10/20 テーマ
ゲスト
畔蒜泰助(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 笹川平和財団主任研究員
黒井文太郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 軍事ジャーナリスト
高橋杉雄(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 防衛省防衛研究所政策研究部防衛政策研究室長
抜粋
反町氏「ロシアは同じ住民同士の中を分断させるというやり方を取るのですか?」
畔蒜氏「占領地を拡大する方法として、その地のロシア側の味方を取り込んで、分断させて統治するというのがロシアのやり方です」
畔蒜氏「ここ数年のプーチン(楽天市場で探す ・ amazonで探す)の統治の特徴として、コロナ対策がその例で市長に丸投げしている。つまり、プーチン自身が表にあまり出なくなった。この結果、プーチンが何を考えているのかわからないと感じた国民が増えた」
黒井氏「プーチンは人気が出そうな時だけ表に出る」
ロシア軍のスロビキン総司令官の「ロシア軍は住民の安全な避難を確保。非常に困難な状況にある」という記事から
参考記事 CNN ロシア軍新総司令官、ヘルソン州は「非常に困難」な状況
反町氏「撤退は核を使う可能性が出た?」
高橋氏「というわけではなく、占領地からの撤退なので悩んでいるんだと思います」
反町氏「ロシアによってヘルソンのダムの破壊が行われたとしたら、ヘルソンのウクライナ人のインフラ攻撃となりますよね?」
高橋氏「そうです、ダムは利水、治水両方で、ダムを破壊したのはウクライナというロシアの偽旗作戦でしょう」
イラン製のドローン・シャヘド136について
黒井氏「戦局を変えるほどではないと思う」
高橋氏「サウジの製油所にも使われた実績はありますが、搭載できる爆薬の量が少ないので堅い建物には無理で、送電線といったソフトターゲットに使われる程度だと思います」
ロシアの新型戦車T90について
高橋氏「そのまま置いていったのが驚いた。普通は爆破」
黒井氏「(原型は60年前)古い戦車T62を800台出して来て、使える部品を出して動かそうとしているらしい」
高橋氏「T90はオートマでT62はマニュアル。ただT62はウクライナでも使っていた」
反町氏「イスラエルの防空システム・アイアンドームを日本では?」
高橋氏「北朝鮮や中国からのミサイルの落下速度は速いので、アイアンドームでは戦力不足と思う」
10/21 テーマ
ゲスト
小野寺五典(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 自由民主党安全保障調査会長
秋山信将(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 一橋大学法学研究科教授
高橋杉雄(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 防衛省防衛研究所政策研究部防衛政策研究室長
抜粋
高橋氏「核兵器の命中精度が高ければ質量は少なくて良い。精度が低ければ重くなるし、2発撃つ可能性がある。また、地上で爆発させると死の灰は多いが、例えば相手の発射台を狙う場合は空中爆発で良いので死の灰は少ない。つまり放射性物質の残留濃度は異なる」
高橋氏「NATOの核共有は単なる条約ではなく、核使用におけるオペレーションの情報共有が含まれ、以前は核保有国だけが共有していたが異論が出たので、今はNATO内の核非保有国においても、年に1度の演習時に参加するなどオペレーションの情報共有を行うようになった」
高橋氏「核保有国が持っている核弾頭のすべてがすぐに使える状態ではなく、すぐに使えるのは1750発と決めている。それを超えた部分は別途保管。なぜ保管しているのかといえば世界情勢が不透明で、例えば中国の保有数が増えたなら露+中の数を米国は想定する必要があるから」
高橋氏「アメリカの核使用の判断は大統領が担う。例えば朝鮮半島で核兵器を使うかどうか?となった時に、アメリカは日韓に相談するだろうが、日本の総理と韓国の大統領とでは意見が異なる可能性がある。それを想定したうえで最終判断は米の大統領一人で決めるはず」
反町氏「もしロシアがドイツに核を落としたら?」
高橋氏「フランスが露に撃つかもしれません。ただ、それが仏の核なのか米国の核なのか、露は判断できない場合がある。そうすると露は米国に落とす可能性。つまり偽旗作戦です」
反「仏は米国を巻き込みたいのですね」
メール「日本も最低限の核を持った方が?」
ゲストの皆さん「大は小を兼ねません。持つ必要はなく、戦況に応じた防衛力を持つ必要がある。尖閣諸島を狙う相手に核が必要があるのかと言えば不要です」
反町氏「北が核を持つのは?」
高橋氏「それは相手が米国だから」
10/24(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) テーマ
ゲスト
松川るい(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 自由民主党外交部会長代理 参議院議員
朱建榮(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 東洋学園大学教授
興梠一郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]amazon・楽天市場) 神田外語大学教授
抜粋
中国の新体制
松川氏「これを見て10年間は習近平氏がTOPで、その後も影響力を残そうとしているのではないか?ということは、習氏がYesと言わない限りは物事が進まない可能性があり、日本が交渉するようなこと場合も、そうなるのではないか?」
胡錦濤前主席の退席
興梠氏「なぜ係員が?。眼鏡の点。反対していたらこの席にいない。途中寝たのかもしれないが、事実を説明しても良いと思う。台湾人には、知らんぷりが多くシニアにいたわりがない映像という感想」
朱氏「中国人が見れば体調不良で可哀想な映像と思う」
松川氏「胡さんにとって習氏李氏も後輩だから少し体を触ったのだろうし、この会議に出て反対、というには遅すぎる。体調不良かなと。たしかに周りが知らんぷりしたのは習氏への配慮かも」
興梠氏「共産党員でもない台湾人には、お年寄りに冷たい映像」
習近平氏
興梠氏「大物政治家の息子は当時、地方に飛ばされていた。ただ、戸籍を変えて戻ってこれた。それに習氏は父親の知り合いの軍人などのコネを使って段々と地位を上げていた。結局コネとDNAと内が赤いこと。父親が良ければ子は上がり、父が悪ければ子も落ちる」
興梠氏「昔は、葉隠れ。おとなしくしていただけ。父親は人を傷つけなかったし共産党の母親も必死だった」
松川氏「父親の失脚が原因だとしても、下放を経験したら落ち込むのに、そこから這い上がって来たのはスゴイ。父親の影響もあったと思うが」
興梠氏「奥さんは、軍所属の歌手だったから、軍の掌握に好影響。農村に住んでいたから『農民の気持ちがわかる』と言える。それに父親の知人に軍人がいたから、それでも軍人ルートを作っていた」
松川氏「プーチン氏がああいうことをするとは思っていなかった」
朱氏「中国は台湾を占領ではなく平和的に統一をします」
興梠氏「台湾人もウクライナを見ていて、台湾も真珠湾のようになる、つまり何が起こるかは見通せないし軍事力を見誤ると危険と彼らは認識」
メール「習氏に汚職は?また、かつて追いやれた人が反旗を翻すことは?」
興梠氏「習氏はクリーンだがお姉さん夫婦の件があったが母親が根回し。習氏に追いやられた人が反旗を翻そうとしても、ずっと監視されているので無理」
反町氏「失脚したら?」
興梠氏「したら誰かが鍵を開けて入って来る。毛沢東が死去したら家族全員、逮捕された」
その他
習近平氏の顔を一面にした新聞を見ながら
興梠氏「これ、塗ってるでしょ、テカってるでしょ(CG加工してるでしょ)。西欧がやるように」
→笑った