12/4
ゲスト
佐藤正久(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元外務副大臣 自由民主党参院議員
岩田清文(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元陸上幕僚長 元陸将
兵頭慎治(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 防衛研究所研究幹事
抜粋(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 一部のみ
兵頭氏「フーシ派がイスラエル船舶に攻撃をしましたが彼らは『ハマスへの連帯を示した』と言っています」
佐藤氏「イスラエル兵が1人やられたらハマスを10人倒すというのが彼らのやり方です」
岩田氏「今までウクライナ軍が有利だったのは西側兵器とくにGPS誘導の精密兵器があったから。しかしロシア軍の技術が向上してきてGPSを使っても当たらなくなった、イラン製自爆型ドローン・シャヘドの大量投入で露軍が有利に、露軍が地雷原を22h監視しているので突破難に」
兵頭氏「ウクライナが各国に回って武器をお願いする際、アレが欲しいコレが欲しいと言って、それがメディアに載るためロシア軍が対応できるようになった」
反町氏「ウク軍がクレクレと言うのが悪い?」
佐藤氏「結局アメリカの小出しが悪い」
反町氏「ウク発表ですがロシア兵は1日約千人死亡していますが、これは?」
岩田氏「普通の軍隊ならトップは更迭です。ですがロシアは1次2次大戦のように1千万人2千万人死んでも攻めて来る、これがロシアだと。9月に30万人動員していますがすでに戦場投入されたと思う」
バイカル・アムール鉄道(第2シベリア鉄道)の火災について
11/29発生。ロシア極東・ブリャート共和国にあるトンネル内でバイカルアムール鉄道の貨物列車が火災。ロシア連邦捜査委員会がテロ事件として捜査。 米CNNテレビは「情報機関のウクライナ保安局(SBU)が関与」と報道
兵頭氏「北朝鮮の武器がバイカルアムール(第2シベリア)鉄道で運ばれているのでは?とされている。露軍へ1陣の100万発(2カ月分)は北からすでに運ばれている。同じ経路で中国は準軍事物資(商用ドローンなど)を露へ輸送している。ちなみにシベリア鉄道は過密スケジュール」
提言:ガザ&ウクライナの注目点
佐藤氏「米国内政。アメリカの内政の影響が増大」
岩田氏「中露北朝イラン連合」
兵頭氏「民間人。犠牲の拡大を深刻に受け止める必要がある」
その他
反町氏「(自民党のキックバックの件)国会閉会後に検察が動く可能性がありますが」
12/5
ゲスト
山下裕貴(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元陸上自衛隊中部方面総監 元陸将
斉藤貢(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元駐イラン大使 東洋英和女学院大学非常勤講師
黒井文太郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 軍事ジャーナリスト
西野正巳(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 防衛研究所地域研究部アジア・アフリカ研究室主任研究官
抜粋
齋藤氏「フーシ派はイエメン北部の部族、山賊なので船舶のだ捕のイメージがわかない。推論だがイランが西欧ーアジアの航路の不安定化を計り、世界に対しガザ紛争への圧力を求めているのでは?1980年のイランイラクの時もイランは無関係のサウジ船を狙い世界に圧力をかけた」
黒井氏「イラン革命防衛部隊のコッズ、手下のフーシ派を使ってイスラエルや関係国への攻撃、圧力をかけることで、『とにかくイスラエルが悪い、我々イスラエル系は正しいというキャンペーンに全力を注いでいる』と思う」
反町氏「ハマスはどうやって武器を?」
西野氏「まずエジプト隣国のリビアかスーダンまで海路で運ばれてシナイ半島の住民には仕事として運輸、エジプト警察にはワイロを渡すことでラファ検問所付近まで運ぶ。あとは地下トンネルを使って運んでいるのでは?大型武器は分解していると思われる。なおエジプト付近の地下トンネルは、エジプトが見つけ次第潰しているはずなのですが、ハマスで入り口や深さを変えて直していると思われます」
黒井氏「イランのコッズ部隊が武器輸送を担っていると思う。ハマスではできない」
ハマスの武器比率
自家製:8割
北朝鮮製、イラン製:各1割
齋藤氏「イランは武器売買で利益を生むのが目的ではなくて、国策に合うかどうかで、例えば敵の敵は味方、という解釈で動いているので、支援することがイランの国策に合うのなら武器を手配しています」
西野氏「ハマスは水道管から作ったロケット弾を動画で説明しましたが、この10月の作戦で投入しています」
黒井氏「まれにロシア製北朝鮮製武器と耳にすることがありますが、普通は相当昔の武器で二束三文なので、10万円もあればかなり買えますし、億で買えば部隊並みに用意できると思います」
齋藤氏が考えるイスラム革命後のイランの本質
1神権政治:神の代理人として法学者が政治を行う
2迫害されている人達を助ける
