10/10 BSフジ・プライムニュース
テーマ
止まらぬミサイル開発 金正恩氏の思惑を分析 プーチンに急接近の訳
ゲスト
松川るい 自由民主党参議院議員 元防衛大臣政務官
河野克俊 前自衛隊統合幕僚長
礒﨑敦仁 慶応義塾大学教授
高橋杉雄 防衛省防衛研究所防衛政策研究室長(冒頭)
抜粋
北朝鮮のミサイル
磯崎氏「北はトランプ大統領から制裁解除を得ようとしたが失敗した経験から『もっと強くなければ』と思った可能性があり、だからこそ、これだけミサイルを撃っているのだろうと思う」
磯崎氏「北朝鮮はミサイル技術をハッキングなどで得ていると思う。つまり北みずから開発を向上させている」
反町氏「北に対し日本は厳重に抗議ぐらいしかできていませんよね?」
松川氏「ですから我々が防衛力を上げるしかないと思う。安保理も機能していませんし、経済制裁をかけても北はここまで技術力を上げたので」
河野氏「トランプさんが北に『射程が短いならいくら撃っても良い』と言ってしまったので、北はミサイル技術を向上させた」
河野氏「北朝鮮が5か年計画で原子力潜水艦とSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の保有するという話に疑問符。オーストラリアの原潜開発でさえアメリカの支援が必要ですし、SLBMには原潜がセットなので北が両方を保有できるのか?」
ロシアによるウクライナ侵攻
高橋氏「今回のクリミア橋爆破のロシアの報復が想定より早かったのが気になる。アメリカ軍なら空爆まで72時間かかるのに、ロシアは車や容疑者の特定から空爆まで48時間だった」 反町氏「ロシアがやらせた?(泳がせた)と」
高橋氏「クリミア橋のような特殊作戦は秘密なので、今回の件はウクライナはアメリカに相談していないと思う。アメリカが事前にレッドラインをウクライナに言っていたとしたら、クリミア橋は対象外だった可能性も」
河野氏「私は、事前に米に言っていたのでは?」
高橋氏「10/10のキーウ攻撃では停電、断水といったインフラ設備を攻撃をしてきたのは、これまでよりも1段ギアを上げたように思える。核を使う危険性は今の所ない。また、今回は原発ではなく発電所と思われる」
高橋氏「これまでウクライナではないかと思われる不規則な爆発が8月とかにあった。つまり『ロシアのレッドラインはどこか?』を探りながら爆破をウクライナ側は起こしていたと思われ、今回のクリミア橋爆破でロシアのレッドライン(キーウへの攻撃)がわかったので橋への2回目の攻撃はかなり先になったと思う」
河野氏「プーチンの歴史観は理解できないが、ウクライナはソ連の手違いで独立しただけで、元々ロシア領だというのが彼の考えで、だからこそ戦争ではなく国内の治安問題なので特別軍事作戦だと言っているのでしょうし、橋爆破をテロと言っている」
河野氏「プーチンの頭では戦争ではなく特別軍事作戦と言い、橋爆破をテロと言っているが、戦争を仕掛けたのはプーチンなので、テロであるわけがなく、ロシア軍の士気は下がるでしょう。補給低下も考えられる。大戦のガダルカナルでは日本軍が補給が断たれましたし」
高橋氏「ベルゴロドの爆発が気になる」
2022/10/10 ロイター・ウクライナ各都市にロシアがミサイル攻撃、クリミア橋爆破の報復か
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-kyiv-blast-idJPKBN2R50GL
抜粋
ウクライナとの国境に近いロシア・ベルゴロド州で国境付近で爆発音が聞こえたという情報もある
メール「北のミサイルに対し日本の厳重に抗議するに聞き飽きた」
→飽きた飽きていないという次元の話ではないと思うし、松川氏の言われるように「日本でできることをする」だけだと思う
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