2/6・BSフジ・プライムニュース・偵察気球の侵入が原因
テーマ
米国務長官訪中を延期 偵察気球の侵入が原因 核施設近くを飛行の謎
ゲスト
松川るい 自由民主党外交部会長代理 参議院議員
宮本雄二 元駐中国大使
佐々江賢一郎 元駐米大使
小原凡司 笹川平和財団上席研究員(前半)
抜粋
小原氏「日本の宮城県(仙台)で飛んだ時はアメリカの時より高度は低い。意図が見えない。日本ならレーダーなどで中国は情報を把握できるから気球を使う意図は画像ぐらい」
松川氏「アメリカが気球を回収できればその結果が参考になる」
画像:アメリカと日本に現れた気球の比較。2023年中国の偵察気球、2020年宮城県上空の謎の気球
小原氏「バス3台分となると重量は100kg,200kgの可能性があるので、それを打ち落とした場合、地上への被害リスクが高まる。打ち落とすべきかどうか?落とすならどこで?はリスクを考慮した結果でしょう。中国は中国から飛ばしたと認めている」
佐々江氏「中国はこれまでも気球を飛ばしていたのを米国は把握していた模様ですし、どこを通過したかがポントで、今回は基地の上を通過したので『通常ではない』と判断し、バイデンさんも『打ち落とすのをオプションで』と言われたのでしょう」
画像:中国の偵察気球の推定飛行ルート
宮本氏「今後、中国経済が悪化しそうなので、習近平氏はアメリカとの関係を改善したいのだろう」
松川氏「ファーウェイに対しては特殊で2019年からアメリカは規制をかけている。これは先端技術が進まないように米国が考えているだけで、米中が本当にガチンコでやるとは思えない。制裁も効くとは限らない。結局、アメリカにとっても中国は貿易相手国なのですから」
新美アナ「米中が仲良くなって日本はハシゴをはずされる?」
佐々江氏「米中が対立し過ぎるのもマズイ。逆に米中が仲良くなりすぎて、日米同盟が端っこの方になって、例えば東アジアを米中が分割支配するようになっても困る。これを防ぐのは日本の外交」
メール後
佐々江氏「大国はどの国も身勝手。ただアメリカは善良な身勝手なんです。それこそ日本の外交で対応」
宮本氏「中国自身が想定していた程、大国にはなれていないしなれなかったのではない。他国も成長しているので」
松川氏「米国のおかげで気球は撃墜できるようになると思う。領空侵犯事案と認定できれば。落とすとしたら、やはり海上で、今回のようにバス3台分を領土の上空で落とすとなると、デメリットの方が大きいと思う」
その他
画像:中国の偵察気球は地上より約18km、人工衛星は約160~2000km。高度が低いためより鮮明な画像や情報が収集できる
2/6 ニュースZEROより
Q.なぜ中国はアメリカに気球を飛ばしたのか?
A.防衛研究所・高橋氏「衛星は定時だが気球は不意打ちが可能。長時間滞在が可能。衛星より地上に近いので接近可能。この3つが考えられる」
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