地元テレビ局の取材に応じた、夫婦別姓を望まれているご夫婦の意見の中で
「我々はアメリカで挙式を挙げて、アメリカでは婚姻が認められたのに、日本では婚姻届けが受理されず婚姻が認められなかった。日本の通則法 24条では我々の婚姻は認められているのに矛盾している」と言われたので、調べてみました。
法の適用に関する通則法 24条
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=418AC0000000078_20150801_000000000000000#Mp-At_24
抜粋
（婚姻の成立及び方式）
第二十四条 婚姻の成立は、各当事者につき、その本国法による。
２ 婚姻の方式は、婚姻挙行地の法による。
３ 前項の規定にかかわらず、当事者の一方の本国法に適合する方式は、有効とする。ただし、日本において婚姻が挙行された場合において、当事者の一方が日本人であるときは、この限りでない。
私見
「海外で挙式を挙げ婚姻したことは認められる」とは思います。
ただ結局のところ、民法が「夫婦は同性で」という前提で定義されている以上、婚姻届けが受理されず、生命保険の受取人などになれないなど不都合が生じたままです。
民法を変えない限り、選択的夫婦別姓は困難だと、素人ながら思います。