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ゲスト
立山良司(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 防衛大学校名誉教授
山下裕貴(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 元陸上自衛隊中部方面総監 元陸将
小谷哲男(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 明海大学教授
抜粋
反町氏「イスラエルは終戦後、世界から非難される?」
小谷氏「自衛権は認められているが現状では責められるでしょう」
立山氏「過去のイスラエルは国対国で均衡性のある戦いだったが対ハマスでは(国対国ではないので)自衛権とみなされず、次の世代の恨みを買う可能性」
反町氏「難民が南部のラファ検問所に来たらエジプトは門を開ける?」
立山氏「何万何十万と来てもエジプトは絶対に開けない。1948年、昔のパレスチナにいた人達は隣国に逃げたが、中でもエジプトは絶対に受け入れなかった経緯があるから」
反町氏「エジプトが受け入れないなら、南部に逃げて来た難民たちは?」
小谷氏「ガザの北部にハマスがいない事を確認した上で、『北に戻れ』と難民達に言うかもしれません。物理的に可能不可能は別として」
山下氏「イスラエルは特殊部隊ニリを使ってハマス幹部を殺すと思う。今はしなくても3-5年後に」
反町氏「それだったらハマスは恐くてイスと停戦交渉なんてできないじゃないですか?」
山「あなたは殺しません、と言えば良いだけの話」
立山氏「ネタニアフ氏は自分の政権を少しでも長く続けたいだけです。そもそも国内で3つの訴訟が起きていて、”自分が首相”なら免罪される可能性がある。現在、政権内にハマス殲滅派と人質優先派ができていて、首相はどちらにつけば政権が長く続くか考えているでしょう」
反町氏「国連でアメリカの動向が変わったのは?」
小谷氏「バイデン氏のお膝元、民主党の中でイスラエルに対し賛成反対が半々に分かれてしまったことです。このままでは自分の政策がなかなか通せなくなる、という判断で最近のアメリカの態度が変わったのでしょう」
提言:ガザでの衝突に日本の対応は
立山氏「早急の停戦、人道支援」
山下氏「視点を変えて、専守防衛とは?日本で有事になった場合を想定し民間人避難の訓練を」
小谷氏「友人としての助言」
メール後
小谷氏「バイデン氏とネタニアフ氏は長年の知り合いではありますが、考えには大きな違いがあります」
立山氏「だ捕されたのは日本船ですが所有はイギリスの会社で、その大株主がイスラエルの大富豪だったのでフーシ派が狙ったと思います。防ぐのは難しい」
親米路線のアルゼンチン大統領誕生について
小谷氏「親中から親米と言ってもバイデン氏ではなくトランプ(楽天市場で探す ・ amazonで探す)氏寄りです。新大統領は環境問題はウソといい、外貨準備高がないのに通貨をドルにできるのか疑問。彼にアメリカはどう付き合うのか?トランプ氏が大統領になったとしても彼を助けない。アメリカが1番ですから。ただ、自分に似た仲間が家の裏にできたという感覚でしょう」
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ゲスト
川添雄彦(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) NTT(日本電信電話株式会社)代表取締役副社長
町田徹(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 経済ジャーナリスト
抜粋
インターネット内の情報流出量の推計 反町氏「2006年頃は637ギガビットパーセコンドだったのが」 川添氏「2025年には121テラビットパーセコンドになる予想です(190倍)」
私見→bpsをビットパーセコンド(bit/s)と言うのか。長年ビーピーエスと言っていた
IOWNとは?
