2/1・BSフジ・プライムニュース・米が戦闘機供与を否定
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高橋&小泉が徹底対論 米が戦闘機供与を否定 露の大規模攻勢はいつ
ゲスト
高橋杉雄 防衛省防衛研究所防衛政策室長
小泉悠 東京大学先端科学技術研究センター専任講師
抜粋
高橋氏「核軍縮の話は米露と2か国の間だけだったら、お互いの均衡を保つことができたが、中国が核拡大をしているので米露中と3すくみに。この結果、米は露中が一緒になるかもしれないという危惧を抱くため、最悪、核軍拡の負のスパイラルの様相になる予想が困難。
つまり、2か国なら「200:200」とわかりやすい。しかし3か国になると「200:200:200」になるとは限らず、場合によっては「200:400」になることも想定しないといけない。
そのうえで、中国は1500発に近づいているので、穏健派のロシアの核に詳しい専門家は『米露は3500発にあげよう』という考えを持っているらしい。つまり、そこまで数字を上げれば中国は追い付かないから、という考え方らしいです」
新美アナ「供与によって今の状況はもはやNATO対ロシアに見えるのですが?」
小泉氏「この程度の供与ではNATOの属国とは言えませんし、これでNATOに入れる入ったという話にはなりません」
小泉氏「ウクライナは当初からNATOに対し、戦車・戦闘機・長距離ミサイル(ATACMS地対地ミサイル)の3つをくれ、と言っていて、やっと戦車がもらえるようになっただけ」
小泉氏「ロシアは核のおどしを使って、100km超の長距離ミサイルのウクライナへの供与を遅らせることができた、という見方はできます」
小泉氏「エイブラムスの供与は2023年中は無理ではないか?という意見が出てきている。理由は装甲に劣化ウランを使用しているからで、供与する場合には必ず取り除くはずなので、それに時間がかかりそうです」
その他
・米露だけならまだしも中国がからんで、より核軍縮が難しくなるだけでなく、核軍拡になりそうだと思った。
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