1/12 BSフジ・プライムニュースの後半
テーマ:北京五輪へ3週間余り コロナ再拡大で中国は 国交正常化50年の課題
ゲスト
宮本雄二 元駐中国大使
宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹 内閣官房参与
朱建榮 東洋学園大学教授
※内容が高度だったので、聞き間違いの可能性を含みます。さらっと流して下さい
・宮家氏「日中で対話した時に、中国が一方的にしゃべって終わっていたらこれは対話ではありません。日本も言うべきことを言ってはじめて対話です」
・宮本氏「今のまま中国が大国になれば間違いなく、世界から反発を受けるでしょう。中国には覇道ではなく王道、つまり東アジアの大国になりたいのであるならば、国内を統制しつつ諸外国ともうまくつきあって欲しい」
・今後の日中関係について
宮家氏「立場上、したたかな外交としか言えませんが、先ほど清濁併せ吞むと言いましたが、これからは濁を増やさないといけないかもしれません」
・朱氏「日本は米中のバランサーになって下さい」
宮家氏「敗戦した日本は謝罪し、今日まで世界の一員としてやってきた。その日本がバランサーになれるわけがない」
宮本氏「アメリカが軍事演習をすれば中国は軍事演習で対抗する。このような対応の仕方では、仮に米中で対立が激化した時、中国からの信頼がない日本が、米と中国の間に入ること(抑制すること)は難しいと思う」
・アナ「したたかな外交とは?」
宮家氏「清濁併せ吞む。こっちではこうと言っているが、こっちでは別のことを言っていると思いながら対談している。お互いの国があうんの呼吸でやってきたが、私が辞めた後の2010年(尖閣漁船衝突事件), 2012年(中国で起きた反日デモ)の事件を見ていると、過去に比べ中国との話し合いができなくなっている」
宮本氏「中国が変わったのなら、日本も外交のやり方も変えないと」
朱氏「中国も昔に比べ経済力を持ったので、言うべきことは言うという点で、中国も変わって来たと思う。アメリカがコロナ起源説を出す一方で、米国内の調査団を解散した。このように米も国外と国内とで政策を変えている。バイデン政権でも、裏にパイプラインがあって米中対談が実現している」
・反町氏「(2012年)中国で日本企業に対する暴動があったでしょう」
朱氏「それは、かつて中国は日本に侵略された。その気持ちがあるからです」
宮家氏「朱さん、もっと冷静に考えて下さい。もう、そういう考えは止めた方が良いですよ」
※日中戦争を「日本に侵略された」と思っている中国人が多いとのこと。
・宮本氏「例えばアメリカが人権問題などで、何かしら対中政策をしたとしても受け流せる場合があったとしても、日本が同じ政策をするとハレーション(悪影響)が起きる可能性がある。つまり、日本に対する中国の姿勢は違う」
・朱氏「中国では冬季スポーツは遅れていたんですよ。(1998年の)長野五輪の時も中国は遅れていて日本からコーチを呼んで選手を育てた。このように民間の交流はすでにあったんですよ」
→お金で呼んだのかもしれませんが、育成したのは事実。恩を仇で返さないことを願います。
・宮家氏「フリップに”各国の対応”と書いてありますが、外交ボイコットと書かなかったのですか?」
反町氏「書いたら怒られそうだから、止めたんですよ」
→素直