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デービッド・アトキンソン(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元ゴールドマンサックスアナリスト 小西美術工藝社社長
藤井聡(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元内閣官房参与 京都大学大学院工学研究科教授
矢嶋康次(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) ニッセイ基礎研究所総合政策研究部常務理事チーフエコノミスト
土居丈朗(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 慶應義塾大学経済学部教授 東京財団政策研究所研究主幹
抜粋
サラリーマン給与
藤井聡・京大教授「このグラフを見てわかる通り消費税が上がると消費者物価が上がる。1997年の5%、2014年の8%に上げた瞬間、給与が下がっている。2019年の10%はコロナの補填があったから下がっていない」
私見→新型コロナ2020年1月が日本初の感染者なので・・
アトキンソン氏「グラフで1960年以降、消費税を実施した世界各国で、1人当たりGDPが上がっているという内容でしたが、日本は各国以上に人口が減少しています。そもそも消費税と賃金の話とは無関係です」
賃上げ機運を高めるには?
矢嶋氏「株主として人材確保をしていない企業に圧力をかけるべき」
土居教授「矢嶋さんの案は上場企業には適応できるが、大半の非上場企業に対してどのように対応するか?下請けが適正かどうか(政府、官公庁が)チェックする体制をつくるなど」
矢嶋氏「マイナス金利って、ローンをしてお金をもらえるわけないでしょ?銀行が日銀に預けるとマイナスになるというペナルティで、日銀に預けるよりは企業などへのローンに回してもらおう(お金を貸すことに注力)とした。しかしそれは円高なら効果はあったものの、今、円安なので効果は薄い」
矢嶋氏「植田総裁になって『マイナス金利止めよう』という声が出ているので『いつ?マイナス金利を止めるのか』という話題になっている。この問題点が『若い世代で、金利が上がった時どうなるのかが理解されていない点』です。若い世代の大半はマイナス金利しか知らない」
提言:持続的な経済成長に必要なこと
アトキンソン氏「2024年、最低賃金6%引き上げ」
藤井氏「消費減税」
矢嶋氏「3回目の賃上げ」
土居氏「価格転嫁力の強化」
中小企業の賃上げをするためには?
アトキンソン氏「労働人口の70%が中小。賃上げをしやすくする制度を」
藤井氏「企業が納める消費税の減免」
矢嶋氏「インバウンド減税」
土居氏「実は消費税よりも社会保険料の負担の方が大きい点を」
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櫻井よしこ(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 国家基本問題研究所理事長
先﨑彰容(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 日本大学危機管理学部教授
抜粋
反町氏「陸自・降下訓練始めをするよりは災害対応すべきでは?という世論が」
先崎氏「X上の世論が国全体の世論ではない。また攻撃部隊なのだから、共に守ってくれる国もあれば攻めてくる国がいるわけで、1点に集中して隙を見せるよりは余裕を見せる必要がある」
私見→同感
櫻井氏「自衛隊を本来以外の所で使う(国家防衛以外で動員する)のは自制すべき。災害に限らず、鳥インフルエンザの対応でも自制すべき。どうしても必要なら税金の中で対応すべき。元自民の群馬県知事が鳥インフルで即自衛隊に要望したのは予想外だった」
自民党の裏金問題
櫻井氏「裏金と言っていますが、これは不記載の話です。ちゃんと記載していれば問題がなかったはずで、清和会の人達を何人か知っていますが擁護するにも当たらないほど不勉強すぎる。逮捕された池田さんは証拠隠滅を図ったわけですからそれはそうなる」
