BSフジ プライムニュース・2/10,13,14,16放送分

最終更新日 2023年5月19日

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2/10 テーマ

露の大攻勢が秒読みへ 欧米の戦闘機供与は? 杉山前大使×高橋杉雄

ゲスト

杉山晋輔(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon楽天市場) 前駐米大使

高橋杉雄(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon楽天市場) 防衛省防衛研究所防衛政策研究室長


 

抜粋

中国の気球

杉山前駐米大使「領空は無断に侵入してはいけないのです、他国の物が入ってきたら領空侵犯です。領海とは違う。民間の気象観測と中国は説明しているが、どこで折り合いをつけるのか?ひょっとするとトップは知らなかったかも。軍がやっているだけで、気球レベルのことをいちいち習氏に許可を得ていたのかどうか?という話です」

 

高橋氏「気球なら電離層より下なので情報収集能力はあるし、衛星では得られないものを手に入る。得た情報を海上で収集したのか、本土に送ったのか、(装置内の)データバンクにあるのかは回収したものを見ないと不明。『今時、気球なんて』と言った人がいたみたいですが、『電離層を衛星からのレーダーを跳ね返す』わけですから、気球による情報収集には意義はある」

 

高橋氏「日本の半導体装置が今、中国向けに売れていますよね?それは『半導体技術の対中輸出規制の強化』が始まる前に、駆け込みで中国が買っているからでしょ?」

 

提言

杉山氏「国益の追及。過度の追及はダメですが、ちゃんと説明をして国益を追求すれば、他国からは尊敬を得られると思う」

高橋氏「当事者意識。例えばウクライナのことをG7の議長国だからこう思うとかではなく、自分達だったらどうすべきかを考えるべきでは?」

 

その他

杉山氏「そもそも侵略してきた方が悪いのです。これは変わらないはずです」

 

2/13 テーマ

高橋&小泉が徹底分析 露大攻勢の戦略と戦術 迎撃のウクライナは?

ゲスト

高橋杉雄(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon楽天市場) 防衛省防衛研究所防衛政策研究室長

小泉悠(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon楽天市場) 東京大学先端科学技術研究センター専任講師

 

抜粋

ロシア軍1日あたり824人の死傷者

小泉氏「我々だと多い死傷者と思える数字ですが、継戦をしているロシアを見る限り、多い数とは思っていない、権威主義国家だからかと。また昨年ロシアが30万人の招集しましたが『その死傷者なら約1年戦える』とロシアは考えている可能性も」

 

小泉氏「かつてロシアの軍需品の40%はウクライナに頼っていたが9年前、ウクはロへの軍需品の輸出を絶った。その後、ロはウクの代わりに独自に輸入先を構築し旧ソ連時代並みの調達先を確保したと思う。ただウクから調達できなかった当時のロシアは痛手だったと思う」

 

小泉氏「ロシアは現状でも、兵器工場を2交代を3交代するといったフル稼働させているらしく、軍需品の生産だけでなく、倉庫に眠っていたものを再生するといった方法で、数を増やしているらしいので、ロシアは侮れないと思います」

 

レオパルト1とレオパルト2の比較(C)BSフジ

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レオパルト2との比較で

高橋氏「レオパルト1はたしかにロシアの最新鋭の戦車と1対1で撃ちあったら負ける可能性はあるが、戦車以外の車両を狙う場合や、前線で戦力を維持するための戦車としてなら1であっても使えると思うし、前線にとっては1輌でも多い方が良いでしょう」

 

レオパルト1

主砲 51口径超、105mm、ライフル砲

エンジン出力 ディゼール・830馬力

最大速度 時速65km/h

装甲 鋳造および溶接・中空装甲

その他 1965年に配備開始。その後徐々に性能が向上、改修して14カ国が装備(他にイギリスが研究用に数両)。2003年、ドイツ軍からは全て退役。

2023年2月7日に供与を決定、178輌を送る。

 

レオパルト2

主砲 44~55口径超、120mm、滑空砲

エンジン出力 ディゼール・1500馬力

最大速度 時速72km/h

装甲 複合装甲

その他 1979年に配備開始。徐々に性能が向上、改修して18カ国が装備済み

 

小泉氏「プーチン(楽天市場で探すamazonで探す)はレトリック(弁術)でも勝っても良いと思ってるかように見えたが、最近はゼレンスキー大統領が物理的、心理的に倒れるまで戦うというふうに変わったなと思う」

 

高橋氏「ロシアが不利になった時の次のラダー(はしご、段階)は核兵器か兵士の増員しかない。ただ核を使えばNATOの介入の可能性が出てくるので、増員しかないと考えるのが一般的」

反町氏「ということは内政問題ですね」

 

私の提言

ロシアの攻勢にウクライナが耐えるには?

高橋氏「前線の兵士しかないでしょう」

小泉氏「ある物でやる。レオアパルト2の供与は先なので」

 

メールから

ウクライナ侵攻(楽天市場で探す)を見て今の日本に必要な事は?

