国戦争)の時だけ、国民が一致する。2000万人が殺されているから」
ウクライナ侵攻(楽天市場で探す)後の世界は?
兼原氏「中国は巨大化。ロシアが衰退するので、インドが西側につくのでは?元々ロシアについていたが一緒に落ちたくないし中国につくつもりはないので西側に。だから西側はインドの扱いを考え始めているし、かつて、(東アジアで)インドと日本以外は独裁国家だったので、これではマズイと思い始めたアメリカは独裁国家の民主化を後押し。」
多様化する世界の中で日本は?
兼原氏「グローバルサウスに自由と法の支配を」
小泉氏「ビジョン。日本なりのビジョンを持って対応を」
メール「今の政治家に対し」
兼原氏「安全保障論議をして欲しい」
小泉氏「国会で行政文書や安保も含め、日本がそれらの議論ができる国であることに誇りを持つ」
メール「ロシア国民に民主主義は理解できる?」
兼原氏「ロシア人そのものは良い人です。ただ1917年にロシアは帝国主義から共産主義に変わったので、民主主義を知る人はいない」
小泉氏「モスクワやノヴォシビルスク(など都市部)に住む人は理解できるかもしれないが、地方に住んでいて食べる物にも困っているロシア人は理解できないと思う」