テーマ
浅田彰×先﨑彰容対論 ウクライナ情勢と世界 プーチン(楽天市場で探す ・ amazonで探す)の国家観とは
ゲスト
浅田彰京都芸術大学教授 批評家
先﨑彰容日本大学危機管理学部教授 思想史家
抜粋
メール「日本は今のまま欧米についていって良いのか?」
先崎氏「わざわざ別の道を歩む必要はない。昔は欧米の後ろをついていけば良かったが、インド太平洋に限れば日本が先頭を歩く必要性が出てくるかもしれません」
メール「日本国内の欧米よりの報道はミスリードでは?」
浅田氏「ウクライナの現状は事実でしょう。ただ、プーチンが悪すぎて、ゼレンスキーを持ち上げて”感情的に報道する”のは良くない」
「自問自答。先月出た時にも防衛装備品の話をしましたが、日本人は今のウクライナの状況を見て、日本の防衛について自問自答すべきと思います」
先崎氏「野党が対ロシア政策を岸田首相に追求していたが、野党議員に聞きたいのが『ロシアと完全に手を切るのですか?北方領土がどうなってもいいのですか?その覚悟はありますか?』」
参考記事 2022/3/14 産経新聞 首相「予算修正考えてない」 対露経済協力
https://www.sankei.com/article/20220314-6ZWIM6PSXRKW7EV2HOLSSJUTQI/
感想
●浅田氏「独立を明言しない台湾の総統と違って、ゼレンスキーは独立すると言ってしまったのはマズイ」
私見→ウクライナはソ連崩壊後から独立国だったので、「ゼレンスキー氏が独立国としての姿勢を示したのが間違い」とは私は思わない。プーチンの身勝手な考え
●浅田氏「ゼレンスキー氏を各国が持ち上げ過ぎではないか?」
私見→ゼレンスキー氏を持ち上げているのは各国の首脳ぐらいで、世界の大半の人々は「大統領よりもウクライナ国民の苦痛を救おう」と思っていると思う。
●先崎氏の「平和」の話
→要するに、大戦後の平和議論の仕方と今の平和議論の仕方が違う。世界の勢力図、技術などが変わっているから、それに対応した議論が必要、と解釈