3イランのイスラム革命を人類共通の理念にする
齋藤氏「アメリカが自分達の考えを世界に広めたのと同様に、イランは自分達の考え(イラン式イスラム革命)を世界に受け入れてもらうように努力したが、ほとんど受け入れず、レバノンのイスラム教シーア派の民兵組織ヒズボラだけがイスラム革命を受け入れいてるから、ヒズボラを大事にしている」
ヒズボラ:イランが作ったと言われている組織。イランのイスラム革命を支持するグループ
ハマス:元々はエジプトのムスリム同胞団のガザ支部、イランの他、カタール、トルコ等が支援。
フーシ派:イエメンの反政府組織。シーア派の分派であるザイド派の武装組織。イデオロギー的(思想的)にイランとは無関係
シリアのイラン系民兵
イラクのイラン系民兵
元陸将・山下氏「ハマスの殲滅ですが、まず地下トンネル800のうち500は破壊したと言っています。もし私がイスラエルの指揮官だったら、部隊の90%、1万5千人の1万4千人を倒した、指揮官の90%を倒すことができたら首相に『殲滅できた』と言うが実際の殲滅は無理でしょう」
提言:ガザ紛争の妥結点
齋藤氏「イスラエルがユダヤ人国家存続の肝でないと分かるまで終わらない」
山下氏「目標変更」
西野氏「2国家解決の道」
黒井氏「ハマス軍事部門の地下化」
「イスラエルはハマスの幹部を盗聴などで居場所を追いながら攻撃をしていますが、実際はその確認する時間がないのでおよその位置で攻撃するので民間人の被害者が出てしまって、イスラエルはそれでも仕方がないという状況です」
12/6
ゲスト
伊藤惇夫(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 政治アナリスト
岩井奉信(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 日本大学名誉教授
若狭勝(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元東京地検特捜部副部長 弁護士
抜粋
キックバックしたお金について 若狭氏「政治資金としてもらって不記載となれば政治資金規正法違反として公民権停止。一方そのお金を個人としてもらって申告していなかったら所得税法違反(脱税)となるが修正申告すれば税務署は公表しないし、公民権は停止しない。となれば議員としては後者の方が」
反町氏「その方法をここで話すと、議員に教えることに?」
伊藤氏「他の派閥は軒並み8割と多いのに、最大派閥の安倍派は5割と少ない。これが今回のキックバックの仕組みに関係あるのか?と思ってしまう」
・パーティー券:1回のパーティで20万円超える支払をした団体個人の名前や金額を収支報告書に記載の義務付け
・献金: 年間5万円を超えるものについて寄付者の氏名等が必要。議員個人への献金は禁止
・安倍派(2018~2022年)
5年間で総額1億円以上を所属議員にキックバックした疑い。キックバックを受けた議員は数十人。1000万円超の議員は複数か?
・東京地検特捜部
関係者に任意で事情聴取。国会閉会(13日)後に議員の聴取など本格的捜査に着手か?
安倍派
歴代会長(2018年~)
細田氏、安倍氏
歴代事務総長(2018年~)
下村氏、松野氏、西村氏、高木氏
会計責任者
民間人
岩井氏「会計責任者が独断ですることはない。歴代会長は故人。となると党でいえば幹事長である歴代事務総長への聴取かなと」
若狭氏「政治案件は選挙があったり、政治への影響があるので短期で終わらせるのが通常です」「キックバックの1億円の件で、各地方の検察庁から人員を呼んで調べていると聞いたので、私の肌感覚としては『1億円ならそこまでの人員は不要』。この年末、地方の検察庁は大変忙しい時期なので、あくまでも推測ですが、『これとは別のもっと大きな件があるのでその捜査をしているのか?』ただこれは推論です」
伊藤氏「自民党の議員はパーティが年収の7,8割なので」
提言:岸田首相はどう向き合うべきか
伊藤氏「政治不信の高まりを真剣に受け止めるべき」
若狭氏「もう手遅れ」
岩井氏「今こそ再度政治資金制度の改革を」
メール後
伊藤氏「自民党の世襲議員は3割、他国にはない。でも当選させているのは有権者。よく考えるべき」
岩井氏「投票者の3割は『世襲でも良い』と思っている、変えるべき。しかし投票しない人が増」
若狭氏「有権者6割が『世襲はダメ』と思えば政治は変えられる」
私見→金持ちしか
12/7
ゲスト
柯隆(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 東京財団政策研究所主席研究員
矢板明夫(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 産経新聞台北支局長 (リモート出演)
山口信治(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 防衛研究所地域研究部中国研究室主任研究官
抜粋
台湾総統選
山口氏「前回の選挙期間中にも中国によるフェイクニュースはあり与党民進党はかわしてきましたが、中国のフェイクニュースは今後も継続されると思います」
矢板氏「中国は台湾メディアを次々と買っているし、最近ではTikTokで短い動画を配信している」
台湾総統選への影響は?
