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ゲスト
三浦博史(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 選挙プランナー アスク株式会社社長
久江雅彦(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 共同通信特別編集委
岩田明子(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) ジャーナリスト 元NHK解説主幹
抜粋
反町氏「野田代表が萩生田候補の選挙区に行ったことで、萩生田陣営は?」
三浦氏「野田さん独りなので大したことはない。もしこれが他の野党と組んで複数人来て居たら、相当焦っていたと思う」
久江氏「そもそも今回の衆院選は2023年末頃から『早く選挙を。伸ばせば伸ばすほど不利』と自民党の上の方は思っていたわけで、それを岸田さんがズルズル伸ばしたわけで、ですからこの10月27日は相当前から決まっていた日にちで、岸田総理がアメリカから帰って来た時に、石破総裁と話をしたときにGoになったと思う」
久江氏「立憲が枝野さんの時(2009)の衆院選や都知事選で共産党と共闘しましたが、表立って『共闘しています』と言った方が良いのか?あえて共闘しない方が他の票が入って来るのか?表には言わず裏でステルス共闘の方が良いのか?」
三浦氏「共産党との共闘をすると、我々の言う化学変化が起きてしまう。ベースの票が確実に各都道府県にあるのが共産党だが、共闘することで離れる票がある」
反町氏「共産党は130人の候補者を出すのに、当選予想が10人という理由は?」
三浦氏「共産党という政党は勝ち負けとは別に、とにかく候補者を出す。これはもう党是ですから。とにかく候補者を出さないと(党員が減って党が)弱体化するだけですから」
Q.公認と非公認(無所属)の違いは?
A. 前者が公認、後者が非公認・無所属
ビラの枚数 個人7万枚+政党4万枚、個人7万枚
ポスター 選挙区に1000枚まで、掲示板ごとに1枚
政見放送 あり、なし(氏名・年齢・経歴のみ)
政党の支援 応援議員の派遣と活動資金、なし
反町氏「非公認となった萩生田氏にとって不利なことは?」
三浦氏「ずばり政見放送です。高齢者は政見放送を見て判断をしたり、だめだなこの人はと決める人が案外多い。ですから知名度が低い人にとって政見放送は必須。となると、萩生田氏は知名度が高いのであまり不利な要素にはならない」
三浦氏「選挙に勝った人ということは信任を得た人、代議士です。その代議士が政党に公認されなかったから、どうのこうの、というのは民主主義に反するのではないですか?小選挙区で当選したというのは禊というより、そこの有権者に信任を得たという重みは強いと思うので、当選した場合は色々言うのはどうかと思う」
反町氏「和歌山のこの選挙区、三浦さんなら(自民党を離党し無所属非公認の)世耕さんから(選挙コンサルティングの)依頼を受けた場合、引き受けますか?」
三浦氏「引き受けます。まず二階氏がどんな方かはわかりませんが、世耕さんのこれまでの実績と、その選挙区にとってどの候補が選ばれた方が良いのか?を考えた時、世耕さんから依頼があったなら引き受けていたでしょう。勝てる可能性もありますし」
提言:各候補者に求めたいこと
岩田氏「国の姿を示せ。日本は問題山積なので」
久江氏「信頼を得る。裏金問題に限らず」
三浦氏「くらし向上の具体策を」
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ゲスト
馬場伸幸(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 日本維新の会代表(前半)
玉木雄一郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 国民民主党代表(後半)
田﨑史郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 政治ジャーナリスト
岩井奉信(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 日本大学名誉教授
抜粋
田崎氏「立憲の野田さんから馬場さんにお話しは?」
馬場氏「ないです。テレビで『もし他党と(候補者)調整をしたとしたら、残るのは立憲の候補者ばかりでしょう』と言われていたんです。本来、立憲さんが10人下すから他の党が10人立てて、というのが筋でしょうから、最初から調整するつもりはないのだろうと思いました」
提言:総選挙、国民に一番訴えたいこと
