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習近平3期目に暗雲か 新指導部に改革派ゼロ 課題山積の経済政策は
ゲスト
松川るい(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 自由民主党外交部会長代理 参議院議員
柯隆(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 東京財団政策研究所主席研究員
西濵徹(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 第一生命経済研究所主席エコノミスト
抜粋
西濵氏「5年後、習近平氏の側近の年齢を見ると1人を除いて68才を超える、つまり習氏に代わる人は誰もいないことが明白で、ひょっとすると今後10年20年と習氏が主席のままの可能性がある顔ぶれです」
反町氏「アリババの創業者のような中国の実業家は?」
柯氏「実業家が海外に渡航しようとしたら税関で『なぜ行くんだ?』と止められたり、海外送金でもできない場合がある。そういう意味で、中国ではスティーブジョブズ氏が生まれないと思う」
柯氏「日本は全国どこでも医療保険を受けられるが、中国の医療保険はその省ごとなんです」
柯氏「ゼロコロナ政策をしたくない理由の1つは習氏の意地もあるが、それからもう1つ。PCR検査を週5回も。既得権益に収入が入るから彼らがPCRを止めたくないからだろう」
西濵氏「PCR検査が利権になっているのは事実です。中国経済の疲弊が気になる」
反町氏「中国は地方を守るためにゼロコロナ政策をしていると聞いたが」
柯氏「中国ではクリニックが少なく大病院のみ。仮に感染者が急増すれば医療がひっ迫になる。ただゼロコロナ政策を止めれば成長率が5%ぐらい回復するのは確実」
松川氏「オミクロン株で致死率は低いがワクチン接種率は地方では低いし、シノバックは効果が低いとわかっているのでゼロコロナ政策を止められないのでは?」
松川氏「A3サイズ以上のコピー機の日本メーカーの世界シェアは8割。これは日本ならではのエッジの部分なのに、中国に(工場があるからといって)技術供与しなければいけないのか?という話で、衣類ならまだしも半導体関係については、中国を正しく恐れるべきだと思う」
柯氏「日本はシンクタンクがない。アメリカにはある」
反町氏「シンクタンクは霞が関が?」
柯氏「それは昔の話」
西濵氏「中国の14億人全員がマーケットになるわけはないですが、それでも市場が大きいのは魅力。だからこそファイアウォールを設けながら(企業)活動をすべきと思う」
私見→中国のハッカーを甘く見ない方が良いと思います。例えば研究に5年かけた技術を5分で盗まれるかも。
松川氏「レアアースの一部を中国からオーストラリアに移そうと岸田総理はされると公表されましたが、それでも中国市場で取引しても問題はない製品は継続すべきと思う」
松川氏の提言「中国を正しく恐れる。どんどん取引すべき製品とそうではない製品があるので、(官公庁が)支援できるところはすべきと思う」
私見→同感。詳しい人が企業に指導するシステムを早々に構築すべき
別テーマ「11/3 北朝鮮のミサイル発射のJアラート」について
Jアラートの遅延
松川氏「日本の国民性だと思うのですが、発表内容を間違えると追及される。それが嫌だから公表するまでに材料を揃えようとするので時間がかかるのだろうと思う」
私見→津波警報のように「はずれても良い」という風潮になる必要があるかもしれない
私見
・中国は、人民元をドルに代わる国際通貨に、世界に浸透しているアメリカのルールを中国のルールに変えたい、というのが習近平氏の目標だろう。 そのためにも、最低でもデジタル人民元が日本で広がないことを期待。
・レーダーがミサイル本体をとらえて伝達するのがJアラート本来の目的。 ただし、レーダーの精度を上げると小さなゴミをミサイルと誤認する可能性があり、精度を下げると捉えられないミサイルが出てくる。 精度優先か?警告優先か?という話っぽい