川添氏「道路で例えるなら通常のネット回線は一般道路で、IOWNは高速道路で、高速を求めるデータを優先させて高速道路のIOWNで」
町田氏「20世紀は石炭から石油に変わった時代でしたが21世紀は光に変わる時代。つまりスマホPCだけでなくネットにつながる建設機械含めそれらに入っている半導体の消費電力をぐっと減らす、スマホ充電は年に1回という構想を長年練られていたNTTさんが実現されようと」
町田氏「ここ20年は証券取引所に近い所にサーバーを置いて高速なプログラムを作った企業の方が、売買取引で得をしていたんです(eg.値段が下がった瞬間に売り抜く)」
川添氏「このIOWNなら場所に関係なく公平に取引できるようになります」
反町氏「自衛隊OBの皆さんがこの番組に出られた時、高速な通信、高速な処理の話になると食いつかれる。なんの話だったか思い出せませんが」
私見→先発部隊や偵察機の情報をすばやく伝達し、敵が動く前に攻撃したり、逆に敵弾をすばやく察知し部隊を回避するには高速通信が必須
川添氏「電気は距離が長いとあるいは速度が増すとコストが増えますが光は距離が長くてもコストは同じです。NTTは1960年代から光の研究を通信分野とともに半導体分野でも行っていました。一方、光通信の成功には装置も必要で、NTTにはIOWN用半導体の開発体制もあります」
iモードの轍は踏まない
川添氏「1999年、iモードに登場し国内で好調だったので2002年に世界展開しようとしたがなかなか普及しなかった。2007年にiPhoneが登場し、iモードは衰退した」
川添氏「衰退の原因は『iモードは完成形』だったから」
町田氏「つまり『NTTが完成したものを作ったので世界の各企業さん、参加して下さい』と言ったものの、ノキア、エリクソンからしたら面白くなかった」
川「ですからIOWNはあえて未完成で出して、分業体制で担う形に」
川添氏「我々は装置(PC、サーバーなど)の中も光でやりとりをして、ゆくゆくは半導体チップの中も光でやりとりしたい」
町田氏「GAFAの企業がインターネットを使ってとんでもない売上を生んできたわけですよ。それを黙って見ているわけにはいかないのですよ、NTTさんは」
川添氏「エリクソンはスウェーデン、ノキアはフィンランド。世界的メーカーになったのは国内で留まらなかったから」
川添氏「最近はGAFAにも陰りが出てきましたし、ChatGPTにも注目が集まっていますが一つの答えを出すのに原発(楽天市場で探す)一基分の消費電力が必要ということで『それはサスティナブルではないのではないか?』という問題が発生しています」
提言:日本のデジタル産業の復活の鍵 川添氏「新たな経済安全保障。NTTは国際競争力を高める必要がある」
町田氏「光の世紀。産業革命の石炭→石油、電気→光。NTTが勝つことがカギ」
川添氏「GPUはとても高価でGAFAの企業はクラウドで提供中。その際『自分のデータを全て提示しないと利用できない』。それで良いのか?という考えがあり、我々は自分のPCとクラウドをつなぐだけ、データを提供しなくても大規模処理が可能となるハイブリッドクラウドを構想中」
なぜ最後の最後に、OpenAI(楽天市場で探す ・ amazonで探す)の話(サムアルトマン氏が退職しすぐMSに合流)を出されたのか? もっと早い段階で川添NTT副社長にお聞きしていたら、もっとじっくり色んな業界話が聞けそうだったのに。残念
11/22
ゲスト
小泉悠(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 東京大学先端科学技術研究センター専任講師
熊倉潤(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 法政大学大学院国際政治学専攻教授
高橋和夫(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 放送大学名誉教授(前半のみ)
抜粋
Q.ハマスが恐れていることは?
高橋氏「地下トンネルの入り口の場所です。停戦中は上空に航空機を飛ばすな、と合意に明記されています。それにはドローンは含まれているでしょう。イスラエルはおそらく人工衛星で捉えられるのでしょう、それは合意に明記していない」
高橋氏「ハマスには小泉さんみたいな人がいるんですよ。つまりロシアやウクライナに留学した人がいるので、技術レベルを甘く見ない方が良い」
高橋氏「停戦できたとしても『なぜあの人は解放された私のは』という家族間でもめる可能性。また攻撃された病院の現場写真が停戦中に多数出てきて責められる可能性。アメリカの圧力や国内世論でネタニアフが動いたのでしょうが、結果がどうであれ彼に逃げ場はないでしょう」
Q.ロシアの生活は息苦しい?
小泉氏「国会図書館に勤務していた時に外でデモ隊が騒いだらロシア軍は平然と暴力で鎮圧し連行する。また腐敗が構造化され腐敗の根本にたどり着こうとしても末端で終わってしまって改善できないので、結局コネやワイロがないと何もできない社会だから。また役所に言ってトラブルになっても『お前が悪い』と言われ、それ以上できないといったこと。」
小泉氏「プーチン(楽天市場で探す ・ amazonで探す)大統領ってガチャピンみたいなんです」
反町氏「わが社のキャラクター有難うございます」
小「つまり何でもやるんですよ。裸で釣りをしたり、爆撃機に乗ったり。宇宙へ行ったことがないぐらい」
反「なぜ裸で釣り?」
小「ロシアのおじさんはよくやるので」
Q.選挙が無いことで習氏は?