馬場氏「可処分所得を倍増させる」
玉木氏「手取りを増やす。現役世代をつぶすな」
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ゲスト
石井啓一(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 公明党代表 (前半)
田村智子(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 日本共産党委員長 (前半)
高井崇志(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) れいわ新選組幹事長(前半)
後藤謙次(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 政治ジャーナリスト
高井康行(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 元東京地検特捜部検事 弁護士 (後半)
抜粋
「最低賃金を5年以内に1500円を目指すには?」
石井氏「価格転嫁を促す。下請け企業が取引先に対し『人件費の上昇分を上乗せして欲しい』と言えるような状況を法律を作るなどでして、転嫁しやすい環境を政府がつくる。そして設備投資の支援をすることで、生産設備やIoTを刷新するなどして生産性を上げられるようにしたい」
「自民の裏金問題の逆風を肌で感じますか?」
石井氏「私自身はないが、政治不信の風は感じています」
「小選挙区と比例の重複立候補されないのは?」
田村氏「我々の考え方は比例で頑張っているところを全国に示すことで、候補者を奮起したいのです」
反町氏「236人も立候補したら供託金一人300万円、7億円ですよね?共産党のふところを心配する立場ではないですが、大丈夫ですか?。有効投票数10%に満たなければ没収ですよ」
田村氏「ですから寄付をお願いしています」
田村氏「アベノミクスによって大企業は内部留保をたくさん貯めています。それに対し5%の課税します」
提言:総選挙、国民に一番訴えたいこと
石井氏「徹底した政治改革」
田村氏「軍拡よりくらし」
高井崇志氏「(経済音痴によって)失われた30年を取り戻す」
「総選挙は政治と金の問題ですか?」
高井元検事「政治と金の問題といっても、過去の問題点を掘り直してあーだこーだと言うことで、他の争点を取り上げていない。これは政治と金というタオルで国民の目をふさいでいるだけ。本来、総選挙は国の方向性を争点にしないといけないのに、今回は全くなっていない」
「例えば将来、政党法をどうするのか?小選挙区のままで良いのか?中選挙区に戻すべきなのか?などを争点にするのなら賛成だが、過去のお金のことばかり言っている印象がする。今日、床屋に行ったら店主が『政治とお金のこと以外のことが聞きたいのに』と言っていた。まさにそう思う。国民の中には他の争点を聞きたい人がいるわけですよ。政治と金と言っているのはマスコミのせいかもしれないが」
反町氏「先ほど、共産党の田村さんが『生活の訴え』をされた。僕は舵をきったと思ったのですが」
後藤氏「そう、私も思った」
反「やはり、政治と金だけだったらこれ以上伸びないと田村さんは判断したのでしょう。だから生活に関する政策を言われるようになったと思う」
石破総理について
高井氏「色々著書を読みましたが、机上の空論だなと。アジア版NATOの話というのは本来、日米で内々で議論すべきことを軽く言ったり、そもそも日米安保は対中国ですよ。それなのにアジア版NATOに中国を巻き込んでもよいと。一体何を考えているのかわからない」
高井氏「55年体制が変わるかもしれないという雰囲気。これまで野党は空想的安保、空想外交をしていたから政権交代できなかったわけで、立憲の野田さんが現実的な安保を言われるようになったのでそれなりの支持を得られると思う。ただしx2、立憲の中には野田氏に反する人達つまり空想的外交をいまだに言っている左派がいるので、彼らが野田さんを追い出すようなことになれば元の55年体制のままだろう」
村上大臣について
高井氏「逝去した安倍氏に対し国賊といった村上さんを起用した時点で、死者に鞭打つことをしたな、と思った。何が言いたいのかと言うと、怨恨(えんこん)は不吉を呼ぶと思うんですよ。加えて言うなら、中国の兵法が元だが、伍子胥(ゴシショ)が父と兄を国王に殺された。その役人は一度外に出て、その国に戻り復讐を果たした。その果たした内容は、国王のお墓に行って遺体にムチを打った。死者にムチを打つというのは日本では不吉なことと言われている。
つまり、村上という議員は安倍氏に対して国賊と言ったのは、死者に鞭打ったことと同じ、と私は捉えているので、ひょっとすることその怨恨で(石破政権に)不吉なことが起きるかもと思っているだけの話」
