10/28
ゲスト
田﨑史郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 政治ジャーナリスト
久江雅彦(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 共同通信特別編集委員
林尚行(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 朝日新聞ゼネラルエディター補佐
抜粋
2000万円振込問題
「小泉氏は『選挙の責任はとります。ただ、2000万円のことは私は知らなくて私より上の人だと思う』と発言。小泉氏選対委員長として全国行脚したものの、自分が応援していた多くの議員が落選。その原因の1つが2000万問題なら、それはたしかに不満を持っているでしょう」
反町氏「裏金として渡したのならまだしも、ちゃんと履歴が残る銀行振り込みでしょ?それをなぜ今?」
田崎氏「振り込んだのは森山幹事長だと思います。森山さんは温情派なんです。非公認にしたことを悪かったと感じていたと思う。で、石破総裁に対しては『例年通りにお金を政党支部に配るので』と言って了承は得ているはずです。ただ石破総裁は額は知らなかった可能性がある。また、森山さんが配布したことが悪かった、というのではなく『なぜ今なのか?』ということだったと思います。もらった方(萩生田さん?)だって『なぜ今』と思っていたみたいですし(これだけお金の問題で責められている今ではないでしょう)。要するに選挙が終わってからでも良かったわけですし」
・自民党に入れたくないから投票しなかった人が多かったと思う
・不記載問題を当初安倍派だけの問題とし、500万円をボーダーにしたり、最後には岸田さんを石破さんにしたり、要するに逃げというか国民をだました結果
・今回の選挙は政権交代を求めたのではなく、自民党への不満の結果。ですから、野党の支持層が増えたわけではない。
無所属議員の首班指名
田崎氏「萩生田さん平沢さんは自民党員です。公認を得られなかっただけです。ただ、西村さん世耕さんは1年間党員停止なので。ただ石破さんに入れる可能性がある」
保守系無所属
・有志の会の4人。元々民主党系議員が多い。
・広瀬健氏は自民党に入りたかった人ですし、三反園氏は森山氏の地元に近いので(首班指名の)ハードルは高くない
林氏「世耕さんは離党されたうえに、二階さんの息子を破ったわけですよね。二階さんと森山さんは盟友なので、簡単に復党とはいかない。また鹿児島2区の三反園氏は自民の安岡さんを破った人で、安岡さんて石破さんを総裁選で推薦した人です。石破さんの性格から、石破さんの推薦人を破った三反園氏を自民党に入れる、ということをすぐにはしないと思う」
首班指名
田崎氏「間違って高市氏と書く人がいるかもしれない」
久江氏「国民民主党の支持者の60%ぐらいの人は自民党に票を入れている。調べていくと、連合といっても電力系や自動車系がいて、結局、自民党で良いよね?という感じになっているのではないでしょうか?」
提言:今後の政治で注目すべきこと
田崎氏「与野党の協議」
久江氏「予算編成。国民にとって最も重要なのは予算」
林氏「参院選」
10/29
ゲスト
馬場伸幸(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 日本維新の会代表
玉木雄一郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 国民民主党代表
橋本五郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 読売新聞特別編集委員
抜粋
国民民主党「手取りが増える経済政策」
1 所得税減税(基礎控除など103万→178万へ)
2 消費税減税 10%→5%
3 ガソリン代の値下げ
4 現役世代の社会保険料軽減
玉木氏「とくに1を早く実現したい。2番以降は時間がかかると思う。選挙期間中に、とくに若者から『103万の壁の撤廃を』と100人ぐらいから聞いた。というのも年初から働いていて10月には103万に到達してしまって、11月以降、シフトに入れないし、店主は人手不足で困っている。誰も特にならない控除」