お二人「ウクライナ人は自国を守る戦いをしている。それを放棄したら他国の支援はなくなる。つまり『日本は日本人が守る』という強い信念を持ち、そして防衛能力があるということを、演習や外交で他国に示すこと」

 

 

2/14 テーマ

低空飛行続く岸田政権 「聞く力」か変節か? 田﨑×伊藤×林が分析

ゲスト

田﨑史郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon楽天市場) 政治ジャーナリスト

伊藤惇夫(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon楽天市場) 政治アナリスト

林尚行(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon楽天市場) 朝日新聞政治部長

 

抜粋

反町氏「岸田総理がLGBT法案に本気になったのは?」

田崎氏「まず、G7サミットが近いからです。さらに自民党内には『荒井元秘書官のLGBT差別発言で、サミットに参加しない首脳が出てくるのではないか』と危惧する議員がいたらしいです」

 

伊藤氏「(LGBT法案が)G7サミットがあるから、というのはどうかなと思う。逆にサミットがなかったら、総理は(荒井秘書官の件などを)どう対処していたのだろうかとも思う」

→同感

 

オフレコ報道の在り方 林氏「今のところ、オフレコで何か変わった、ということはなさそうです」

→オフレコルールはあいまい過ぎる。個人的に「約束破り」は嫌い

 

田崎氏「僕も30年前にオフレコ破りをしたので、あまり言えない」

反町氏「何やったの?でも、オフレコは必要ですよね」

田「必要です。オンレコで聞いたネタのバックグラウンドを知るには必要」

 

伊藤氏「過去に政治家がオフレコで嘘を言うことがあってしばらくしてオフレコのネタが回って来ることもあった」

反町氏「視聴者にオフレコを説明すると、総理周辺党関係者といった発言者を伏せて書かれた記事がオフレコです。完全オフレコとは発言者も内容も全く伏せる記事」

 

伊藤氏「完結出生率というのがあり、一人の女性が生涯に何人産むかという数値で、40年前は2.1で、2021年が1.9。そんなに変わっていない。未婚率が増加している。」

完結出生児数 国立社会保障・人口問題研究所

https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/gaiyou15html/NFS15G_html07.html

 

伊藤氏「未婚者の中に不本意未婚が40%。収入が少ないなど結婚したいけど結婚できない人が不本意未婚です。この人達が結婚できれば少子化対策になると思う。非正規雇用者への政策が良いと思うのに少子化対策がいつの間にか子育て政策になっている」

→全く同意。結局票集め

 

林氏「私は以前大阪にいたのですが、東京から見ると維新の馬場代表と泉代表のやりとりはわかりづらいと思います。泉代表は京都なのです。大阪の維新の京都への進出は不快で、大っ嫌いなんです。立憲の他の幹部が受ける印象と泉代表が受ける印象は違うんです」

 

朝日新聞の2/8社説に共産党が激怒

林氏「社説が全てです。社説は論説委員が議論して書いた社の論です」

田崎氏「共産党に余裕が無くなって来たのではないかと思う」

伊藤氏「除名された松竹さんは派閥を作ったわけではない。共産党の規約に『党内に派閥・分派はつくらない』とあるが、長い間、共産党の中と世間とは違う空気だなと思った。」

 

産経新聞 共産「松竹伸幸氏の除名処分について」全文

https://www.sankei.com/article/20230206-MGXBCGOBPJPDBNE2BO45IKLPYY/

 

私の提言「岸田政権に求めること」

伊藤氏「軸足を定める。ちょっと前と今とで違う。どうしたいのか軸足を」

林氏「説明力を求める」

→総理なのにフラフラしているのは同意。

 

私見

・河野大臣の「所管外です」を連呼した点。連呼したことで、「河野氏は総理大臣は無理かも」と思った。 言えない部分が大半だとしても、一部だったり、感想は言うべきだったと思う

・田崎氏の「共産党に余裕がなくなってきたのでしょう」に同意。除名するほどでもないし、朝日に激怒するほどのことでもない

・岸田総理が安倍総理(楽天市場で探すamazonで探す)の逝去後にがらりと変わったのは、安倍氏の政策・考えを追うことで安倍派議員を取り込みたいから、というご意見が過去にあった。

 

2/16 テーマ

ロシア原油収入4割減 大攻勢に資金不足の影 中国&インド救いの手

ゲスト

服部倫卓(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon楽天市場) 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

小谷哲男(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon楽天市場) 明海大学外国語学部教授 日本国際問題研究所主任研究員

西濵徹(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon楽天市場) 第一生命経済研究所主席エコノミスト

抜粋

ロシアの資産について

服部氏「2022年8月で増えているように見えますが、カラクリがあって、ガスプロムに無理矢理、配当をさせて増えたように見せている。またロシアが現在持っている外貨は人民元と金だけです」

反町氏「どっかの国みたいに国債を発行して戦費じゃないけどお金を使っている国がある。一方、ロシアはそれをしていないってこと?」 服部氏「プーチン大統領は日本やアメリカのそのやり方を嘲笑している」

服部氏「ノルドストリームの爆破でEUへのLNG供給量は減っていますし、2022年はLNGの価格が高かったのでサハリン2の権益維持は日本政府の選択は妥当だったと、(個人的に)思います。」

「私の提言」日本は中・露・インドとどう向き合うべきか?

服部氏「インドだけでも味方に」

小谷氏「インドとの距離」

西濵氏「是々非々」

メール「ロシアは半導体を中国から輸入できて武器生産もでき、食糧は自給自足ができるので困らないのでは?」

服部氏「食糧の自給自足はできますが、その種や農薬は輸入に頼っていますし、石油生産でもそれに必要な機械を輸入できないとなると今後斜陽化(衰退)すると言われています」



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投稿日 2023年2月10日
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