12/20・BSフジ・プライムニュース・高市早苗×櫻井よしこ
テーマ
高市早苗×櫻井よしこ 防衛増税と安保3文書 経済安保戦略と国防論
ゲスト
高市早苗 経済安全保障担当大臣
櫻井よしこ ジャーナリスト
抜粋
安保3文書
櫻井氏「安保3文書は現行の憲法を超えたと思わせてくれた。中国と明記していないが私は改憲を推している」
反町氏「3文書は憲法違反では?」
櫻「なりません。憲法は国民の命を守る事が基本。安倍さんが言われていた、中国やロシアに囲まれ北海道と沖縄で同時スクランブルするような危険な国は日本だけです」
専守防衛
櫻井氏「戦争で苦しまれているウクライナ国民、大統領には誠に敬意を表しますが、そもそも戦争を始めさせてしまったのはゼレンスキー大統領の責任です。(そういう意味で)日本でも戦争を始めさせてはいけない」
防衛増税
高市氏「12/12に大臣懇親会があって、総理とサシで10分話ができた。結局わかったのは総理は『国民に正直に話したい』と。私は『経済優先』と。私は今増税したら経済が停滞すると申し上げたが、ただ私もいずれ防衛費のためにさらに税金がいるのは承知している」
櫻井氏「私は『3,4年先の増税の話をなぜ今するのか?』です。円安で景気がうまく回っているのに今、増税の話をすれば、せっかく海外進出していた企業が日本に戻ろうか?と思っていたのに『増税なら止める』になるかもしれない。この増税は財務省のシナリオだ。今からでもその案は修正すべき」
櫻井氏「この財務省(のシナリオ)に沿うというのは宏池会の伝統かもしれない。総理の安保3文書は賛成ですが、この増税については納得できない」
セキュリティクリアランス
櫻井氏「日本は遅れている。なぜなら機密情報に触れる人の性格、家族、知人、政治信条等を調べてから任命すべきなのに企業は『個人情報が』と言う。たとえば『出身大学も聞いてはいけない』といった話も聞く。セキュリティクリアランスは情報漏えい防止上で必要で適任者を配置できないと、民間企業においても世界的に重要会議に参加できない事もあると聞いている。」
高市氏「安倍元総理が実現した特定秘密保護法。できた当初はマスコミに色々言われ、なかには『映画を作れない』といった声が出たが、実際に映画が作れないことがありましたか?ないでしょう。その特定秘密保護法がセキュリティクリアランスにつながる。ちなみに質問事項としては他には購読新聞、雑誌、宗教まである」
高市氏「企業経営者からはセキュリティクリアランスを(導入)して欲しいと。ただし、するのなら国が制度化して欲しい。我々独自がやるのではなく、と言われました」
高市氏「日本の工作機械は世界トップクラスですが、中国がその関連企業を買収したり、日本企業が中国で組み立てだけをしていたものの、2021年から『頭脳含め1かから製造して』と中国政府から言われたので、いくつかの日本企業は撤退を考えている」
高市氏「(コロナ発生直後)中国から輸入できなくなった時、アメリカでは大統領令を発令して、ライバル業者の工場で人工呼吸器を生産させていた。日本は職業選択の自由などの法律があるから、そういったことはできないが。マスクも中国から輸入しているなんて、その時初めて知った。(リスク上)それではいけませんよね?」
櫻井氏「レアアースの採掘には環境汚染という話が出るが、日本の深海の場合はその心配がない」 「排他的経済水域の全てをギリギリまで調査をし、中国はそこに工区をすでに設けている。高市さんには警戒して頂きたい」
高市氏「私自身は日の丸クラウドサービスを目指していたのですが、日本勢のクラウドはセキュリティが若干弱い。ということで、重要なデータは前任者が決めていたAWS(amazon)でいこうと。ただサーバーは国内に置いて、いずれは日本国内のクラウドで」
高市氏「日本が輸入している肥料の原産国はロシアとベラルーシなんです。キツイですよね?」
メール「岸田総理は安倍総理を継承していますか?」
櫻井氏「安倍元総理は日米安保だけでは足りない、日本国は日本国民自ら守るべきと生前提唱されていました。左のマスコミはそれを言っただけで偏った意見を紙面に書いてきたが、それでも安倍さんは言い続けられた。そして今、岸田総理が提唱された安保3文書は憲法9条の2項を陵駕する(リョウガ、超える)内容であり、3文書については安倍総理の意思を継承され後世でも、岸田総理は称賛される内容だと私は思う」
メール「右手のサポーターは?」
高市氏「昭和の人間なので、お歳暮の令状を書いているので。奈良の秘書が食べたミカンの令状も。でも心配して下さってありがとうございます。」
→そういう所が好感度アップ。「礼節」は大事