櫻井氏「政治資金規正法という制度が悪いから、刷新本部を使って変えようとしているみたいですが、まず政治家そのものがだらしないわけで。政治家は政治資金規正法をちゃんと守るようにすることから始めるべき。それでダメなら政党助成金を失くしても良い」
櫻井氏「インボイス?私の経理担当が『節税は良いけど脱税はダメ』と言う。私もお金の入りと出を確認するが大変。もし政治刷新会議で今以上の厳しいルールができたら政治家自らお金の入りと出を確認しだして政治家なのに税理士になって本来の仕事ができないむしろマイナス」
櫻井氏「はっきり言って政治家の人達ってスーパーに行って買い物するのかしら?物の値段が上がっているのを実感しているのかしら?で、総理は渡海議員を起用しましたが、はっきり言って何をしたのかわからない人を起用するなんて・・・」
反町氏「ま、まぁまぁ(なだめる)」
先崎氏「例えば、野菜の値段を知らなくても良いから海外で外交をして欲しい。街頭に立って募金を集めるなら私でもできる。そうではなく政治家なら政治家しかできないことをして欲しい。先ほど櫻井さんが言われた政治家が経理士になるな、という話はそういう意味だと思う」
櫻井氏「中国に日本の土地が買われているので、それを防ぐ法案を議員と一緒に10数年前から出しているのに、一向に通過しない。なぜ通らないのか?とても歯がゆい。ちなみに政(まつりごと)は本来、国民の生活を幸せにする仕事。だから国会議員は本来誇りある仕事なのに」
櫻井氏「日本の皇室は2000年続いている。西欧にも皇室(皇族)はあるがルーツが途中で変わっている。つまり西欧の皇室は権力で続いているが、日本のそれは権威で長く続いている、同じ民主主義でもアメリカとも違う。日本はそれだけ稀有(けう)な国」
SNSの社会
先崎氏「日本は矮小化した正義感、例えば机の上を指でなぞって『汚いわ』と言っている程度の正義感で盛り上がっている。そうではなくて、もっと国家全体と言った、もっと視野を広くした議論をすべき」
先崎氏「まず日本の歴史教育を何とかしないといけない。僕は教育現場(大学)にいるから言えるのですが、例えば1945年が終戦の年と知っている学生が2割。昭和20年と言えるのはもっと少ない」
櫻井氏「私がね、この日本の皇室や歴史の話をすればするほどね『あなたは右翼でしょ?』と言われる。私は右翼の思想でもないし、右翼ではない。でも、右翼だと言われたとしても私は日本の話(歴史)をし続けます。日本を滅ぼさないために」
提言:日本と日本の課題を解決する為に今一番必要なこと
櫻井氏「意志的楽観。こういう時ですが、先があることを信じて意志的に楽観視する」
先崎氏「教育」
先崎氏「SNSは性とか差別とか暴力的な話題で注目を集めようとする媒体。結局、人はプリミティブ(幼稚)な話題で注目する傾向がある。もちろん、SNSにも良い面もあるが」
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小野寺五典(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 自由民主党安全保障調査会長 元防衛大臣
北村滋(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 前国家安全保障局長 北村エコノミックセキュリティ合同会社代表
抜粋
自衛隊の初期対応
小野寺元防衛大臣「今回、自衛隊のブラックホークやオスプレイが使えなかったことで空路を活かせなかったのが悔やまれる。昨年事故があり、それ以降飛行停止になっているからで、やはり孤立地域の捜索にはヘリが有効。広い土地が必要ですが」
小野寺元防衛大臣「自衛隊ヘリ・ブラックホークが使えないのは4月の事故以来、原因究明をしているとの話ですが、通常なら半年で稼働可能になるのにいまだに出来ない。究明に時間がかかり過ぎだし、使えないのは有事の場合においてもリスク。一方オスプレイを飛ばせないのは11月の米軍の事故の影響なので」
反町氏「東北震災の時、震災5日後の3/16に米軍は整地されていない仙台空港に降り立って支援してくれた。今回、能登空港が被害で使えなかったのは理解できるが、震災の際に空港が使えないのはリスクではないか?米軍といえども無理?」
小野寺氏「リスクではありすが、米軍が痛んだ滑走路に着陸できるかどうかは不明です」
「SNSでフェイクを発信するのを取り締まれないのか?」
