1/26・BSフジ・プライムニュース・独がレオパルト供与へ
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独がレオパルト供与へ 露の反発必至で戦況は 専門家が地上戦を分析
ゲスト
佐藤正久 参議院外交防衛委員会理事 元外務副大臣
渡部悦和 元陸上自衛隊東部方面総監 元陸将
畔蒜泰助 笹川平和財団主任研究員
レオパルト2供与を表明した国の保有状況

イギリス・国際戦略研究所の資料を基に作成
欧州全体で約2000両。
抜粋
佐藤氏「ロシアの戦車は砲塔の周りに弾薬があるから、やられると燃えやすい。戦車は攻撃力・機動力・防御力のバランス。攻撃力や防御力を上げると重たくなる、機動力を上げるなら防御力を落としたり、砲弾のサイズを落とす必要がある」
「現役の自衛官に聞いたところ、ロシアと欧米の戦車だったら、欧米の方が上だろうと。レオパルト2は命中精度が高いし、ロシアの戦車の防御力が不明。以前の設計では人命を大事にしていなかったので、やられやすい、ただロシアのT90の防御力は不明」」
渡部氏「ロシアの戦車は装甲が薄いし、砲塔のそばに弾薬があるので燃えやすい。ますロシアのT72は湾岸戦争でイスラエルのメルカバに大敗したのでT80が開発され、今の最新鋭がT90です」
渡部氏「レオパルト2が強いとされるのは射撃統制装置の性能の高さで、敵戦車を発見したら、あとはコンピュータが計算をし照準を合わせるまでを自動でしてくれ、あとは砲撃手がボタンを押すだけ」
佐藤氏「レオパルト2の最新型は危険。ロシアに鹵獲された場合に。A7はドイツ以外は持っていない。供与に関しては部品も含め整備を合わせたパッケージ仕様として、おそらくA4ではないかと」
佐藤氏「ちょっとぐらい(ロシアに)戦術核(射程500km以下)を撃たれても、NATO(の結束)は揺るがないと思う」
佐藤氏「アメリカもしたたかで、おそらくエイブラムス戦車をそのままウクに供与するのではなく、性能を落とした物を供与すると思う。もしロシアだったら最新鋭が欲しいと思いません?」
反町氏「思う。リバースエンジニアリング(分解検証)したい」
佐「だからそこまで考えて性能落ちした物を」
■渡部氏作成「情報戦の中に、認知戦、影響工作、心理戦」
影響工作とは「ヒラリークリントンを落選させるために、特定の組織が行ったこと」
認知戦とは「プーチンが、ロシアとウクライナは歴史的に見ても兄弟国だと言って、ロシア国民などに訴えることで、認知機能を落とすこと」
プーチンが国内「非ナチ政権を倒す」と話すことがナラティブ。
畔蒜氏「もともとウクライナがソ連時代に入っていたから、今のナラティブ(物語)が成り立つわけで、入っていなかったら成り立たない」
渡部氏「この1つの情報が正しいのかどうか?それを見抜く力を国民の皆さんは養うべき」
佐藤氏「もし日本で有事になった時に、マスコミで報道協定がなされるか?間違った情報で混乱を防ぐために」
渡部氏「情報統制をする組織はアメリカにはない。間違った(偽った)情報を流すわけにはいかないから。ですから、日本も同じで、防衛省や政府においても情報統制をする組織を作ってはいけないんです。(作ってしまうと、意図的に偽った情報を流すことができるから)」
「ロシアの動き」私の提言
畔蒜氏「戦車の輸送経路への攻撃。ロシアが攻撃をしてくるのではないか?」
渡部氏「ロシアの兵器の生産。ロシアは自国内で生産をしているが制裁で困難に」
佐藤氏「岸田総理の2月のキーウ訪問。そして何を持って行くのか?」
メールに対し
畔蒜氏「民主主義と台湾を考えるとロシアよりウクライナの方が大事だが、石油や漁業権の面で日露関係もあるので」
渡部氏「戦車が300台ならゲームチェンジャーになると思う。100台未満だとダメだし、300台でダメならさらなる武器が必要になると思う」
佐藤氏「装備3原則や自衛隊法があるので自衛隊の廃棄品をウクライナに供与はできない。ただ、それでは問題だということで装備3原則を見直す法案を出す予定で、例えば旧式の艦艇でも欲しいという国があれば供与できるようにしたい」
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