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小泉×東野が徹底分析 地面凍結で戦闘激化へ 同盟国がプーチン(楽天市場で探す ・ amazonで探す)離れ
ゲスト
東野篤子(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 筑波大学教授
小泉悠(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 東京大学先端科学技術研究センター専任講師
抜粋
反町氏「戦死兵の母親との会談の映像について、あんなことを普通言わないと思う」
小泉氏「言わない。昔のプーチンなら戦場に赴いた時、乾杯をしようとしたのを途中で止め『わが軍が勝った時に祝杯しよう』と言ったように、もっと芝居がうまかったし、そもそも『こんな会談はしない方が』とか『母親がしゃべっている時は水は飲まない方が』といったアドバイザーがいてもおかしくないのですが、そのまま流れたので助言者がいないのかと」
東野氏「NATOの外相会合で、ウクライナのクレバ外相は会談で以前『1に武器、2に武器、3に武器』と言っていたが、先日の会談では『早く早く早く(武器を)』とせかしていた。それに発電機、防空システムを求めていた
反町氏「ロシアの弾数。そしてこのウクライナが集めて積み上げているロシア砲弾の残骸を見て」
小泉氏「枯渇しているらしく、核弾頭を載せられる砲弾の弾頭だけを抜いて飛ばしている、という話もある。それぐらい弾不足。ウクがこれだけ集めるのはかなりの労力」
小泉氏「ザポリージャ原発(楽天市場で探す)での砲撃は事実。ロシアの偽旗作戦の可能性もあるし、原発にいるロシア軍がウク軍に撃ってその反撃が原発に落ちている可能性もある、正直弾の出所は不明。ロシアは当初原発を抑えながら占領地域を拡大したが無理と判断し今はザポリージャのみ」
反町氏「僕はベラルーシは完全にロシア寄りだと思っているのですが?」
小泉氏「依存度が高いのは事実。でも完全にロシア寄りではない。ルカシェンコ大統領は一度大統領の座から落ちそうになったので、あえて『参戦』という国民に不人気の政策をとる可能性は低いと思う」
反町氏「『俺は嫌いだけどアイツがさ』とか『俺は嫌だ嫌だと思うんだけど村がさ(行け行けって言うからさ)』みたいなのが日本の政治では良くあるんですよ。こんなナラティブ(話術)が」
今後のプーチン政権について「私の提言」
東野氏「見切り。見ている我々が」
小泉氏「2024年、プーチンは大統領選を控えている。2023年には立候補すると明言しないといけない。それに2024年はアメリカ、ウクライナでも大統領選を控えている」
メールを受けて
東野氏「このメールの方は停戦でウクライナに平和が訪れると思われているのが前提だと思いますがそうではありません」
東野氏「たしかにヨーロッパはロシアに依存していましたが、同様にロシアは重要な輸出先を失ったので、ロシアの方がもがいていると思う」
小泉氏「ミサイルによる無差別攻撃の段階は終わり、地上戦になりそう。ただ先日、徴兵した兵士を実践に経験不足のまま投入するかもしれませんし、逆に時間をかけて投入するかも。わかりませんが」
小泉氏「ロシアってジャイアンリサイタルがうまいんです」
反町氏「何?」
小「ドラえもんにジャイアンというのがいるのですが、彼がリサイタルをすると聞くと皆なは『オンチだから行きたくない』のですが『ジャイアンは怖いから行くしかない』と思わせる集客力です」
反町氏「ベラルーシのマケイ外相の死亡について」
小泉氏「マケイ外相はロシアへの参戦には反対していた立場です」
東野氏「EUの人達はもしルカシェンコ大統領が辞任した場合には、マケイ外相と交渉したいと思えたような人柄だったようです。これまで不審死はオリガルヒというロシア国内なら想定できるのですが、今回はベラルーシの外相なので、ロシアが関与しているのかどうかはわかりません」
私見
・プーチン「息子さんたちは祖国ロシアを守り」
→侵攻されているのはロシアではなくウクライナ。ロシアを守るために息子は命を落とした、と母親たちがすんなり理解できるとは思えない。『いつか人は死ぬ』と言われても我が子が短い人生だったと思うと納得できないはず
・プーチンの前にいた女性たちが、本当に息子さんを戦場に送った母親だとは言い切れない。『役者』かもしれない。