小野寺氏「ファクトチェックの民間の機関があるかもしれませんが日本には寄付文化がありませんから。また国が行うとそれはまずいので」
北村氏「まずSNS企業が投稿を削除するのが本筋」
小野寺氏「防衛装備品についてですが、すでにPAC2,PAC3の輸出は閣議決定されています」
関連記事
関連記事 ブルームバーグ 米国にパトリオットミサイル輸出へ、武器移転の対象を拡大-政府
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-22/S5Y039T0AFB400
北村氏「ガザ地区の地下トンネルは300-500kmと言われていますが、東京都の光ケーブルが約290kmと言われています」
反町氏「ウクライナが不利な状況、日本はこのままウクライナ寄りの外交で良いのでしょうか?」
北村氏「それは台湾に関係します。プーチン(楽天市場で探す ・ amazonで探す)大統領の力による現状変更を認めることになり、習近平氏にも影響すると思います」
防衛装備移転三原則ライセンス生産品の提供
小野寺氏「設計図や技術が米国で『それを基に日本で作った武器の方が米国製より性能が良い』といった場合、『ウクライナに武器供与をしている米国の武器が空っぽになるのを防ぎたいから米国は日本から輸入したい』といった場合」
日英伊の戦闘機
小野寺氏「共同開発した戦闘機の性能が良いという評価になった時、東アジアの各国が買う場合が想定される。購入後のメンテナンスの時、普通なら地理的に日本が請け負うはずなのですが、法律上、日本がメンテできないとなると英伊が担うことになる」
日本の武器輸出について中国やロシアの反応について
小野寺氏「まず、中国やロシアは世界中に小火器を売っているわけで、そういった国々に『日本製の』と言われても」
提言:日本の安保戦略かくあるべし
小野寺氏「自立した国家。世界各国で選挙がありますが、相手国がどんな国家になっても日本は自身で守る(対応すべき)」
北村氏「初志貫徹」
メール「尖閣諸島付近のEEZに中国がブイを設置しましたが、日本は放置したままですか?」
小野寺氏「放置のままだと既成事実化する。どうやらギリギリの所にあるらしく仮に日本側にそのブイが入ってきたら『航行に危険なのでそちらに返した』と言って中国側のEEZに返せば良いと思う」
反町氏「撤去で終わりの話ではないのですね」
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馳浩(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 石川県知事 (後半リモート出演)
米村敏朗(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元内閣危機管理監 元内閣官房参与 元警視総監
河野克俊(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元統合幕僚長
福田充(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 日本大学危機管理学部長教授
抜粋
石川県の馳知事 リモート出演され
Q.ボランティアは?
A.今は来ないで下さい
・道路が寸断。狭い道路を交互通行し医療スタッフ、食料などの輸送を優先させている状態
・ボランティアの方の二次被害は避けたい
・登録はできるが機会を見て要請します
・寄付に感謝します
河野・元幕僚長「当初、自衛隊1万人を用意したものの、おそらくですが道路状況が悪いことがわかり、前に進めないと思って、道路を修繕しながら2日目千人・・5日目5千人と徐々に増やさざるを得なかったと思う。ですから熊本地震などとは(投入規模、段階は)違う」
危機管理学の4機能モデル福田(2015)
・インテリジェンス
自衛隊や消防隊の方が現地に入る
航空自衛隊による上空からの調査
衛星画像(機密性)
↓
情報収集
↓
・ロジスティックス
医療食料が必要な所へ運搬。ゆえに道路が重要
・セキュリティ(楽天市場で探す)
・リスクコミュニケーション
福田・日本大学危機管理学部長教授「発災期(地震が起きてすぐの時期)にはボランティアは行ってはいけない。なぜなら自治体側に受け入れ態勢ができていないから」