熊倉氏「選挙があれば自分への支持不支持がわかりますよね?習近平国家主席は選挙がないからこそ全力でやっていると思う。持てる資源を使って支持基盤を固めて共産党を維持したり、全国民がある程度納得できる政策をやっていると私は思います」
熊倉氏「習近平氏はかなり毛沢東を意識しています。共産党100周年の大会でも、毛沢東の言葉をかなり引用していましたし、映像でもわかりますが服装も意識しています」「毛沢東はかなりの読書家の文才で即興で詩ができる人でしたが、習氏はそこまでの文才はない」
反町氏「習氏は国民に毛沢東と比較されるわけですよね?でも毛氏ほどではないですよね?」
熊倉氏「あくまでも民衆の声ですが、習氏の前の胡錦濤前国家主席の評判はあまり良くなかったわけですよ。その胡氏に比べれば習氏は良い、という評価だと思います」
小泉氏「汚職って日本にもありますし、ロシアにもある。ロシア国民は、プーチンが暗殺をしたり戦争をしたり粛清をしたりという負の部分を知ってはいても、エリツィンの不遇の時代に比べれば、今の豊な生活にしてくれたのはプーチンだ、と理解しているのです」
小泉氏「中露がここまで接近するとは10年15年前の専門家は予想できなかったはず。米専門家は同盟関係になるのでは?と懸念しているがその関係にはならないと思う。安倍政権は『中露を接近させてはいけない』だった。露に対し北方領土問題があるからといって、ウクライナ問題で何も言わない日本になってはダメ」
提言:独裁者に囲まれた日本の備え
小泉氏「価値。独裁者であっても、その国民がその土地で幸せかどうかを考えるべき」
熊倉氏「囲碁。将棋のように攻めるのではなく、囲碁のように51:49で日本の優位な部分は捕る態勢で」
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ゲスト
野田佳彦(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 元首相 立憲民主党最高顧問 衆議院議員
田﨑史郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 政治ジャーナリスト
林尚行(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 朝日新聞編集局長室ゼネラルエディター補佐 元政治部長
抜粋
岸田政権の支持率低迷の原因は
野田元首相「私が首相の時は無党派層の動向が気になっていた。各党の支持率は読めていたので。また(支持率低迷の)原因は底流には物価高に対する政策の遅さへの不満があるのではないでしょうか?結局、定額減税って来年6月でしょ?」
→同感
林氏「石破さん河野さん高市さんが『首相にふさわしい』数字が高くても、実際に首相に変われる状況ではないと思う、それを差し引く必要がある」
反町氏「小泉さんのデータは載せていないが、でもやっぱり小石河は人気ですね」
田崎氏「でも、一般の方は党内の支持基盤、派閥の力学をご存じないから、この数字(世論調査、首相にふさわしい人)だと思う」
野田氏「河野氏高市氏の支持率が下がっているのは岸田政権の連帯責任ですよ。逆に属していない石破氏が上がっている。とくに自民党支持層で。過去に金脈事件が起きた後にクリーンな人が選ばれたでしょ?石破さんが良いように見えるし実際に出てきたら手ごわい。正論多いし」
反町氏「岸田おろしは?」
田崎氏「そこまでは起きていない。2年前の菅おろしのような事にはなっていない。選挙がないから。おろしても次がないし、総裁選までは選挙は無いのでは?」
長野氏「支持率が1桁になったら?」
田「それはキツイが、10%台は森氏麻生氏であった」
野田氏「私だって昔、共産党の志位さんと同じ選挙区(千葉)で戦いましたよ。共産党の支持者の皆さんが全国から集まって、中には関西弁もありましたよ。50人位に取り囲まれた事がある」
野田氏「共闘って言われますけど、同じ選挙区に立憲、共産が候補者を立てたら単なる消耗戦ですよ。名誉顧問の立場で言うなら、あの自民党や公明党の支持者というかなりの数に勝とうと思ったら全力で戦うしかないと思うんです。(だから共闘する)」
反町氏「維新や国民民主は『共産党と組む立憲とは組めない』と表面上?外見も?」 田崎氏「表面も外見もです。立憲に対し、国民民主は近親憎悪みたいな所があり、維新は立憲にとって代わりたいと思っているから、立憲との共闘は無理でしょうね」
提言:今政治が示すべきこと 野田元総理「大計。50年100年の」
田崎氏「将来への備え。どの政党もその答えを示していないので示すべき」
林氏「政党の信頼。とくに岸田政権になってから。与野党ともに信頼を得るべき」
野党が政権を取るには? 田崎氏「野党第一党が都道府県に候補者を擁立すべきと思う」
反町氏「中国がEEZに設置したブイ、撤去すべき?」
野田氏「もちろんそうですよ。岸田さんがどこまで踏み込んだのかはわかりませんが」
私見→一刻も早く撤去もしくは、持ち帰ってもらうべき。日本政府が撤去したら支持率、少し上がるのでは?
ニュース映像から
・公明党の山口代表が中国・王毅外相に「処理水による海産物輸入の解除を求めた」と言うニュース 王毅外相「独自のモニタリングを確立したい」と。
反町氏「総理の親書を持参したが主席には会えなかった」
私見→中国側の態度がなんとなく好感触。これで中国が海産物の輸入を再開したら「公明党のおかげ」という展開に。
・北朝鮮のロケット(ミサイル)
私見→ロシアがウクライナへ侵攻し、長期戦となった結果、弾不足になり、それを北朝鮮から買った。 代わりにロケット技術を得た北は、打ち上げの成功率を上げつつある。 なんだか、斬新なロゴが描かれた新調したジャンパーを着ているし。 2023/11/21は北のロケットの分水嶺か