対外宣伝方式:公式メディア→視聴者、読者
偽情報:書き込み部隊、コンテンツファーム(中国政府が情報源のまとめサイトで収益を狙う一般人)→不特定多数の群衆
協力者方式:現地協力者→特定の群衆
矢板氏「台湾の人はフェイクニュースを見分ける人が多いものの、一部騙される人がいて、福島の処理水のフェイクニュース(海ガメが死んだ、岸田総理が緊急入院した)を信じる人がいて、私の知人にも『日本に行く時は気を付けろ』とメールを送って来る人が今だにいる」
矢板氏「習近平氏はこれまでにも嘘をついてきた。昔、南シナ海では軍事的な行動をしないと言いつつ、今はしているし、馬英九総統が習氏に『あそこにミサイルを置くな』と言ったら『台湾目的ではない』と言ったが、ペロシー議長の訪台時に台湾に撃ってきた。結局嘘をつく人」
長野氏「中国は日本にフェイクニュースは?」
山口氏「しているとは思うが台湾ほどではないでしょうし、日本ではその効果は出ていないと思う。対中感情が悪い、日本語が変なので見分けやすい。ただAI(楽天市場で探す ・ amazonで探す)が向上したら区別しづらいかもしれない。先ほどの処理水の話は台湾向け」
矢板氏「中国は沖縄に対しては認知戦を大いにしている。台湾有事は日本有事ではないと言ったり。有事に佐世保の米艦が台湾に向かう途中に沖縄に寄港しようとしても、(認知戦の影響を受けた)沖縄の平和団体を使って妨害させ台湾到着が1週間遅れるといった話もある」
山口氏「台湾の人に対しての中国の認知戦で多いのが『米軍は頼りない』という話が多くて『台湾有事になってもアメリカ軍は参加しない』という話を信じる人が(台湾に)多い」
反町氏「それは認知戦の話というより、戦術を語る人でそれを口にする人が意外に多い」
提言:(フェイクニュースなどの)認知戦に負けないために必要な事
矢板氏「台湾の民主主義を応援しよう」
柯氏「危険に対し戦略を立てて乗り切る。日本はそれが足りない」
山口氏「分断を乗り越える。社会の強じん性を鍛える」
香港の民主活動家・周庭氏のカナダへの亡命
柯氏「好きと言っていた日本を選ばなかったのは工作員がいるかもしれないと感じたのかもしれない。ただ彼女が(実際の亡命先として)カナダを選んだのは同じ英語圏だし、雰囲気が香港と近いからでは?」
12/8
ゲスト
田﨑史郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 政治ジャーナリスト
手嶋龍一(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 外交ジャーナリスト
岡部芳彦(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 神戸学院大学教授 ウクライナ研究会会長
平野高志(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) ウクライナ国営通信社「ウクルインフォルム」編集者
抜粋
田崎氏「自民党のキックバックのシステムを作ったのは森喜朗氏とされています。ですから、その後の人は『(そのシステムを)受け継いだだけ』と言う可能性があり、それに対し検察がどう判断するのか?というのも考えられます」
キックバック問題 反町氏「野党で温度差があるのは?」
田崎氏「それはパーティを開いているかいないかの違いで、維新は開いているので」
反町氏「立憲が不信任案を出す?」
田崎氏「本来、今国会で旧統一教会救済案を通すはずだったのに立憲が延ばしてくれと言ったらしく、与党からは『立憲は不信任案を出したくないから時間稼ぎをしたのか?』という推測が出ています。与野党とも救済案は通したいはずなので」
平野氏「2014年クリミア侵攻の時、ロシアからウクライナへの情報戦が活発になりロシアの一方的な情報が増えた。2つの国の戦いなのにロシアの声しか聞こえない、このままではいけないと思って、ウクルインフォルムに」
岡部氏「2014年当時、日本にいるロシア専門家がロシア系の情報が多くそれは別に露に加担したわけではなく、露のTVを良く見ていただけと思う。また『ウクライナ兵が斬首した露兵の首を実家に送った』という情報があったがそれはフェイクだと思う。住所がわかるわけがない。つまりこういったフェイク情報が当時は多かったのです」
反町氏「今のウクライナ国民が戦争の継続は?肌感覚で」 平野氏「あくまでもキーウの肌感覚で言えば8割の人が戦わざるを得ないと思う。ただ毎日砲弾が飛んできている地域では取材していないので不明。また今の領土でNATO加盟すべき53%は、加盟は今の話ではないので実際の感情は異なると思う。」
反町氏「ウクライナメディアが政府に忖度するリスクは?」
平野氏「前線のウク兵士の話だとしてウクのメディアが報道しても、(動員が多い)ウク国民の多くは前線から戻って来た兵士の話を実際に聞いているわけなので、忖度したとしても、それはすぐにわかると思う」
提言:ウクライナとどう向き合うべきか
手嶋氏「G7ニッポンは独自の和平案を」
岡部氏「同時平行。戦争とともに復興も」
平野氏「他人事として見ない。結末を日本も見るべき。他人事ではないと思う」
反町氏「ウクライナにおける緊張感の欠如は?」
平野氏「キーウのレストランで食事をすると、それを感じます」
手嶋氏「ウクライナとガザの戦争、ともに関係があると思う。それは核の使用で、仮にガザで核が使われた場合、ウクライナでも使われる可能性があると(私は思う)」
反町氏「ウクライナに関する日本の報道は?」
平野氏「減ったと思っていたのですが、この番組(#プライムニュース)で取り上げたので、それほど感じていません」
私見→実際はかなり減った。それにBSなので見られる人も限られるし