橋本氏「連立政権の交渉に国民のトリガー条項、維新の旧文通費とか言っていますが、もっと大局な視野を持ってほしい。たとえばドイツでは国防を決めるときに大局な視野で複数の党が一致した。これを日本でいえば憲法です」
馬場氏「大阪都構想の時、飲み屋でサラリーマン同士で議論していたらしいです。これは身近で直接選挙だったからだと思う。憲法もそうでしょ」
玉木氏「まず我々は連立には入りませんから」
橋本氏「自民党はしたたかですから、交渉するときは慎重に」
反町氏「予算編成で国民民主の話を聞ききつつ、来年の参院選挙まで自公+国民で引っ張って行って、こんなことを言うとあれですが、自民党は国民民主の向こうに見える4大労組(民間労組)が好きなんです。ですから、そこを見据えて国民を取り込もうとするのではないかと」
玉木氏「とにかく連立は組みませんから」
メール「国民民主に票を入れたのに、候補者が足りず、他の政党に割り振られたのは納得がいかない」
玉木氏「候補者を擁立できなかった点をお詫びします。結果、20選挙区分の獲得票だったのですが(用意できたのが)17選挙区分だったので、余った票で自民公明立憲に割り振られてしまった。これはもう制度上のことではありましたが、すみませんでした」
提言:わが党のここを見てほしい
馬場氏「有言実行」
玉木氏「手取りを増やす、を実現」
10/30
ゲスト
松田邦紀(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 前駐ウクライナ特命全権大使
駒木明義(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 朝日新聞論説委員
抜粋
松田氏「21世紀に起きた最新鋭の戦争が起きている戦地に投入された北朝鮮兵が帰国すれば、朝鮮有事の際は、実際に体験した兵士がいる北と、そうでない韓国という戦いになる恐れ。そして、あってはならないことだが朝鮮半島が起きた場合、北とロシアの軍事協定により、ひょっとするとロシアが参戦する恐れがある」
反町氏「失礼なことを聞きますが、日本に帰国されて2週間ということですが、空襲警報が日常茶飯事のウクライナから日本に帰って来て、違いというか感覚は?」
松田氏「空襲警報が出ると、アプリに警告画面が出ます。それにはロシア本土からミサイルが撃たれたとか、黒海の艦船から弾道ミサイルが近づいている、といった警告文が出ます。それにだんだん慣れてくると、『これなら大丈夫だろう』といった予見を持つようになりました。ただ2022年の頃は、公邸の近くに着弾した時はお腹に響くような振動を感じたり、ドローンが近づくと蚊が飛んでいるようなブーンという音がして、しばらくするとドーンと爆発音が出ていた。ですが2023年以降はウクライナの防空システムが強化されたので、それらは迎撃されるようになったので着弾するようなことはほとんど無くなりましたが、むしろ迎撃したミサイルの破片が落ちてきて、建物が破壊されたり、運が悪いとその下の人がケガをしたりと、迎撃してもしなくても、という問題はあります」
松田氏「まず、ウクライナが劣勢なような報道が多いですが、そもそもロシアはほとんど公表しません。それに黒海ではウクライナが優勢で、ロシアは後方へ撤退しています。航空面でも当初は劣勢でしたが、ウクライナは自前で長距離ドローンを製作しウラル山脈を越えられるようになり、ミサイル基地や弾薬庫を狙えるようになりましたし、自前で弾道ミサイルを製作し導入できる段階になった、ということはNATOがミサイルを供与してくれない場合を想定した準備をしているわけです。それに2024年2月、バハムートをロシアに占領されましたが、それ以降、ほとんど東部戦線は動いていません。たまに村を獲ったとロシア軍は言っていますが。そのうえで、あの世界第2位と言われた軍事大国のロシアが、人や弾薬を北朝鮮から調達している、ということは我々のあずかり知らないところでロシアは不利なことが起きているのではないか?と推定できるわけです」
反町氏「このままいくとウクライナは孤立しませんか?」
松田氏「それはウクライナが1国で戦っているという前提の話ですよね?現在、NATOが支援していますが、ウクライナに接している国、ロシアに接している国にとっては、「東アジアに接しているわが日本」以上に、今のウクライナは明日、いや今日の午後の我々かもしれない、と思っている国がNATOに加盟しているわけです。そう思っている国にとっては、ウクライナへの支援を続けるでしょう」
