BSフジ プライムニュース・2/6,7放送分

最終更新日 2024年8月26日

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2/6 テーマ

米国務長官訪中を延期 偵察気球の侵入が原因 核施設近くを飛行の謎

ゲスト

松川るい(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon楽天市場) 自由民主党外交部会長代理 参議院議員

宮本雄二(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon楽天市場) 元駐中国大使


佐々江賢一郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon楽天市場) 元駐米大使

小原凡司(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon楽天市場) 笹川平和財団上席研究員(前半)

 

抜粋

小原氏「日本の宮城県(仙台)で飛んだ時はアメリカの時より高度は低い。意図が見えない。日本ならレーダーなどで中国は情報を把握できるから気球を使う意図は画像ぐらい」

松川氏「アメリカが気球を回収できればその結果が参考になる」

画像:アメリカと日本に現れた気球の比較。2023年中国の偵察気球、2020年宮城県上空の謎の気球

アメリカと日本に現れた気球の比較。2023年中国の偵察気球、2020年宮城県上空の謎の気球

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小原氏「バス3台分となると重量は100kg,200kgの可能性があるので、それを打ち落とした場合、地上への被害リスクが高まる。打ち落とすべきかどうか?落とすならどこで?はリスクを考慮した結果でしょう。中国は中国から飛ばしたと認めている」

 

佐々江氏「中国はこれまでも気球を飛ばしていたのを米国は把握していた模様ですし、どこを通過したかがポントで、今回は基地の上を通過したので『通常ではない』と判断し、バイデンさんも『打ち落とすのをオプションで』と言われたのでしょう」

画像:中国の偵察気球の推定飛行ルート

中国の偵察気球の推定飛行ルート

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宮本氏「今後、中国経済が悪化しそうなので、習近平氏はアメリカとの関係を改善したいのだろう」

 

松川氏「ファーウェイに対しては特殊で2019年からアメリカは規制をかけている。これは先端技術が進まないように米国が考えているだけで、米中が本当にガチンコでやるとは思えない。制裁も効くとは限らない。結局、アメリカにとっても中国は貿易相手国なのですから」

 

新美アナ「米中が仲良くなって日本はハシゴをはずされる?」

佐々江氏「米中が対立し過ぎるのもマズイ。逆に米中が仲良くなりすぎて、日米同盟が端っこの方になって、例えば東アジアを米中が分割支配するようになっても困る。これを防ぐのは日本の外交」

 

メール後

佐々江氏「大国はどの国も身勝手。ただアメリカは善良な身勝手なんです。それこそ日本の外交で対応」

宮本氏「中国自身が想定していた程、大国にはなれていないしなれなかったのではない。他国も成長しているので」

松川氏「米国のおかげで気球は撃墜できるようになると思う。領空侵犯事案と認定できれば。落とすとしたら、やはり海上で、今回のようにバス3台分を領土の上空で落とすとなると、デメリットの方が大きいと思う」

 

その他

画像:中国の偵察気球は地上より約18km、人工衛星は約160~2000km。高度が低いためより鮮明な画像や情報が収集できる

中国の偵察気球は地上より約18km、人工衛星は約160~2000km。高度が低いためより鮮明な画像や情報が収集できる

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2/6 ニュースZEROより

 

Q.なぜ中国はアメリカに気球を飛ばしたのか?

A.防衛研究所・高橋氏「衛星は定時だが気球は不意打ちが可能。長時間滞在が可能。衛星より地上に近いので接近可能。この3つが考えられる」

 

2/7 テーマ

東野&広瀬徹底分析 欧州とウクライナは今

ゲスト

東野篤子(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon楽天市場) 筑波大学教授

廣瀬陽子(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon楽天市場) 慶応義塾大学総合政策学部教授

 

抜粋

東野氏「(ウクライナの)EUの加盟までにはかなりの時間がかかる。18年かかった場合もある。そもそも色々な申請を出してからやっと加盟の交渉が始まるし、それが『加盟したい』という意思表示になる。まず戦時下の国が加盟した例はありません」

 

反町氏「汚職一掃はEU加盟の姿勢の表れ?」

東野氏「それも一理ありですが、そもそもこれまで汚職の一掃がなかなか進まなかったし、現時点でもEUに入れる程の汚職がなくなったわけではない、EU基準を満たしていない」

 

東野氏「EUに加盟したものの『入らなかった方が良かった』と思っている国、ポーランドやハンガリーみたいな国がある」

 

廣瀬氏「ロシアはウクライナに対する思い入れ、一体感が強いので、例えばモルドバがEUに入ることとウクライナがEUに入ることはロシアにとっては全く違う」

 

廣瀬氏「ロシアからヨーロッパへの『ガスパイプライン』があり、以前はウクライナを経由していて、何割かをウク、残りを欧州という契約だったものの、ウクライナがお金を払わず大半のガスを取り込んでしまったために、、その結果、欧州にガスが届かないことが発生。その後、ウクを経由しないノルドストリーム、トルコストリームが敷かれた」

 

東野氏「ロシアにとって兵器の生産ができるウクライナを失ったことは痛いはず。」

 

廣瀬氏「スウェーデン、フィンランドのNATO加盟は全ての国が賛成していたが、トルコが後出しで反対。これはクルド人問題が原因で、クルド人がトルコから見ればテロリストで、スウ・フィには難民と見ている。その中で、スウでコーラン焼き討ちが発生したことで、トルコはスウのNATO加盟には猛反対するようになっている。ちなみにフィンランドはロシアとの国境の1335kmの長さの壁の建設を予定している」

 

廣瀬氏「ロシアの世論、この戦争の最大はアメリカのせいだと思っている人が大半、16%がウクライナ自身、ロシアが悪いと思っているのは少数。ですから大統領がプーチン(楽天市場で探すamazonで探す)以外の人になったとしても、ゴルバチョフ以後の不景気もアメリカが変な制裁をロシアにかけたせいだと思っているロシア人が多いので、『ウクライナ戦争になったのもアメリカが悪かったから』と思うロシア人が多いでしょう」

反町氏「それなら、ロシア国内でウクライナ戦争の検証が行われたとしても、ロシアが悪いという意見は出ないでしょうね」

 

■メール

Q.ロシアがウクをナチ化と言っているように他国に言われた場合

お二人「相手国の言うことを防ぐことはできないので、日本側はfactでたんたんと返せるようにする。そのためにも歴史教育をしっかり受けられる体制が大事。そして日本人自身がブレないことが大事だと思います」

 

Q.今後の日本?

廣瀬氏「どうしても原油高になるので物価高になります、ですので耐えるしかないと思います。また、いつ?ひょっとすると明日、日本に攻めて来られるかもしれないという心構えを持つべきと思う」

東野氏「ウクライナは国土の20%を占領されています。」

→管理人の補足:日本が占領された場合を想定すべき時期ではないか?と言われたかったのではないかと思います。



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投稿日 2023年2月6日
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