「不記載議員が当選したら?」
高井氏「それはもちろん不問にすべきでしょ。当選したつまり有権者の信任を得たわけですから、それ以上追及すべきではない。名前は言わないが、今、大物幹部の議員が過去に起訴されたものの、選挙で当選し今、幹部になっているが、誰もそれに触れないでしょ?それは触れてはいけない、と周りがわかっているからでしょ?なぜなら当選してリセットされたからでしょ、民意を得たわけですから」
提言:今、政治家が訴えるべきこと
高井氏「核抑止を含む安全保障政策。現実問題として、日本への領空領海侵犯が起きているわけで、そうった安保政策を選挙の争点にして欲しい」
後藤氏「政治改革大綱にカエレ」
反町氏「元検事として今の状況について」
高井氏「我々世代の検事では『やるべきではなかった』という意見が出ている。全国から集めたから何か出てくると思ったじゃないですか?しかし実際には小さい結果だった。それなら最初から小規模でやるべきだった」
反「それは、不起訴だったからですか?」
高「そう。あれだけ大掛かりでやったのに出てきた結果が不起訴だったから、国民の中では不完全燃焼でここまで尾を引いているわけでしょ?つまり検察の失敗です」
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ゲスト
森山裕(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 自由民主党幹事長
(市議会議員から国会議員という経歴)
橋本五郎(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 読売新聞特別編集委員
井上寿一(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 学習院大学法学部教授 政治学者
先﨑彰容(他のご出演記事・著書など[無い場合あり]楽天市場で探す) 日本大学危機管理学部教授 思想史家
抜粋
反町氏「2005年の郵政解散では反対票に入れたことで非公認で鹿児島5区から立候補されましたが、政見放送ができないなどデメリットがあったと思いますが、その時は厳しかったですか?」
森山氏「とにかく精神的にきつかったのは事実です。ただ、私の場合は支部そして公明党さんが応援してくれたので、ありがたかったです」
2005年8月 朝日新聞 鹿児島版 5区に自民二つ目の支部 米氏届け出、異例の並存
5区には「自由民主党鹿児島県第5選挙区支部」がすでにあり、法案に反対し、公認漏れで無所属で出馬する自民前職の森山裕氏が支部長を務める。このため同一選挙区に二つの党支部が併存する異常な事態になった。
反町氏「もし第3の党を取り込むとしたら?」
森山氏「有権者から選ばれた議員がいろんな会派をつくるわけですから、仮に日本を良くするために同じ政策を提示できるのなら、そういうことも無いわけではないでしょう」
橋本氏「でも立憲や共産はよもや無いでしょうね。となると国民か維新しか無いような」
森山氏「(立憲や共産に)共通するところがありますかね?ま、そういうことになるでしょうね」
提言:総選挙、国民に一番訴えたいこと
森山氏「日本創生」
井上氏「西欧(フランス、イタリア、スペイン)では、共産主義の政党が政権を取ったことで極右が台頭してきたというのがありました。ですが、日本ではその共産主義が政権を握ったことがなかったので極右が台頭するようなことは今まで無かった」
井上氏「戦前の二大政党制は、相手のミスを見つけて突っついて政権を握ろうとした。本来、政策で競って欲しいと有権者は思っていたのに、揚げ足取りになっていた。ですからのちに別のややリベラルな政党が出てきたことで二大政党制が廃れた」
「立憲の野田氏が保守寄りなので、二大政党制が生まれるのかどうか?注目しています」
先崎氏「議員の世襲制を否定はしませんが、本来、自民党や公明党の議員って、あちこち回る、地に足のついた活動をしていたイメージがあったのに、世襲制だからか、そのイメージが薄れてきた」
先崎氏「先日、公明党さんのある方に呼ばれた行ったのですが、公明党って自民党の後ろにいるような政党と思われていて、本人たちも連立のままで良いのだろうか?と考えられているようです。太田代表の時から、若手があんまり育っていないのも要因みたいです」
井上氏「マニュフェストって言わなくなりましよね?結局、実現できたかどうか?マニュフェストを守れなかったら責められますが、公約だと言い訳ができそうですし、スローガンなんてもっとゆるいですよね」
提言:総選挙で問われるもの
井上氏「保守の二大政党制に向かうのか?」
先崎氏「安全保障」