反町氏「地雷除去車は数台?メンテは?以前、自衛隊の中古の車両を数台送るといった話がありましたが」
松田氏「メンテナンスはウクライナの企業に委託しているので、日本企業が入らなくても対応できるようにしています。また台数は3桁で、すべて新品です」
反町氏「ロシアへの制裁の一方で、サハリンなどの天然ガスがありますが」
松田氏「あれは元々日本のお金で使った施設です。それを仮に手放して喜ぶのはロシアかもしれないし、そのあとに入ってくる国(反町氏、中国?)が得するわけです。それにその施設を持っていることでロシアの首根っこをつかんでいる状態です」
反町氏「ロシア国民の生活は?成長率3.6%なのですが」
駒木氏「私は普通にロシアに入国していますが、都市部ではほとんど変わりません」
松田氏「3.6%という数字は軍需産業によるものが大半で、民生産業の犠牲のうえで成り立っている数字で、駒木さんが言われたとおりモスクワ、サンクトペテルブルクでは以前と変わりないでしょうが、地方都市ではインフラ部分が低下していますし、そもそも備蓄していたものをループで使っているが回っているだけで、いずれそれらが回らなくなる可能性がある」
提言:ウクライナ侵攻(楽天市場で探す)、いま伝えたいこと
松田氏「歴史的視野。1945年の戦争を経て国連憲章ができました。その安保理事会の常任理事国のロシアが戦争を起こしているという事実」
駒木氏「他人事ではない。あのロシアが他国に侵入して戦争を起こしている」
11/1
ゲスト
木原誠二(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 自由民主党選挙対策委員長代行
大串博志(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 立憲民主党代表代行兼選挙対策委員長
古川元久(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 国民民主党国会対策委員長
田﨑史郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 政治ジャーナリスト
抜粋
反町氏「議席が増えて何か変わりましたか?」
古川氏「はい。以前は安住国対委員長に厳しく言われましたが、議席が増えたので(対応が変わった)」
反町氏「103万がなぜ178万?」
古川氏「1995年に103万という枠ができたので、そこからの最賃の上昇率を計算して178万です」
補足:国民民主党のWebでは※1995年からの最低賃金の上昇率1.73倍に基づく年少扶養控除を復活
田崎氏「国民民主が自公と部分連合、パーシャル連合になるのかどうかがカギだと思う」
古川氏「田崎さんの言われるパーシャル連合の定義というか、それがいつから決まったのかわかりませんし、大先輩に言うのはあれですが、我々は政策によっては賛成を入れていて、賛成票を入れたからパーシャル連合になったとは思いません」
大串氏「(パーシャル連合をするのなら)本予算に賛成、首班指名、内閣不信任案、この3つは重要ですよ。この3つを除けば、あとは法案ですよ」
反町氏「さきほどから大串さんは首班指名は野田さんにと、4回も言っているのでそれを言うために出演されたのでジャマしませんが、どう思います?」
田崎氏「立憲にとってはそれを言うしかないからでは?」
反「つまり(首班指名で野田さんと書く議員が過半数になったとして)立憲が政権をとった場合のビジョンを描いているのか?という話です。だって、国民と維新は絶対に野田さんと書かないと言っているわけでしょ」
木原氏「どこの党と連立を組むかというビジョンのことでしょう」
大「少数の政党さんもいますから」
古「いや、結果的に参議院もあるわけですよ。自公は参議院では安定与党なんですよ。民主党の時、私も大串さんも政権の中にいましたが、最後にはねじれになって野田さんも大変になっていたのを経験しているわけですから、大串さんは衆議院だけでなく参議院の方にも引きはがしに入っているのでしょうか?政権というのは衆参と一体化なんです」
提言:いま、政治がやるべきこと
木原氏「政治とカネの問題に決着」
大串氏「本気の政治改革」
古川氏「手取りを増やす」
田崎氏「政治改革はぜひ年内に解決を」