3/11 BSフジ・プライムニュース後半
テーマ
ウクライナ危機と経済 ▽韓国新大統領を分析 真田×鈴置×佐藤正久
ゲスト
佐藤正久自由民主党外交部会長 参議院議員
真田幸光愛知淑徳大学教授
鈴置高史ジャーナリスト 元日本経済新聞編集委員
抜粋
鈴置氏「韓国新大統領の周りはイ・ミョンバク政権の人らしい。つまり、最初は良いが途中で手のひらを反す可能性がある(竹島上陸)。韓国の問題点は『約束を破る国』だけだったが、今度は『大統領がいつまで持つか?』。つまり民主主義国家の不安定化、ベネズエラ化です」
佐藤氏「日本人は人が良いから、過去のことを忘れるのかもしれませんが、そもそも(国と国の約束という)国際法を破ったのはすべて韓国です。日本が悪いわけではないのです。ですから、日本から韓国に近づく必要はないのです」
真田氏「韓国新大統領は27万票差で勝ったものの、無効票30万票あった。トランプさんみたいにもめるかも。政権が安定するまで様子見すべき」
佐藤氏「複雑骨折した日韓関係を簡単に回復できるとは思えない。そもそも韓国は野党が多い国会。今半導体をロシアに売れない。アメリカに近づき過ぎたら中国に怒られる。新大統領の政権は大変だと思う」
鈴置氏「新大統領は元慰安婦に昨年日本に謝罪させますと言った
真田氏「最近、原油価格が少し落ち着いたと思う。世界経済はアメリカが制裁を緩めるのではないかという期待感から。そもそもバイデン政権はロシアの覇権国家の弱体化を狙っていたと思われ、その効果が見えてきたと判断しているのでは?制裁が緩めば円やウォンは元に戻る」
鈴置氏「日本の円は円安が進んでもデフォルトになる可能性は低く、韓国の方がウォン安が進むとデフォルト危機になる確率は日本よりは高い、以前から。ウォンは危険だからドルか何か他の通貨に変えようか、という動きでは?」
佐藤氏「プーチンが(日本の話を)聞かないから」
真田氏「ロシアへの締め上げを続行すると、何をするのかわからない。制裁ばかりではなく、プーチン氏ゼレンスキー氏を日本に招待して、頭を冷やしてもらう。森元首相が適任」
真田氏「円安が120円台になると、一気に債権が売られる可能性がある」
佐藤氏「日本政府がフラフラしていると、一番、狙われるのは日本の企業。アメリカに対しては対抗措置をロシアは恐れているが、日本に対しては恐れていない」
佐藤氏「コンテナは数が多いからチェックは困難。企業が輸出しないことで対応。シベリア鉄道が抜け道」
真田氏「コンテナの製造数は中国が世界1位。陸路でコンテナを使われたらチェックしようがないので、もし『中国が制裁に参加』と言っても、制裁しない可能性もある」
メール
メール「(ロシアの侵攻で)エネルギー資源を持つ国が有利と明確になりました。日本は原発再稼働ですか?」
真田氏「原発の利権はフランス企業が持っていてSDGsとの両輪で原発を利用しているし、実際、マクロン大統領はEU内で原発を推進。ただ、我々日本は原発を推進すべきではない」
メール「中国のデジタル人民元が拡大するのでは?」
真田氏「同感です。今、アメリカのドルを基軸とした欧米社会では「ドル建て」ですが、中国は中国語ともに人民元を世界に広めようとしています。
とくに発展途上国では、その動きがあり中国は「人民元建て」をする国を増やそうとしているので、注意が必要です。」
メール「韓国には半導体メーカーがありますが日本は?」
鈴置氏「半導体メーカーがいつまでも韓国にあるとは限らないし、それが他の国に移ったら、日本の半導体製造装置メーカーはその国に売れば良いだけの話。」
反町氏「では、これまでの日米韓という関係は?」
鈴置氏「韓国はどうせウソをつく国ですから。そもそも韓国は中国にビンタをくらったら中国に行く」
反「日本はどうすれば?」
鈴「中国からビンタをもらった韓国の様子を注視すべき」