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真田&鈴置の経済対論 世界的インフレの結末 日銀緩和修正で日本は
ゲスト
真田幸光(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 愛知淑徳大学ビジネス学部・研究科教授
鈴置高史(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) ジャーナリスト 元日本経済新聞編集委員
抜粋
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IMFによる日本のGDP成長率の見通し
2021 1.7
2022 1.7
2023 1.6(見通し)
ちなみに 2023年
アメリカ 1.0
中国 4.4
ドイツ △0.3
真田氏「ドイツなどヨーロッパは厳しいと思う。石油やLNGの高騰で生産ができない可能性がある。日本の数値が良く見えるのは長期でゼロ金利だったからで景気が良いからではない」
鈴置氏「中国の2023年のGDP見通し4.4。これはIMFにいる中国人が操作している可能性がある。それに『中国について公表値より低く見ても良い』という話もある」
鈴置氏「日本も生産年齢人口が減少しているが、安倍元総理の政策『65才まで働きましょう、女性も働きやすく』によって、日本の生産年齢人口は増加した、それは評価されても良い。少子化は進むが。一方、韓国は生産年齢人口を増やす政策をしていない」
鈴置氏「生産年齢人口の低下はGDPも低下。インドは増加するが、日本、韓国、中国は大きく低下。高齢者が高齢者用予算が増える。結果、他の政策にかける予算が減少。日本はすでに突入しているが、中国、韓国はこれから突入。」
鈴置氏「中国は政治不安が起これば、弱体化する。2013年にアメリカの専門家と話をした時、彼は『10年待とう。そうすれば中国国内で政治が不安定になるかもしれない。その時に攻めれば良い』と語った」
鈴置氏「アメリカの中国に対する半導体制裁は、準戦争ですよ。大戦の時の日本だって、同じ。アメリカに鉄砲と石炭を止められたから(大戦が始まったの)でしょ」
真田氏「欧米の金融制裁の結果ロシアがルーブル決済を要求してきたでしょ。でも、ロシアと取引しなければならない国が50カ国ある。インドだって石油を買うのにドル建てだったのをルーブルを買って支払っている。インドはそれまでルーブルを持っていなかった。だからわざわざルーブルを買っている。そういった国が増えた結果ルーブルの価値が上昇したのです。欧米の金融制裁は間違いだった」
鈴置氏「日本酒は海外で評判が良いらしいのだから、日本政府が(輸出を)バックアップしたら良いのに、と思う」
鈴置氏「安定を求める経営者が増えたのでしょう。昔、フジテレビはハチャメチャな番組が多かったでしょ」
反町氏「それはコンプライアンスが」
鈴「それだけでなく破天荒な経営者が、イーロンマスクのような人が多かった(から、面白い番組が多かった)」
私の提言
真田氏「通貨、情報覇権」
基軸通貨のドルは大丈夫?宇宙ステーションを主導しつつある中国によって情報を握られる可能性がある点。
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