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日韓「政治&文化論」 近くて遠いのは何故? 米中関係と大統領選挙
ゲスト
先﨑彰容(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 日本大学危機管理学部教授
権容奭(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 一橋大学法学研究科准教授
抜粋
先崎氏
日清日露後の日本の有識者には2つの考え方。
1つは「日本が東アジアのリーダーとなり東アジアの底上げをし西欧に対抗しよう」という考え。
2つは「今日本が行っていることは西欧の植民地政策と同じでは?」という考え。
西郷隆盛氏は朝鮮半島と対等合併を提案
先崎氏
「2018年の韓国のレーダー照射事件と、韓国での観艦式で海自艦は日章旗を掲げるなという文政権。
この2つの事件が起きる前は、防衛については日韓で協力できていたと思えるのに、その後からは防衛面で協力できなくなった、と私は思う」
先崎氏
「日本はアメリカに対し防衛費を払っていて、これは韓国のそれよりも多いはず。そういう日本の姿勢だからか、国内の軍事機器の開発は活発ではない。日々、尖閣諸島で船が何隻来ましたと報道し緊張感があるように言っている割には、実際、国内では緊張感がない」
権氏
「日韓併合(植民地支配)は韓国国内では政府が日本と締結しただけで国王や韓国国民は反対し、当時の国民は政治家らを『売国奴』と呼んでいた。その日韓併合を最近、見直すと合法だったという考えの人も出てきたが、当時の多くの国民、そして現代の人でも日韓併合は違法で占領だという考えの人がいて、徴用工問題を掘り下げようとする」
権氏
「韓国国内では国民と市民とでは意味合いが違う。占領された経験が過去にあるため、国民といわれると反発する人がいる。市民の方が、アイデンティがある」
先崎氏
「権教授が『市民レベルでの交流を』と言われたが、歴史を知らない人同士の方が仲良くなれるんですよ。ただ、何かあった時に、コロっと心変わりする恐れを含みます」
先崎氏
(あやふやです)「防衛省がだらしない。大学に防衛装備を委託したら、反発の声が来たので、下請けに回したと訂正していた。はっきり言ってこれは『自由』と思うのです。つまり、何をやっても良いという自由ではなく、立候補してもしなくても良いという意味での『自由』が保証されている」