福田氏「ボランティアは発災期に現地には行かないという教育が必要。また日本はリスクマネジメントとクライシスマネジメントの区別ができずまとめて危機管理と言う。事態を想定したリスクマネジメントを主にしていれば災害が起きた後のクライシスマネジメント(避難所は?食料は?医療は?など)には対応できる。リスクマネジメントは自分が病気になる、交通事故に遭う、といった色々な場合を想定するのと同じ」
米村敏朗・元内閣危機管理監「東京五輪の時、首都直下地震が起きた場合を想定した避難訓練をしています。火災が起きた場合だけでなく、あらゆる事態を想定した訓練をする、これがリスクマネジメントです」
反町氏「訓練をされていたことを知りませんでした」
ジョイント・タスク・フォース(JTF)
統合任務部隊
1月2日 10時40分に編成
陸海空約1万人態勢
(能登半島地震は1月1日 16:10に発災)
提言:日本の危機管理の課題
米村氏「一生懸命。まず一命を助ける」
河野氏「平時と有事の切り分け。日本は切り分けができないのでその部分が弱い」
福田氏「災害インテリジェンス、災害ロジスティックスにイノベーションを。ドローンの活用など」
反町氏「日本の過去の災害時に(海外から)日本の統治能力を調べに来た事があるじゃないですか?」
河野元幕僚長「ありました。ですが、災害現場へ隊員を振り向けた時でさえも、いつでもスクランブルできるようにしています。絶対に防衛面で穴を開けることはありません」
その他
反町氏、馳石川県知事からのリアルな話を聞きながら涙ぐむ。人柄を感じる
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五百旗頭真(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元防衛大学長 ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長 政治外交史家
杉山晋輔(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元駐米大使
矢板明夫(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 産経新聞台北支局長(冒頭)
抜粋
反町氏「台湾は総統選挙の真っ只中なのに、能登半島地震にこれだけ寄付が集まるのは?」
矢板氏「私の周辺のお店でも『石川地震に寄付しよう』という垂れ幕があったり、寄付した額と同額のポイントがもらえて次回使えるという店もある。以前コロナワクチンが足りない時、日本政府から400万回分送ってくれたことがあったのですが、台湾人の気持ちの中では「恩返し」の気持ちが強いと思います。」
2024年の10大リスク上位3位
1位 アメリカの敵はアメリカ:大統領選で民主主義の機能不全と分断が深刻化
2位 瀬戸際に立つ中東:ガザの戦闘は紛争の第1段階に過ぎない
3位 ウクライナ分割:ロシアは占領地を維持。今年が戦争の分岐点に
*1/8 米調査会社ユーラシアグループ
安倍元総理がトランプ(楽天市場で探す ・ amazonで探す)氏に会った経緯
安「トランプに会ってみたい」
杉山元駐米大使「いや~たしかにタワーを持っている人ですがまだ候補者なので、会わない方が(民主党のオバマさんとは違う共和党だし)。その後、真珠湾でオバマ大統領と最後の対面」
反町氏「それらはパッケージ?つまり、安倍さんの頭の中にはトランプ氏に会いつつ、オバマ氏にも会うというのは最初から決めていたのか?」
杉「それは安倍さんが暗殺されたので真意は不明。ただオバマ氏の広島訪問のお礼ではないと言われていたのは間違いないし、真珠湾でオバマ大統領に会うことが正式に決まったのはトランプタワーで安倍氏が会ったあと。」
五百旗頭氏「ブッシュ大統領、小泉首相時代。自衛隊がサマーワから撤退する時、普通は裏切り者と言われかねなかったが、ブッシュ氏小泉氏の関係性が良かったから『今までよくしてくれた』と感謝された。つまり米大統領に誰がなったとしても、トップ同士の関係性が重要」
(次文はあやふや)
「トランプ、安倍時代。TPP11の際、トランプ氏と安倍氏との関係性が良かったため、トランプ氏は配慮してくれた(トランプ氏はTPP脱退を明言して当選した)」
提言:今年の日本外交かくあるべし
五百旗頭氏「国際秩序の世話役」
杉山氏「反転攻勢。もっと積極的に、公の所で」